奈良千春さんのレビュー一覧

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

お・も・し・ろ・い!

こんな面白いBL小説は初めて読んだかも!
読みながら、クスクス笑いが止まりませんでした。
関西弁がいい味出してます。心の中のツッコミが楽しい!
登場人物の一人称で綴られるお話なので、全編関西弁です。それが可愛い!可愛くて面白いです。

作品の内容はというと、バリバリのヤンキー高校として有名な白鳳高校に通う京介とナツがメインのお話で、白鳳を牛耳る(?)最強のヤンキー京介と、単なる喧嘩馬鹿な…

5

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

優しさがいい

いきなり家が火事になるというところから始まります。
帰る家がなく、なんとなく行ったバーでオーナーの櫻崎と出会い、住み込みのアルバイトとして働かせてもらうことになります。
ある日、閉店後にオーナーの櫻崎と飲んでいると、そっと手を取られ、「試してみない?」と誘惑されます。
23歳にして経験のない圭司は戸惑いながらもなされるがままに・・
櫻崎は優しく、無理強いは決してせず、圭司はじっくりとならさ…

1

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

愛ある精神調教

表紙からかなりハードなSM展開を想像してましたが、良い意味で裏切られました。
痛いの、かわいそう過ぎるのはちょっと・・・な自分でも読めたので、本格的なのを期待すると肩透かしかも(笑)

性的なことに淡白だった伏見を、じわじわと調教してゆく加藤。
精神科医だけあって肉体に訴えるのではなく、精神的に追い詰めていくやり方が、頑なだった伏見を麻薬のように堕落させていきます。
調教といっても、とこ…

2

獅子の黒炎 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ウィルネスマート

梶谷の使命はレオン・リーを上海証券のトップになるという説得をすること。
しかしレオンに「俺の条件を呑むなら、お前の要求を呑む」と言われ・・
梶谷にはなんとしても説得させなければならない事情があり、条件を呑むことに。
ここから二人の駆け引きが始まります。

何といっても刺青を入れながら・・するという・・すごかったです!
レオンの痛さを快感に変えてしまう強烈な魅力、荒々しく男らしい姿、その…

2

蛇恋の禊 小説

沙野風結子  奈良千春 

入れ墨シリーズ3作目

前作『蛇淫の血』の続編。
今作は、美大生だった凪斗が岐柳組長四代目を引き継ぎ、様々な困難に立ち向かっていく様を描いています。


前作に比べ事件の悲惨さとH度が格段にアップしました(´`)
凪斗に待ち受ける事件は本当に『ちょっとやり過ぎなんじゃ…?』という位不幸なものが多く(実際やり過ぎです)途中から萎えてしまいました。

しかし凪斗と角野の強い絆、仲間との団結は読んでいてとても素敵でした。
途…

4

コイビト恋人変人 小説

鳥丸チイコ  奈良千春 

なぜかおもしろい

おかしなタイトル、奈良氏のイラスト、中をパラパラしたら関西弁、つい手を出してしまいました。学生とかヤンキーとかあんまり興味が無いのに・・・でも、おもしろかった。

各章が登場人物誰かしらの一人称になっていて、斬新な仕立てです。主に受けのナツ目線、攻めの京介目線で語られますが、どういうわけかモヤシメガネ目線の章もあります。

何のことは無い、ケンカに明け暮れる同じ高校のヤンキー仲間が、なんだ…

0

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

フェロモン出過ぎ!

 世は、草食男子なんてものがあふれている時代。
 ほんわかした草食系のBLも大好きなのですが、この斑目を見ていると……「そうよ! 男はこうじゃなきゃ」と思います。
 なんでしょう、このフェロモンは。
 もっとやっちゃって~となるのですが。

 攻めの斑目がフェロモン垂れ流しですが、受けの医師坂下も魅力的な男です。はきだめに鶴、ならぬ軍鶏。ただ綺麗なだけではありません。お人よしだけど、芯の…

8

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

人情ストーリ-

主人公2人の関係ありきですが
どこか人情味重視なストーリー展開に好感が持てました。
美形なのにそれを重視せず仕事命な受も同じく好感が持てます。
そして皆様がいわれてるようにフェロモン全開オヤジがするおイタがいいですよねWW
そのむき出しっぷりに惹かれました。

3

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

お、お、面白かった…………!

高校の元後輩で今はカローラに乗るやくざの兵頭と、検事から弁護士そして今はなんでもござれの交渉人の芽吹のシリーズ、待ってましたの第3弾です。でましたー♪そして朗報です。まだシリーズは続くようですよ!やったーーーーーっ!
そして後書きで書いてあるように『交渉人は振り返る』ということで、今回は芽吹の弁護士時代の過去にまつわる話、「人を信じる」を信条にしている芽吹という人間にぐぐっと迫ってました。

7

交渉人は振り返る 小説

榎田尤利  奈良千春 

二人の関係は公認なので、

ヤバイ、私の頭の中で、芽吹は平川声、兵頭は子安声でしゃべる。なんていいんだ!

で、シリーズ3作目。今回は振り込め詐欺がらみのお話です。
それにしても芽吹さん、あなたどれだけ無謀なんですか。
私だって“電話を切らないで・・・”のあたりでこりゃヤバイって気がつきましたぜ。
さらに、濃いエスプレッソですよ、飲んじゃダメだって。

で、どこがヤバイって、もうどうしてもラリった芽吹さんの生声…

5
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