麻々原絵里依さんのレビュー一覧

蜜色エトワール 小説

市村奈央  麻々原絵里依 

バレエにはBLがよく似合う

麻々原さんの挿絵とバレリーノが主人公という設定に惹かれて
手に取った初読の作家さん。

蜜色といういかにもな甘いタイトルとはちょっと違って
適度に硬めでクールな文章に好感が持てる。
キャラクターの設定やその行動とセリフ、
バレエの描写も読み応えがあって自然で、
個人的にはかなり気に入って読んだ一冊だった。

            ☆

フランスで生まれ、10歳からオペラ・ガ…

15

蜜色エトワール 小説

市村奈央  麻々原絵里依 

魅惑のバレエBL!

ガルニエ宮(パリ・オペラ座)のバレエ団をやめ、日本へやって来たナオキ(受け・21歳)。
そこで、母のバレエ団に所属するダンサー・清親(攻め・21歳)と出会い…。

ストーリーは、挫折経験のある天才同士が互いに高め合うことで弱点を克服し、愛も深めていくというもの。
真面目にストイックにバレエに取り組む二人を応援したくなる、シンプルながら大変引き込まれる展開です。

幼い頃からバレエ一筋に…

17

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

一途なロマンティックはお好きですか?

地方の城下町の若様(旧藩主の直系の三男坊)に、小学生の時に(それも転校で2年ほどしか一緒の学校にいなかったのに)見初められてしまった主人公が、子どもの頃に適当にいった約束などすっかり忘れて、就職のため町に戻ってきたら、相手はその約束は果たすべく着々と努力をしていて、そのアプローチに辟易としながらも、その人間的魅力にに惹かれていたことに徐々に気づいていくお話。
若様がいろいろスーパー過ぎて、この一…

7

デートしようよ 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

女系家族の男子は大変

年下のぼんくらイケメンと女装が似合いすぎるオカン系肉食男子の幼なじみラブ。
紘斗の怒濤の脳内妄想とトークが楽しい。
さすがに女系家族内で鍛え上げられただけのことはある感じ。

幼なじみ物の王道設定の、お互いに子ども過ぎて最初のきっかけを掴み損ない、ズルズルとすれ違ったまま無駄に年月を過ごしてしまうが、実は両想いで、めでたしめでたし、っていうお話。
女装しての練習デートってのも、よくある設…

4

若様のヨメ 小説

久我有加  麻々原絵里依 

攻め様のキャラ勝ち!

表紙で時代物?と思ったのですが、現代ものです。この表紙にストーリーがぎゅっと凝縮されています。

小学生の2年間住んでいたことのある地方都市の市役所に勤めることになった光(受け)。
光はその小学生時代に同級生の兼城(攻め)に「嫁になれ」と求婚された過去があります。
昔の話でもう忘れているはずと思っていた光は、結婚の準備万端で待っていた兼城に振り回されます。

この土地で昔はお殿様とされ…

13

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

終わりの澄人さん

澄人さんのキャラはBLだから可愛く見えるんだろうな。

庭師が勝手についてきた澄人さんを平手打ちしちゃうシーンがあるんだけど、えっ?叩いちゃうの?って感じでした。
わがままで頑なな澄人さんにわからせるためなのかとも思うけど。

澄人さんは叩かれてどんな気持ちだったんだろう。
「両親にも叩かれたことないのに…」って感じだったんだろうか。
庭師に叩かれて嬉しかったのかも。

澄人さん…

4

茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

続 澄人さん

お風呂上がりの澄人さん、艶があって麗しいです。
そこで「好きなんだ」と言っちゃうわがままな澄人さんが可愛い。
わがままだと言っておきながらも「わかっているよ」と言う彼が素敵です。

仲睦まじい二人に拍手したい。

二人は喧嘩をしていたんですね。
小説を読めばもっと詳しく分かる?
あー小説を先に読むべきだった?

彼を求める澄人さんが可愛い過ぎます。

彼が言うように澄人さん…

3

茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

澄人さん

とても可愛い澄人さんです。
澄人さんの性格が羨ましいくらいです。
そんな、綺麗な心が私も欲しかったですよ。
事故で両親を亡くしてしまった澄人さんですが、どんな両親だったのか知りたいですね。
さぞかし素敵なご夫婦だったんだろうとは思います。


次があると知りホッとする澄人さんが好きです。

庭師の彼が澄人さんを抱き締めて眠るシーンが好きです。

執事の波多野が千里眼でも持って…

4

デートしようよ 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

いや~、いい年下攻めでした。

小林典雅せんせのお話、やっぱ私の好きツボを激しく押してくださいます。

ハイスペックイケメンなのに奥手のワンコ年下攻めだとか、世話焼きおかんでちょっとHな肉食系隣のお兄さん受けなんてご馳走です。はい!
そして何と言ってもお互いが大好き過ぎるのもポイントが高い。
えらい遠回りをしてくっついた二人ですが、その後の展開(書き下ろし【見合いするなよ】)も可愛らしいものでした。

イラストの麻々…

5

狼の見る夢は 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

補足込みの盛り上がり

前作でああ来ておいてこう来るかと言う三冊目。
暫しとっつきにくい感じはありますがページを
進める内に馴染んできて速度が上がってくるのは
毎度の話。
随所にさりげなく米国という国の中で人々がそれぞれ
どの様な立ち位置にあるかという事を囁いて
くれますのでそこさえ飲み込めれば読み易いでしょう。

入り込み易い要因としては麻々原さんの挿絵の
存在もあろうかと。
ただ一点難を言えば、筋…

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