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50/65(合計:647件)
麻生ミツ晃
葡萄瓜
通奏低音としてあるのは典型的な「普通の人」の悪意。 それを一切ひよらず研ぎ澄ませた上で、悪意の中に 潜んだ弱さを表に引きずり出して逆転劇を構成する。 その合間を縫ってきちんと向かうべき所に向かったから こそ実った想い。 フィクションとして読める様に演出された要素は、 実はさり気なく日常に転がっているものかも知れない。 劇的ではないけれど、相応な悪意をはらませながら。 そしてそれ…
真崎ひかる 麻生ミツ晃
麗音
ネタバレ
いいですねもふもふ。もふもふシリーズではないんですが… 人外やもふもふ系は得意分野ではないので真っ先に手を出すものではないのですが、好きな作家さんで表紙絵が素敵だったので手に取りました。 タヌキ族の当主の次男佳寿が、郷の水不足解消のために仇であるキツネの一族の当主の家に忍び込んでこっそり無断で水を呼ぶアイテムを借りてくるというミッション。 なんですが、化けるにもイマイチな能力の佳寿がなん…
佐々木禎子 麻生ミツ晃
佐々木禎子さんの作品はこれまで横暴なヤクザとかマフィアが出てくる物しか読んだことがなかったので、とても新鮮でした。 あとがきでご自身で書きたいものを書かせてもらった、とおっしゃっているとおり 一風変わった作品です。 目が覚めたら八年経っていたという気持ちは一体どういう気持ちなのでしょうね。 事故か何かで長い間眠りについていた間に…という小説はいろいろありますが、外傷性遷延性意識障害…
聖っと
麻生ミツ晃先生を「病みBL」に連載されていた作品で知り、そしてスイートビターキャンディーを購入しました。 全作品を通して思ったこと→表情の移り変わりが印象深い。 特に泣き顔。無→泣や無→喜、ただ淡々とした流れの中で瞬時に変わるのではなく徐々に…気持ちがじわじわと溢れ出している様が感じられました。 ストーリー的にはよくある話なのかなと思いましたが川口(受)がなんとも表情豊かというか…相手を好き…
佐田三季 麻生ミツ晃
怖い話でした。 高校時代に好きだった笠井に告白したことが許せなくて、告白した相手を『ホモ』といじめて不登校にまでした遠藤。及川がかわいそうで、即座に嫌いになってしまった。 そんな遠藤も実は笠井が好きだったんだと10年たっての告白、そして病的なストーカーに。 あまりの執着ぶりに、一度だけだかれてやるから忘れろとは思い切ったことを… 当然、一度だけなどどいう約束は反故にされる。暴力的な行為の強…
朝丘戻 麻生ミツ晃
那智子
幸せである定義とは、何だろう。 二人がくっつけば、思いが通じれば、相手のことを思いやることが出来たなら。 みんなそれぞれ自分の中のハッピーエンドがあると思います。 私の中でのハッピーエンドは、想いあってずっと傍にいることでした。 しかし、朝丘先生はそんな甘っちょろい価値観をそれをいともたやすく打ち砕いたのです。 正直に言えば、くっついて欲しかった。 二人でなんてことない日常をまった…
かえっちょ
面白かったです! しかしこれを、例えば15年前に読めたとしたら、もっと感動したのではと思ってしまう自分がいます。 どうも設定とか描き方に古めかしかを感じてしまって、集中しそこねてしまったんですよね。 他の方もおっしゃってますが、 まず企業であんな中傷メールが一斉配信されるのは異常です。 今時そのような私用メールが上に発覚したら、配信元に対し即行何らかの沙汰があるはずなんですけど、そん…
yoshiaki
◆あらすじ◆ オーナー企業である箕輪物産に勤める真木唯行(まき ただゆき 32歳)は、オーナー一族で常務の息子・須藤章成(すどう あきなり 28歳)の目付役を任されますが、真木がゲイであることを知った須藤は、興味本位で彼を脅して関係を強要してきます。 須藤の父親が息子を有力者の娘と結婚をさせたがっていることを知っている真木ですが、もともと須藤に惹かれていた彼は須藤に抗えず、体の関係に。やが…
koyori
この作品ほどみなさまのレビューに助けられた作品はございません! 怖い、痛いとおっしゃいつつ、みなさま高評価! ほんとに?なんでこんなに神率高いの?? と、ビクビク読んでみました…。 別に重いの嫌いじゃないし、執着ものもどっちかっていうと好きだけど…これ…半端ないですよね?? し、し、しんじゃうよ((((;゚Д゚))))))) ここまでやったらダメでしょ! と、思いつつも受けと同じ…
sese
絵がちょっと苦手かな、と思ったんですが設定が好みだったので手に取ってみて大正解! 最初はよくあるリーマンBLだと思ったのですが、キャラの動きやストーリーの運びがとてもリアルですごく引き込まれました。 始終「一体どうなるんだろう?」とドキドキしながら一気読み。 BL漫画でこんな感覚はちょっと久しぶりかもです。 他の方も仰ってるけどまるで小説読んだみたいにどっぷりと浸れました。 須藤が子…