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明治カナ子
花の名前
ネタバレ
明治さんらしく、じめっと一発かましてくれる短編集。 雨の日にひとりぼっちで読むのがお勧め。 表題作2編のオヤジも可愛くなくって素敵。 一癖の二癖も隠し持ってるオヤジにとことんはまり込む大学生。 いいじゃないですか!(笑) 境界線を越えないように、超えないように、 いつの間にか二人ともお互いそれを超えてるのに気付かない。思わずにんまり。 「ベス」 一番怖いしじめっとパンチがき…
tikotiko
絵柄もお話も個性的です。 全体的に薄暗いというか…しっとりしているというか。 好き嫌いが分かれそうですが、私は好きです。 オヤジが多く登場するので、オヤジスキーさんにはオススメです。 お気に入りは「ベス」 飼い犬を亡くしたオヤジと飼い犬のフリをする青年のお話。 だんだん犬になりきる受けが可愛いです。 ラストはちょっとじーんとしました。 「こんこん」も好き。 身体が戻ってか…
子助
オヤジ攻め作品が多い一冊でした。 自分では オヤジ=受け というイメージだったので、身体が拒否反応を起こしそうになりましたが、楽しい作品ばかりです。 中でも『こんこん』がお気に入りで、 体を取り替える話。 取り替えてでも、っていうのがよかったです。 その作品中の、『一度でいいから君に愛されたかった』というセリフが特に好きで、 すごい切なくなるお話です。 …
表紙で3Pものかしら・・・と敬遠されている方に朗報です。 このお話はちらっと3Pですがきちんと総さんと啓二くん、二人の物語に仕上がります。 最初のころの3Pのシーンも3Pっていうよりも受けが二人に可愛がられてるって 感じなので一夫一夫主義の方にも受け入れてもらえるんじゃないかな? 各所で出てくるフィストだったりピアッシングだったりのSMシーンは見てる方は痛いですが されてる啓二くんの…
巷にある「兄弟ものBL」は完全に「男」として受けや攻めを見ているけれど この話の中には確実に「兄弟愛」としての要素も含まれていると思う。 谷口は完全な「破壊者」という無駄な愛情のない割り切ったキャラクターとして 存在しているので読んでいていっそ気持ちがよい。 陸や潮の感情が大きく動くのは「うつしみの手」なのでもし買うときは 2冊一緒に購入することをお勧めします! むしろこの巻だ…
むつこ
兄と弟の、近親相姦なドエロストーリーでした。 近親相姦なのに、それに対する忌避感は感じなかった(いつもなら微妙に感じてる)。それは、作中人物に、そこに対する葛藤がないせいだろうと思った。 兄は弟を愛し、弟は兄を慕う。 でも弟は潔癖症で(母親のせいなのだ)、一度眠ったあと起き出して、「これは夢だ」と暗示をかけてからしか兄とセックスできない。 兄は弟を慈しんでいるが、「夢」のなかでしか抱けないことで…
葡萄瓜
潔癖症の余りに夢遊状態になると淫猥になってしまう弟と その欲を鎮める兄。 そして、兄弟の欲を鎮めるという名目で二人の体を貪る男。 下手に描いたならそれこそ陰惨さしか漂わない物語ですが、 兄弟それぞれの葛藤を描き足した事によって、物語に別の 色合いが加わり深みが増しています。 エロくて可愛くて、そして清潔で少し痛いです。
やっぱりラストを読むと非BLではないかなと思わされる作品。 母親というある意味愛情の象徴である人を恐れて 食卓を囲むのを拒否していた陸が 形ばかりだった「家族」という箱を抜け出して 新しい場所で自分にとっての本当の「家族」を手に入れる。 ある兄弟の成長の物語としても読めるとおもいます。 本当においしそうにご飯を食べる陸と潮を見ることができてよかった。 虚を受け入れて現実に帰るのが…
ボーイズラブに於ける性行為とは、こんなに 痛々しいものだっただろうか、とふと思って しまう一冊です。シリーズ前半を納める 『リアル1/2』と併せ読むと更にそう思えて くるでしょう。 代償行為としての性行為が展開される中、 得るべきものをきちんと得た人もいれば得る 事の出来た筈のものを逃がしてしまった人も います。その機運の善し悪しを渦中にいる その時にではなく、過ぎ去ってから…
乱菊
前作「三村家の息子」の続編。 敏夫の目線で進んだ前作に対して、今回は弓視点となる。 兄に強烈なコンプレックスがあるが故に、親友の敏夫とホモの兄がただならぬ関係だなんて、絶対に認められない!という、初めは恐らくそういった理由から、弓は敏夫に目がいったのだと思う。 しかし読み進めていると本当にそれだけ?と問い質してやりたくなってしまう部分も多々ある。 嫉妬と依存と我儘が、弓を敏夫に執着させてい…