蓮川愛さんのレビュー一覧

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

山を乗り越えると

そこはもう、元の場所じゃない。

慈英の記憶さえ戻れば、元通りの生活に戻れると思っていた臣。
ところが、事はそんなに単純ではなくて、臣の記憶だけを失っていた間の事を、臣は、そして何より慈英はしっかり覚えています。
そのことに加え、慈英にはアメリカのエージェントとの問題も持ち上がり、二人の間には微妙な距離とすれ違いが生まれてしまいます。
そんな微妙な緊張感のただ中に、三島がある人物を預かっ…

2

教皇の花 小説

橘かおる  蓮川愛 

狡賢い人が勝つのです

作者さんが橘かおるさんでどう見ても花嫁モノ。
絶対進んで手に取らない自分がなして?というと、ちょっと疲れ気味だったからですw
やはり、思った通りの健気受け、男前のちょい腹グロ攻め、エロエロ調教はなしの、割とまっとうなモノだったと思います。
こうした物語の時は、どうにも脇役でちょっと悪役設定になっていた人が気になりますw
だって、主人公達はラブラブのアマアマなんですもんね♪

舞台はなん…

3

守護者―ロッセリーニ家の息子 小説

岩本薫  蓮川愛 

なんだこの可愛らしさ・・!!

ロッセリーニシリーズで一番好きなカップリングです。
2人の兄に溺愛され、天真爛漫・無邪気に育った末弟と堅物従者のお話。この設定だけでも萌えが見え隠れしてかなりの垂涎もの。20歳にしては言動や行動が幼くどうかとも思ったりもしましたが、「おしゃぶりハウス」の件でかなりウケたので、それはそれで萌えを増幅してくれる要素にもなりました。
可愛らしく、(精神的に)幼い主人公がいままでしたことのなかった生活…

1

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

長いシリーズ、山あり谷あり

読む前に悪い評判を色々仕入れていたので、過剰な期待も無く読めました。

私はヒトツは「男の娘」としては読まず、性を超越した存在として見てました。
あ、でも、ヒトツと浩三さんのラブラブ振りには萌えました。
浩三さん、もう嫁にもらっちゃえよ(笑)

慈英のグダグダも、臣のみを価値基準とする閉じられた世界から一歩踏み出して大人になる過程、臣をもっと幸せにしてくれる為の回り道だと思い、我慢しま…

2

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

男の娘。。。うん。。。好きな方には。。。

今回は先生が念押ししてラブラブじゃないよっておしゃったのでラブラブは期待しませんでしたが、三島とか男の娘とかが突然割り込んでしかも宗教の話になるのが好みハズレ。。。というか、全然受けつけないネタでした。
あと書きに担当が男の娘について熱烈に語ったと書いてあったが。。。うん?って思うしかありません。。。担当ね。。。
しかも男の娘に対して美しいだとか微笑むだとか描写が多すぎのと、超能力だとかの話ま…

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花嫁は三度愛を知る 小説

愁堂れな  蓮川愛 

花嫁は三度愛を知る

展開的には「花嫁は二度さらわれる」と、そっくりだったように思ったけど、想いが通じ合ってからの二人が見られてうれしかった。でも、本編ではラブラブなシーンが少なくて、二人のラブラブっぷりが番外編でしか見れなかったのが、ちょっと残念だったかな。でも番外編のおかげでラブラブな二人が見れて満足。

怪盗のローランドの恩人である、おばあさんがローランドに「いい友人がいることがわかって安心した」って言ったの…

1

花嫁は二度さらわれる 小説

愁堂れな  蓮川愛 

花嫁は二度さらわれる

二人の関係が唐突に進展してしまったように思ったけれど、作中の「微睡む花嫁」を読んで初めて、キースの気持ちがわかって、キースが涼也に、ほとんどヒトメボレだったんだなあって思った。それだったら、涼也がクスリを使われて、火照る身体をもてあましていた時に、涼也を抱いたキースの気持ちもわかるような気がしてよかった。

2

たおやかな真情 小説

崎谷はるひ  蓮川愛 

評価しづらい

記憶を取り戻した慈英がどうして臣に対してぎくしゃくしてしまうのか疑問だったんですが、なるほどアインという女が持ちかけた慈英の海外進出の話が原因だったんですね。

記憶を失った時に何も分からない慈英のため、身を引こうとした臣。
そんな臣だから慈英の海外進出の話を知ったら、きっとまた自分のために身を引いてしまうと恐れてしまう慈英。
慈英が長野にいるのも全部臣のため。
臣が思っているよりずっと…

1

グレイ・ゾーン 小説

久能千明  蓮川愛 

評判どおりの面白さ

面白いとの評判で、いつか読もうと思っていて、最近やっとなんとなく手にとって読み始めたら、読み終えた途端すぐに次巻を読みたくなりました。
評判が良くても、自分の好みからは外れる事も多いBLですが、お気に入りのシリーズのひとつになりました。ハードカバーで読むBLも新鮮で良かったです。
とくに、由利のキャラクターが良いなぁと思いました。飄々としていてとても魅力的です。
次巻は彼の物語ということで読…

1

ボーダー・ライン 小説

久能千明  蓮川愛 

全てはここから始まった。

「グレイ・ゾーン」シリーズ2作目となるこの「ボーダー・ライン」
時系列的にはこちらの方が先で。
グレイ・ゾーンで謎の相棒だった由利とその想い人・真行寺との始まりの物語。

空を見上げていた真行寺は視線を下ろしたその先に一際目立つ男を見つける。
奇抜な衣装に身を包んだ綺麗な男・由利潤一郎。
彼はひと目で真行寺を気に入って、何かと追い回すことに。
一方、真行寺は元同僚で唯一の友人とも呼べ…

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