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松雪奈々 小椋ムク
橘盾
ネタバレ
タイトルから推測した通り、淫魔シリーズです。 淫魔2にちょっと出てきた小動物系・佐藤くんが、疫病神に憑かれます。 本編の美和に憑いたのは淫魔→おみくじで「色難」とあれば嬉しくなりそう。 でも、本作の神様は、絶対憑いて欲しくない厄災オンパレードの神様でした; ただね、淫魔オヤジとはルックス他・正反対でして、これはこれで見てみたい^^ 細身長身にキレ長の涼しい目、黒いスーツに敬語使いの執…
石原ひな子 小椋ムク
ココナッツ
スピンオフ作品ですが、こちらしか読んでいません。 探偵とありますが、探偵色はかなり薄いです。 受けの朋宏は人狼の血が流れていますが、長らくその事実を知らされていませんでした。 犬嫌いになった原因である子供の頃の大きな犬は母だった!本人ガーーン!て感じです。 攻めの山野辺も人狼で、探偵事務所の所長さん。 飄々として掴み所がなく、そしてフェロモンムンムン。 いつも朋宏にガミガミやら…
一穂ミチ 小椋ムク
最初、「旅先で一夜を共にし、置き去りにしてきた相手だった…」というあらすじを読んでかなり読む気が失せてしまいました。 しかし、大好きな一穂作品でしたし、これまた大好きな攻め視点でしたので「えい!」と大袈裟でなく勢いをつけて読み始めたのですが…… 良かった! 食わず嫌いしなくて本当良かった!という実感です。 攻めの清坂は38歳の砂糖を扱う商社マン。 イギリスへ赴任していましたがこの度帰…
小林典雅 小椋ムク
わたしの初・小林作品です。 小林さんの作品導入にはもってこいかもしれません。 小林さんの書かれる世界観がわかりやすい形で描かれています。 わたしは攻め視点が好きなもので、こちらの作品は攻めと受けともの視点で読めますし、何よりHもしっかりあるのに笑える!のが二度美味しい。 受けの結哉はお隣さんの仁に片想い中のゲイなのですが、とても性格が良いのです。 わたしだったら先輩(受けの協力者…
朝丘戻 小椋ムク
marun
この作品はサイト掲載作で後にコバルトで文庫になった作品だそうです。 相変わらず切なさと登場人物の心理描写が大変緻密だなと感じますがやはり個人的には この繊細で切なく苦しみながら成長していくBLと言うより同性愛ときっちり 活字にした方がしっくりくる作品は苦手であります。 BLにファンタジーを求め、読み終えた後にすっきりしない作品は内容が良い悪い 関係なくやはり楽しめないのが本音。 こ…
茶鬼
アキが恋人と別れたと話し、とうとう本当の恋人になれたその時。 その直後、すぐに二人は引き離されてしまうのですが、その一瞬の蜜月の時間に思いだした美里がアキに恋をした瞬間のエピソード。 本編ではさらっとしか触れられてないエピソードですので、この話があることにより、より一層美里のアキへの想いの始まりが明確になります。 やっと恋人になれて抱きあった後、美里はアキが前足に怪我をした猫の絵を見せて…
高校生と家庭教師の大学生の苦しい恋のお話。 一読目、勢いで一気読みの時点では切ない片想いが、添い遂げられない結末が切なくて切なくてとても苦しかった。 そうして、心を落ち着けて読みかえすと色々見えてくる。 作者さんがあとがきで書かれたこの本で描きたかったテーマ「恋・同性愛・愛」それは間違いなく描かれている。 高校3年生の美里についた家庭教師は絵を描いている大学3年生のアキ。 彼の絵…
凪良ゆう 小椋ムク
むぼち
「痛い」本を、評判が良いから、と手を出してみては、話が面白くてもやはり合わないなとがっかりすることが多かったので、この本はかなり迷った末に読みました。 面白い上に、「痛い」内容でも、主役二人が相手にいやがらせをしたりするような痛さがなく、気持ちよく読めました。 これをきっかけに、凪良先生の本で、まだ読んでいない本も全部読むことにしました。 現在絶版の本も、来年新装版を出されるそう…
崎谷はるひ 小椋ムク
かちゅ
前作は、ややさんの絵で読んだのですがそちらはサツキ!ってイメージがぴったりで今回はムクさんの謙ちゃんがかなりぴったりでしたー。 すんげぇ甘い(笑)今回は痴話喧嘩から始まりまさかの大げんかに謙ちゃんがインポテンツになるという悲しい事件が(^ω^) 謙ちゃんの嫉妬とオタク的追求心からの食いつきとはいえ元彼っぽい相手をわざわざえぐりださんでも、、、 ヤキモチからの痴話喧嘩でサツキも神経がボ…
雀影
あーーーー 読んでいる最中も、読後感も、 頭の中をこだまするフレーズは ・・・・・・・・ああ・・・朝丘戻。 モノローグで語られる、十希の想い。 文章的にはとっても切なきれいで、 文章からきれいな映像イメージがキラキラサラサラあふれ出てくる。 テーマが絵画だし、この絵画的な世界は、それはそれで素晴らしい。 で、そんな映像世界に酔っている分にはいいんだけども、ふと、…