山中ヒコさんのレビュー一覧

初恋の70%は、 コミック

山中ヒコ 

みずみずしさを、隠さない。

王道の学生BLでした。
ただ、王道といっても矛盾点なくすんなり「かわいいなぁ」と
思えるBLは久しぶりでした。

表題作の「初恋の70%は、」は
主人公の春日部くんがだんだんと杉山くんに恋していく、という内容なのですが、誰もが感じたことのある恋の芽生えをよく表現しているなと思いました。
いつでも頑張る人はきらきらしているし、男だから好きになったわけではないんだなぁ…。しみじみ。
男な…

1

500年の営み コミック

山中ヒコ 

色んな気持ちになれる作品(ネタバレ)

主人公の山田寅雄(受け)はニュースで自分の恋人が亡くなってしまったとこを知って、飛び降り自殺をしてしまうんですが、起きたらそこは250年後の世界で自分は生きていたのです。
彼の隣にはアンドロイドヒカルBがいて、事情を聞くとなんと親が自分を冷凍保存をしたのでした。しかもそのヒカルBは彼の亡くなった恋人に似せて作られたアンドロイドでした。
しかしヒカルBは似せて作られたのにあまり恋人に似ていないん…

6

涙三滴、薔薇の花びら コミック

山中ヒコ 

何度でも心震える。

『王子と小鳥』後日譚。

本編の最後のその後、涙を堪えて日々を過ごすスズキのもとに
彼を逃したことで自ら受けた謹慎が解けたハーリドが訪れる。
その再会までの経過を、侍従のハッサンの目を通して描いた一冊。

コミックより大判の薄い一冊。
心に思いを秘めながら、日々公務をこなし続けるハーリド。
その彼の堪え忍び続けた成長を見守り仕えてきたハッサン。
貧しさと寂しさに歯を食いしばって過…

9

500年の営み コミック

山中ヒコ 

500年の恋

泣けると評判でしたので、どんなものなのかと買ってみたら読んだ後、本当に涙が流れて…感動作品です!
500年という長い長い恋愛が本当に切ないのに、所々可愛くてほっこりします。

2

ギブズ コミック

山中ヒコ 

全然読み取れなかった…

「500年の営み」と「王子様と灰色の日々」(非BL)で心掴まれて、安心して手を出した山中ヒコさんの3作品目ですが、こちらはどうにもこうにもハマれず。
何度読んでもストーリーがさらさらと頭を通り過ぎてってしまいます。

その一方で、引っかからなくていいところには幾つも引っかかってしまって…
中でも一番分からないのは、原田のようなキレ者タイプのヤクザ男が田中の命乞いを他人にするという行動の矛盾…

1

ギブズ コミック

山中ヒコ 

givesという意味

裏切りと贖罪、そして赦し…が、テーマになっているように思います。
…途中、組関係の相関図に「?!」ってなってページ戻しまくったりしながら読みましたw
「え?そっちなの??マジで?!」的どんでん返し。

年下攻めです。
たまに敬語じゃなくなるところが堪りません(*´艸`*)
んでもって始がポソッと欲しいもの言ったら速攻購入www
打ち出の小槌っぷりが素敵ですwww
始からキスされただ…

6

500年の営み コミック

山中ヒコ 

萌えなかったです、すみません

数々な高評価の上に「しゅみじゃない」とはなかなか言いづらいが…
でも本当に萌えなかったので申し訳ございません。

********
個人の好みが偏っているので、
この作品を愛している方には少し失礼な言い方もするかもしれません
********

未来世界を舞台としたアンドロイドと人間の恋。
純愛とか切ないとか色々なレベルが貼られているかもしれませんが、
私的には、その恋人の死で…

2

丸角屋の嫁とり コミック

山中ヒコ 

恋・愛・人情

まずはこちら、表題作を読み終えてすぐに本を閉じました、そのまま先に進めなくて。自分はよくこれをやるのですが、通して読んでいたら評価も変わっていたかもしれない。気持ちとしては、表題作と同時収録作それぞれに神をつけたいです。一冊にこんな作品が二つだなんてちょっともったいないなぁ。同時収録作のほうが少し長いですよ。ちなみに後半の作品を読んだのは2日後でした。※以下、ネタバレあり

表題作『丸角屋の嫁…

7

いつかお姫様が 小説

久我有加  山中ヒコ 

乙女系とは違うような

とっても素敵な表紙イラストに強く惹かれて購入しました。

「お姫様」というのが主人公である佐山を指しているのはあらすじから分かるのですが…。「お姫様」、「乙女系」、(攻から見て)「可愛い」などのキーワードが最後までしっくり来ませんでした。ノンケで、中身が乙女ってわけでもないしお姫様願望があるわけでもないのに、同い年の男子にお姫様扱いされてひかないのって…そういう素質があったということなんですか…

1

エンドゲーム 2 コミック

山中ヒコ 

忘れられない一冊

山中ヒコさんの作品はどれも大好きですが、中でも一番好きなのがこの作品です。
現実的にはちょっとありえない展開だったり登場人物の考え方だったりしますが、それをすらすらと読めてしまうのは、ヒコさんの描く「間」がとても上手いからだと思います。

とにかく一度何も考えず読んでみると、思わぬところで胸がツンと来ます。犯罪とかそういうことはいろいろ抜きにして、登場人物たちの心情にだけ焦点を当ててみると、…

5
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