海野幸さんのレビュー一覧

家計簿課長と日記王子 小説

海野幸  夏水りつ 

お金を使う事と恋は似ている?

必要最低限以上にお金を使うことに罪悪感を覚え家計簿をつけるのが趣味の34歳ゲイの購買部課長・周平が主人公。
住んでいる寮に火事があり、ちょっとだけ脳内彼氏に想像した社内でもイケメンで王子(女性を喰いまくると言う噂からもしくは黒王子)と呼ばれる営業の伏見とルームシェアすることになったのが物語の発端。
電気やテレビの付けっぱなし、ドライヤーのコンセントの抜き忘れetc...そんな自分との生活の違い…

7

カミナリの行方 小説

海野幸  南月ゆう 

独りぼっちの攻めが初めて得た感情

大型のイノシシや獣がいる時代のお話で、その獣から人々を守る為に出来た守り人。
小さな村には受けの草弥と幾分年下の守り人が村を獣から守っている。
そこへ現れた赤猪、旅人が襲われていると駆け付け、その人に自分が守りからと
云いながら必死で戦い追い払うのだが、なんと助けたと思った相手は都の守り人。
それも都の守り人組合が下・中・上といる上級守り人よりも更に上の四神格と呼ばれる
最高位の守り人の…

4

カミナリの行方 小説

海野幸  南月ゆう 

守りたいもの

海野さんのファンタジーものは、とても素直でわかりやすいですね。
この作品もとても表現したいものが明確で、その目標に向かってまっすぐとお話が展開されるさまがいっそすがすがしい。
ひねってない、複雑にしないというのもシンプルです。
鎧・具足・太刀など、時代設定は昔ながら、カタカナ語がないだけで口調は現代風だし、イラストも。
変にかしこまらなくていいフランクさが見えます。

森に囲まれた山あ…

4

カミナリの行方 小説

海野幸  南月ゆう 

お前がいなくなったら俺の守るものがなくなるそうです(^-^)

ファンタジーものです(^-^)。
守られたいと望み、守りたいと望むそんな話です。

山間にある森の奥にある小さな村での話で、山には獣が住んでいて、狼や猪、そして太古の昔から山を司ってきた人より大きな獣…その獣から村を守るべく組織された集団を『守人』という。

草弥(受)は、村の守人であり、守人の年長リーダとして獣から村を守ってきた。しかし、村の付近で珍獣の雷狐が出没し、都から最上級の守人…

4

愛のカレー 小説

海野幸  上田規代 

年下しっかり者受!

 夕食のカレーを作る大学院生の啓太の家のチャイムが突然、鳴らされた。
 田舎育ちの啓太が何の警戒もなく扉を開けると、そこには見ず知らずの男の姿があった。
 男は、盛大なお腹の音を鳴らすと、啓太に「何か食べさせて欲しい」と頼んできた。
 啓太が仕方なく、作っていたカレーを差し出すと、十人前を食べてもまだ、お腹を鳴らしていた。
 よれよれのその姿からは想像もつかなかったけれど、啓太のカレーを貪…

1

黒衣の税理士(2) 小説

海野幸  麻生海 

続編を期待します!

つい最近はまったのですが、、これは続編を期待してもいい?

やーさん×税理士です。ワーキングBLですね。
一巻がなかなかに素敵で、二巻はまず表紙にやられました。素敵!
中身はやーさんやーさん税理士睡眠不足やーさん。
いや、こんなに寝なくて大丈夫かなって・・・。

彼氏のやーさんは相変わらずなに考えてるのかわかんない、うなぎのような、するっというかぬたっつという感じの感触を残す人で、受…

3

魔王と誓いの口づけ 小説

海野幸  琥狗ハヤテ 

やけに人間臭い魔王と従者

スピンオフ作の今回の内容は前作の攻め様の自称友人だった魔王の三男が主人公。
それも三男の気楽さで人間界を行ったり来たりしているからなのか、元からなのか
妙に軽薄な雰囲気を醸し出している自由気ままな攻め様が、現魔王の危篤を受けて
魔界に戻って来る、この設定も私自身の中にある悪魔像とはかけ離れているのです。

更に魔王になる予定だった長男は人間に召喚されその人間が死ぬまで傍にいる、
次男は…

2

魔王と誓いの口づけ 小説

海野幸  琥狗ハヤテ 

悪魔の恋愛

悪魔もの「駄目っ子インキュパス」のスピンオフです。
海野さんの作品は、
作者さん買いをさせていただいているのですが、
毎回楽しませていただいています。
しかも、今回は、ついついウルっとしてしまいました。

魔王の三男坊、ネロリは、自分は魔王を継がなくてもよい
楽な身分で、悠々自適に生きているのですが、
まさか、自分が継がなくてはならなくなりました。
自分の執事ティエンは、そんなネ…

4

魔王と誓いの口づけ 小説

海野幸  琥狗ハヤテ 

ドラゴンの涙にウルっと

『駄目っ子インキュバス』のスピンオフ。
前作の主人公クライブ公爵の友人として登場していた魔王の3男・ネロリが主人公の本作ですが、全然本編だけでOKですよ♪
海野さんのファンタジーは、総じて簡単でわかりやすく読みやすいかもですね。
この作品もしかり。
意外性という部分は前作に比べてもちょっと薄いのかもしれないのですが、主人公が腹をくくるほどに大切な人を得るという過程を見せるには説得力がある、…

6

この味覚えてる? 小説

海野幸  高久尚子 

さらっと読めるエンターテイメント

作家買いです。

幼馴染で実はお互いずっと好きだったのに陽太が幼かったからか自分の気持ちを受け止めることが出来ず、それでも喜代治を独り占めしていたい嫉妬心から関係がこじれてしまっていた二人。商店街の目玉商品を二人で作るという事をきっかけに関係が発展していく、王道といえるお話でした。陽太が明るい感じの性格なので話全体的に明るいトーンでさらっと読めるエンターテイメントという感じです。

喜代治…

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