海野幸さんのレビュー一覧

ビューティー&ゴースト 小説

海野幸  いさか十五郎 

恋は突然憑依するものv

リーマン先輩後輩もの。年下攻め。

そつなくデキる新入社員とデキるはずの先輩社員
というカップリングなんです。

怪談話を聞かせるのが大好きという清司は
デキる新人坂木がちょっと疎ましいと思ってたのに
ある日、坂木が大の怖がりということを知り
ちょっとうれしくなっちゃうw

完璧にデキる後輩よりも弱点がある後輩のほうが
だんぜんかわいく思えるものw
でもせっかく取り戻した自…

1

八王子姫 小説

海野幸  ユキムラ 

八王子姫って

『八王子姫』って何で? って思ってたら、そうか、そういうことでしたか。たしかにビミョーなお姫さまだな。

女装と言えば、木原さんの『美しいこと』を思い出します。
『美しいこと』は自ら女装をして、見られることを楽しんでいましたが、このお話の幸彦は、姉・千里のストレス発散の捌け口として、ロリータの女装をさせられています。
千里は小さな頃、祖父から「女が勉強などしなくてもいい」と罵られたことで、…

2

三百年の恋の果て 小説

海野幸  三池ろむこ 

ファンタジーだけど、ちゃんと現実も取り入れてます

妖と人間の300を超えた恋といえば、とてもロマンチックで壮大なイメージを持ちますが、本作は人間が「生まれ変わりなんて信じない」っていう人でしたから、300年の思いに流されるのではなくて、ちゃんと相手と対峙しようという姿勢があったので好感のもてるお話でした。

300年前好きだった人間の秀誠という男と引き裂かれ封印されてしまった白狐の紺。
300年後、全く同じ名前の秀誠という彫物師の男が封印を…

2

ビューティー&ゴースト 小説

海野幸  いさか十五郎 

お化けとは心中にある恋情かな(川柳風)

題名からして、お化けとできちゃう話で、そのお化けが美人なのかな?と連想してはいけません。
れっきとした人間同士のお話であります。
ただ、そのきっかけがとんでも設定だったりするのですが、読んだあとに「いいなぁ」とほのぼのと温かくしてくれる作品でした。

その一:佐藤清司は会社のストレス発散の為に週一回、公園に行っては子供に怪談話をして怖がらせる。そして、それが趣味だ。
その二:坂木康太はお…

3

愛のカレー 小説

海野幸  上田規代 

BLでなくとも・・・

海野幸さんが好きなので作家買いしたわけなのですが、この作品はなんとも微妙でした。
読みやすいし丁寧に描かれてはいるんですが、攻めの摂食障害と二人の関係性が丁寧に描かれすぎていて逆に最後のH部分が蛇足に感じられました。
受けが恋心を自覚するのも唐突過ぎると言うか・・・。
せっかくほのぼのといい話にすすんでいたのだから、もういっそのこと最後まで持っていかずに二人の親愛の情くらいで終わってくれても…

1

三百年の恋の果て 小説

海野幸  三池ろむこ 

三百年の果てにあった幸せ

絵買いして大正解!
普通に、『昔封印された』→『好きな人を待ち続けた』→『封印とけた』→『生まれ変わった恋人とEND』な流れかと思って読んでたんですが、なかなかに泣かせてくれました。

んで、例の如く脇役カップルに萌える自分にorz。
主役カップルも可愛かったんですが、やっぱりうわあああってなったのは、脇役カップルのお話の『光の先』。こういう、熟年夫婦みたいになってるカップルが好きで…

1

愛のカレー 小説

海野幸  上田規代 

評価が難しい……

 とても読みやすいし、イメージもしやすいんですが、なんというか萌えからは遠いんですよね。
 漫画で読むと、まだいいのかなーと。食べても食べても空腹が満たされない、と大量に食べるんですが、それがどうも現実的に感じられない。それならギャグとして楽しめるかといえば、全くそうではなくて、とっても真面目なお話です。
 どうも食のことに捕らわれすぎて、二人の関係性の萌えが少ないような……。
 それは、こ…

1

三百年の恋の果て 小説

海野幸  三池ろむこ 

三百年越しの恋

狐!妖し!異種恋愛!と個人的にもう逃れられない萌えポイントに負けて手に取った一冊。
確かにこれらには問答無用に萌えたし、紺のいじらしさには惹かれる部分もあったのだけど。
秀誠の気持ちの動きがちょっと急だったような気がしました。
突然出てきた妖し(オス)に前世で恋人だったんですと言われてもそう簡単には納得できないだろうと。
一応葛藤らしきものは出てくるんですが、これだけだとやっぱり生まれ変わ…

6

三百年の恋の果て 小説

海野幸  三池ろむこ 

切なくて可愛くって・・・。

最近なんだか ケモ耳に嵌っている感が・・・。
ということで 読みました!!

紺は 大好きだった 秀誠に 
白狐象に300年も封印されちゃいます・・・。

封印がやっととけて 秀誠に会うことができましたが
当然目の前にいる ”秀誠”は 自分の事を覚えていないんですよね~。
でも、生まれ変わりだと信じていて 紺は 秀誠に思いをぶつけます。
これがまた
子供みたいに大泣きしちゃった…

1

40男と美貌の幹部 小説

海野幸  佐々木久美子 

なんだかもったいない

 受もかっこよくて時々可愛いし、攻の40男もかっこいいし、読みやすいんだけど……。

 もうひとつ、何かが欲しかったかな~。嫌いじゃないんですよ、決して!

 仕事をバリバリする男の人ってカッコいいとは思うけど、仕事の割合がめちゃくちゃ多いんだわな。やったことない仕事の内容を知るというのは、リーマンものの醍醐味ですが、それにしたってラブが少ないような……。

 渋い40歳なんだろうけど…

3
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