君にだったら口説かれてもいいと思う

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作40男と美貌の幹部

上城宗一郎,40歳(部下),篠宮に引き抜かれた
篠宮辰樹,33歳(上司),幹部候補生

その他の収録作品

  • キスの代わりに
  • あとがき

あらすじ

化粧品会社購買部勤務の宗一郎は、ある日突然支店に異動を言い渡される。そこで待ち受けていたのは、七歳も年下の美貌の上司で…。

「君が欲しくて仕方がなかった」――勤続十数年。突然のご指名で支店勤務になった上城宗一郎を待ち構えていたのは、七歳も年下の美貌の上司だった。幹部候補生という社内でも特別なエリート社員である篠宮辰樹は、一分の隙もないスーツ姿とは裏腹な、艶かしいほどの色気と掴みどころのない性格。しかも、接客の練習としてまず篠宮自身を口説くよう命令してきて!? 風変わりな上司に翻弄され、なぜかときめきを覚えてしまった四十男の運命は……?
出版社より

作品情報

作品名
40男と美貌の幹部
著者
海野幸 
イラスト
佐々木久美子 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
40男と美貌の幹部
発売日
ISBN
9784576090207
3.6

(37)

(6)

萌々

(15)

(13)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
131
評価数
37
平均
3.6 / 5
神率
16.2%

レビュー投稿数10

納得!

訪問販売ではないけれども近い形で高級化粧品が流通している実情を知っているのでお仕事モノとしても面白かった。それに無駄にビジュアルの良い男性は実社会においても化粧品以外にアパレル関連や美容師とか美に関する業種に多いですし納得です、BL特有のファンタジーであるどこの企業に仕事バリバリ出来て容姿も完璧なそんな素敵な方がいるの?と我に返る時があるので今回はそういう我に返る暇がなく楽しくファンタジーに浸れました。(受)が意外に初心で可愛げあるし、ずっと好きだったなんてちょっと古臭いし乙女だけどそこが良いなぁと思いました。かなりベタな展開だけどしっくりきました。文章も読み易いし、もっと評価高くても良いのになと思いました。

3

美貌の受け様にギャップ萌え

攻め様視点のお話中編2作構成です。
攻め様は40歳で本社の製造部勤務で、受け様は33歳支社で幹部候補生。
受け様が攻め様を自分の部下に任命し、他部署からきた受け様を上司としてリードしていくのです。

タイトル的に受け様が40男となぜか勝手に思い込んでしまったため、避けてましたが食わず嫌いでした。
美人で強気でツンデレで…そして健気で初心。
こんなに可愛い受けを見逃してたなんて‼と後悔したくらいでした。
受け様は幹部候補生として10年間の下積みで大きなプレッシャーとノルマを課せられてきて、今はタイムリミットがある中で成果を出さなくてはいけない極限状態にあります。
でもずっと思ってきた攻め様を手元におくことで、ぽろぽろと虚勢が外されます。
もぅもぅ受け様が可愛いのです。
普段の不敵な態度とのギャップにやられました。

攻め様も40ですがオヤジに程遠い感じで安心して読めました。
年齢がもっと若くてもよいとの意見もありかと思うけど、最近の40歳前後で独身であれば実年齢より若く見える人も多いのでこんなものではと思います。実際40歳の設定だからあの包容力と機転で受け様の虚勢を外せたと思います。

非常にサクサクと短時間で読めたけど、長編1本でも良かったなぁと思いました。

働くBLは結構好きです。
受け様が恋愛ごとに不慣れで照れ隠しに仕事に没頭するか、仕事の内容で話を丸め込もうとするのでそれを逆手に攻め様が文句の出ない仕事をするのです。
愛でもあり庇護欲でもあるのです。

0

お仕事BL。

実は、読む前は『40男』宗一郎さんが受だと思ったんですが、逆なんですね。『40男』攻に、『美貌の上司(30代)』受。
個人的に年下攻は苦手な方なんで(すべてダメっていうほどはありませんが)、そのほうが嬉しかったです。まぁ、他の方も言われてるように、宗一郎さんが『40男』にしてはかなり若く感じるんですが、私はオヤジ趣味はないので、かえってよかったですね。だから『40男』=オヤジを期待したら、ちょっと肩透かしかもしれません。

しかし、本当に『これでもか』ってくらいお仕事描写は多いです。私は特にBLにお仕事ガッツリを求めてはいませんから、多すぎる仕事描写を邪魔に感じることも多いんです。
でもこれは確かに、比率的にラブは薄くなってますが、それでも全然飽きずに読めたこと自体すごいのかもしれないですね。海野さんって不思議だ・・・

0

甘い飴のようなキスで

この物語、すっごく好みでした。面白かった〜。
題名の「40男」は、攻め。ノンケだけど結婚経験無しの独身、今も特に恋人なし。
「美貌の幹部」は年下の優秀な上司。どうやらゲイ。
舞台は訪問販売の化粧品企業、視点は攻めの宗一郎。
購買部所属だった宗一郎が関東第一エリア支社に異動を命じられるところから物語は始まります。
新しい上司は、いわゆるキャリア幹部。年は下だが非常に優秀で、自分にも他人にも厳しい。
だけどこの上司・篠宮がいい!
彼の仕事哲学?これがとても感心というか、良かった。
その篠宮に感化されて、畑違いの業務に戸惑っていた宗一郎も本気になって仕事に取り組む…そんなお仕事BL的な側面がまず好ましかった。
勿論BL的にも。
篠宮は仕事は遣り手だけど恋愛では不器用というか…不慣れなツンデレさん。
ただ、元々ノンケの宗一郎が篠宮にグラつくきっかけが、働き過ぎの篠宮が体調不良に陥った事。篠宮の見せる思いがけない弱さにクラッとくる…まあ王道的ともお約束とも言える展開ではあるかな?
ところが本気で宗一郎が篠宮を口説く時、篠宮は更に弱みを見せるんですよね。そこがまた…!
…という感じで、2人のラブシーンはかなり官能的です。挿絵もすごくいい!

「キスの代わりに」
その後の中編。
化粧品販売レディたちの慰安旅行での、超多忙な篠宮たちの激務話。
また、この旅行に参加した「謎の美女」に篠宮が苦悩の嫉妬心に駆られて…というストーリー。
これもお仕事BL的には色々いい場面もあったけど、こちらはちょっとイマイチ。

表題作だけだったら神くらい好みだったけど…惜しい!「萌x2」で。

0

オジ攻め

普通に購買部でサラリーマンをやってた宗一郎。いきなりご指名の引き抜きで支店に異動。

そこにいたのは、幹部候補生の篠宮。なんと年上の上司、しかも美形!仕事には厳しい、出来る篠宮ですが、実はゲイ。なのに経験がない。
ん?想定とは違って、篠宮が積極的にオヤジな宗一郎を誘い受?と思ってたら、、、
幹部候補生は一定の成果が出せない幹部候補からは外れてしまい、クビ同然。
宗一郎はそんなプレッシャーに耐えながら頑張ってる篠宮を支えてやりたいと思い始め、ついにはノンケなのに好きになっちゃう。

仕事の話のところがなんともリアルで、面白いんですが、恋愛では篠宮がウブで宗一郎が惚れ込んじゃうんです。仕事の時と恋愛のときが間逆な立ち位置で、篠宮がかわいくて。。。
宗一郎もそういうところにやられてしまったのかな。安心して読めるっちゃ読めます。

引っかかるのは宗一郎があまりにも簡単に篠宮に惚れちゃったことかな。

0

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP