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一穂ミチ 竹美家らら
みしぇる
ネタバレ
なんだかんだで信頼と愛で結ばれた潮と計に大事件!裏番組にニュースのライバルが現れたり、計に対抗心を燃やす木崎が現れたり。ちょっと計くん危うし!!というところなのに、潮はなんとライバル局の密着取材が入ったり(><)挙句に計に大変なことが降りかかります。とっても大変で大事件なのに潮はショックも受けて、悩みつつ、ちょっとデレたりします。何故でしょう?その上で、とっておきは計の壁ドン!!これを読まずして潮…
maruchan
一穂さんのデビュー作。詩的だし文章表現が美しいし、読書が大好きな文学少女が書きました……という感じが好ましい一冊です。BL作家としてのデビューに当たって、冒険もしつつ意欲的に取り組みましたってところかな?などと勝手に想像してしまうような。 登場人物に共感出来るか? 好きになれるか? と言うと、この作品での「攻め」である桂は、大人のくせにダメな部分が多すぎて複雑ではあるのですけど(型破り教師の…
キャラ萌え的な楽しみ方とは全く違う部分で感情に訴えてくる大好きな作品。 「ふったらどしゃぶり」で、主人公にとって大事な存在だったはずなのに大きな痛みを与えていた……だけど、その行動の理由がいまひとつ解るようで解らなかった人物、藤澤のその後の物語です。 端的に言うと、彼が救済されるお話なのですが、過去の過ちは過ちとして、全て解決したり許されたわけではありません。しかし、生きている人間として新…
先だって出たファンブックを読んで、ちょっと前に読んだものを読み返さなくちゃ!と思っての再読。 BL作品としてはなかなかに難しいテーマを、〜だけどもBLだからこそ成り立っている〜というような微妙なバランスで読み応えのある物語に仕立ててあるのが、やっぱり流石。 男という性の欲求のホントのところは、どんな本を読んでも、身近な誰ぞの様子を見ても正確には解りっこないのですけれど、この本を男性に読ませ…
一穂ミチ 青石ももこ
佐伯と吉時、そして十和子…の奇妙な三角関係にまつわるエピソード多めの番外編集。もう「BL」とは言えないようなエピソードも混ざっているのですが、それを含めてなんだかたまらない。 自分がもしもこの3人の少し近くにいる部外者だったとしたら、まず理解できないであろう関係性ですが、本人達の中では必然性と運命とに導かれた関係で。 長いスパンで少しずつ行きつ戻りつしながらエピソードを積み重ねる感じが大好きで…
新聞社シリーズの番外編などの掌編を集めたものの一冊め。雑誌まではチェックしていなかったり、発売から時間が経ってから読むことも多い不真面目読者にとっては、こういう風にまとまった本が出版されることは大変ありがたいことです。 シリーズの登場する複数のカップルの、違う時期、違う舞台のエピソードが収められているので、一編ごとに脳内でそれぞれの本編のストーリーやエピソードを反芻しながらページを繰ることに…
一穂ミチ 竹美家らら 二宮悦巳
acop
ファンブックということで、発売後そろそろ落ち着いてきたかな~というタイミングで書いたほうが良いのかな?と邪推し、このタイミングで。 先に書かれた方がおっしゃっている通り、『1~2作読んでます~』くらいの方が読まれても正直楽しめないかもしれないところはありますが、主要作はだいたい読んでますよ~という方なら間違いなく楽しめると思います。 一穂先生作品のキャラクターの人気投票が事前にあって、…
前に読んだ時も「好きだな」と思ったけど、読み返してみたらやっぱり好きだったシリーズ4作目。 起きている事件や出来事はリアリティや緊迫感があるのに、登場人物(メインのカップル)の心持ちや行動がファンタジー…というかある意味メルヘンめいている、ちょっと捉えどころのない手触りの一冊です。 硬派なようでふわふわしていて、評価も分かれるだろうなぁ…とも思うのですが、ロマンスを描いた小説であるわけ…
なんとなくレトロな雰囲気のただよう物語。 新聞記者である西口とその周囲の人々の描写は生き生きとしたリアリティがあります。 それに対して「国会速記者」である名波は生活・仕事両面において妙にファンタジーめいている…というか。地に足はついているのだけど、現実にはいない感じの清々しさに溢れています。 個人的に想起するのは(あまりに古いですが)「東京物語」の原節子演じる紀子だったりして。……アパートの…
わきの
出版社が新書館なのでディアプラス文庫ばかりかな〜と思ってたら、出版社の垣根超えててビックリ。 ファンブックというとおり、ファンにとっては読み応えバッチリな満足ある一冊かと思います。 人気投票による書き下ろし小説が数編あるんですが、何の作品があるか記載しちゃダメかもしれないのでそのうちの2作品のヒントだけ…。 ・皆さん予想通りの人気作 ・ディアプラス文庫じゃない作品 個人的にはこの書き…