横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇

yokogao to kousai

横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神150
  • 萌×273
  • 萌14
  • 中立8
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
27
得点
1092
評価数
249
平均
4.4 / 5
神率
60.2%
著者
一穂ミチ 

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イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
ISBN
9784403524165

あらすじ

ADの深(しん)は敏腕で気難しいPの相馬に憧れていた。
新しく担当することになった報道番組の現場でむやみに明るいアナウンサーの竜起(たつき)と知り合い?

表題作横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇

皆川竜起・スポーツ担当アナウンサー・27才
名和田深・竜起と同番組担当AD・27才

その他の収録作品

  • 翌朝と憂鬱 あとがきに代えて

レビュー投稿数27

明るい

主役カプをかき乱すような当て馬はスピンでは
ぐちゃぐちゃの受けにされるのが鉄板でしょ!(とんだ偏見すみません)
と読み始めたら、竜起カッコ良かった…カッコよい攻めでした…

イエスかノーかでは、空気読めない明るいだけのやつと印象は良くなかったけど、
底抜けに明るい努力家でした!!!すごい!!
これだけ明るくポジティブなのも才能!
ただの能天気ではなく、なっちゃんをきちんと叱ったり誉めたりできるとこも良い!
それぞれの仕事への取り組み方が良く楽しく読めました。

0

太陽のような恋をして

TV局を舞台にしたイエスノーシリーズのスピンオフである虹彩シリーズの第1作。

本作は、本編では当て馬ポジションだった後輩アナウンサー皆川と、新たな登場人物AD深が主役です。

要領良く明るく楽しく順風満帆で生きてきた皆川は、本作で(おそらく)初めて挫折し、その悔しさをバネにアナウンサーとして一歩進みます。
またAD深は、心底惚れ込んで担当し、コマネズミのように一生懸命働いて尽くしてきたバラエティ番組が打ち切りになってしまい、憧れなのか恋なのか分からないほどに心酔して雛のようにくっついていた、その番組のプロデューサー相馬との別離も経験することになります。
それぞれにそういうビターな経験を積む中で、互いが互いにしか見せない素顔に恋して結ばれるまでがこのスピンオフ一作目の粗筋です。


この作品、何はともあれ皆川というキャラが素晴らしい!

元々本編シリーズでも、明るくて頭が回って面白くて要領が良くて、と絶妙な狂言回しとして大活躍していた、絵に描いたような「コミュ充のリア充」なキャラなのですが、こういうキャラって、一歩間違えるといかにも書き割りの嘘くさくて鼻持ちならない感じになりがち。
でも、本作品ではテンポの良い会話や行動の描写に支えられ、属性が空々しくならず、とても生き生きしていて魅力的なのです。
眩しいくらいキラキラしていて陽性なのだけど、だからといって、優等生な王子様でもなく、普通に働いて普通に文句も言って、ラーメン屋さんにいって、面倒くさい取引先に絡まれて…と言った地に足がついた二十代男性でもあって、この辺の書き方の塩梅が絶妙。
話の内容は、仕事の失敗だったり、番組の打ち切りだったりと、結構シビアな展開を含むのですが、彼が主役の一翼を担う事で、読後感がとてもポジティブになっている気がします。
過去の苦い経験から、人と目を合わせられず、いつもビクビクと怯えるように、追い立てられるようにして働き、相馬の子分的存在から踏み出さずにいた深が、彼の前向きさに感化され、一人前の自立したスタッフとしての働き方に目覚める過程も納得です。
こういうキャラをこんなに魅力的に描けるのってすごいなあとときめきながら読んでました。


主な舞台は本編と同じく皆川がスポーツキャスターをしているニュース番組。
本作ではそれにプラスして深が惚れ込んで仕事しているバラエティ番組も重要な舞台となっています。
本編シリーズはカップルの片割れがTV局外部の人だったのに対して、この虹彩シリーズのカップルは、両方がTV番組制作の現場の人ということもあって、綺麗事だけでは成り立たない番組制作のあれやこれやがリアリティを持って描かれており、TV局の内幕もの、TV局で働く若手の成長を追う、お仕事小説としても興味深く読みました。

ちなみに皆川の挫折というか、悔しい経験には、本編の主人公・計が大きく関わってくるのですが、出番が少ない割に、とても鮮やかで格好良い仕事ぶりを決めていて、計ファンとしても読んでて楽しかったです。


この作品、主役のカップルも良いのですが、主役と同じくらい印象的なキャラが登場します。
才能が突出するが故に、そして番組制作において周りの人間に対して一切の妥協を許さないが故に孤立して倒れてしまった、深の憧れの人、相馬です。
彼とニュース番組の統括プロデューサーとして前からちょこちょこ顔を出していた読めない男設楽とは、何やら因縁がありそうで、この二人の行方が気になる…と思っていたところ、これまたスピンオフで「ふさいで」「つないで」が出ていて、これがまた良いのです。
そういう意味で、本作ではこのふさいでシリーズのプロローグ的にも面白いです。

2

本編とはまた違った良さ

軽くて、何事も卒なくこなす竜起と、お笑い番組ADの深の話。
本編では、チャラく見えた竜起だが、この物語で嫉妬も落胆も緊張も経験し、よりいい男に成長してました。
深目線で、竜起の良い点ばかり言うからなのか、竜起の生き方っていいなぁと思いました。『死ぬわけじゃないし』って、ホントその通りです。
それに感化され、栄の腰巾着だった深が、誰かの為でなくて自分のために動き出せるようになっていく姿。温かく見守れます。ホント可愛い!
深と竜起との仲は、色々とキュンとする場面があり良かった。いきなりくっつくのではなく、居心地のいい相手としか認識してない状態で、時には軽い嫉妬心があり、徐々に自分の気持ちに気づいていく。あま〜いお話でした。
国江田さんの仕事っぷりがカッコ良かったぁ。

2

No Title

『字が汚ねんだよ愚民!もっと読みやすく書きやがれ』

前作でメインだった国江田さんですが今作では完全にギャグ要因です、「スポーツのアナウンス」を完璧にこなして竜起を凹ましメイン二人の進展をアシストする役?もサラッとこなします。

客観的に見て美しいと思える人って何故か大きさに関わらず目に入る光の量が多い、なんでキラキラして反射して見える。
その上仕事出来てコミュ力があるとくれば周囲は放っておきませんが、好きになるのは「鬼太郎」こと名和田。

でも名和田は普通に良い子だし仕事にも真摯で一緒に居る時間も長いので、そういう事もあるかなと読んでるうちに思えてきます。

作品として良く出来てるのは「イエスかノーか半分か」の一作目ですが、今作も面白いです。

1

竜起くんにもお相手が


『イエスかノーか半分か』の、スピンオフ作品。
こちらは、国江田さんにちょっかいをかけた、皆川竜起くんのお話です。

イエスノーでは、竜起の印象はチャラくて要領のいい子という印象。
でも、このお話では竜起の努力や、プライドなんかも見れて印象が変わりました。
お相手のなっちゃんは、大阪弁がキュートです笑

もちろん、イエスノーの2人もちょこっと出てきてくれます!

ちょいちょい出てくる、相馬さんにはイライラさせられましたが相馬さんにも色々あるみたいですね…

竜起くんにも、一生懸命になれる相手が現れて良かったね!

0

改めてホント好き

なっちゃんがひたすらいじらしい…。
こういう、一生懸命なひとがうらやましいという気持ちもあります。
自分が仕事に対してやりがいを感じられなくなり、
必死になれたのは若い頃だけで誠実とは言えないからだと思いますが。
若さだけでどうにかなる情熱ではなくて、
盲信するほど尊敬できる人物、つまり栄ですが
もしお払い箱にされたらどうするんだろうという未来の不安も込みで
決して安心できる環境にはいないのに充足感がハンパない強さ。
栄を崇拝していた事が…という展開が非常に苦しくもあり
誰にでも訪れる感情では無いだろうから
それも経験のうちだねなんて大人ぶりたくなりつつ
まっすぐさに打ちのめされそうでした。

そんななっちゃんを好きになった竜起、
『イエスかノーか半分か』本編で憎めないヤツとは思っていましたが
こんなに魅力的だなんてずるいな!!!!!
ただ闇雲に明るいだけじゃない面なんて知ってしまったら
当初は苦手だったなっちゃんも
そりゃ好きにならずにいられないでしょうよ…。

設楽さんと計の凄味も相変わらずで
仕事でのそれぞれの思惑や感情がずっしりきますが
人間らしさがとても好ましいです。
特に栄は関わりたくないタイプだなぁと思わせておいて
そう来ますか!!という徹底っぷり!

会話のテンポで笑わせてもらいながら
重くなりすぎずほろりとしてあたたかい気持ちで読み終えさせてくれるのは
もう流石だとしか言いようがありません。

4

読むたびに好きになっていくカップル

イエスノー本編が大好きで、こちらのスピンオフも楽しみに読みました。
発売当時は正直いまいちで、自分は「計を好きな竜起」が好きだったんだなあとピンと来ない感じでした。
が、最近小説Dear+で続編を読み、一穂先生が公開してくださっている掌編などを追っていき、このカプに慣れた状態で読むとじわじわと萌えがやってきました。
竜起のような社交的なタイプと付き合うのはかなり気苦労が多いと思うのですが、なっちゃんなら大丈夫と思わせてくれるのがイイ。この二人ならなにがあってもしっかり乗り越えて、ずっと一緒にいてくれるんだろうなあと幸せな気持ちになれる読後感でした。

このシリーズは私の中で嫌なことがあったときの浄化用になってくれています。

2

キャラクターはどちらも好きなんだけれどね。

なんだろうなぁ……
このシリーズは好きな方なのですけれど、
この二人はなんとなくしっくり来なかった。
二人が惹かれあう必然性を感じなかったというか……

深が竜起に惹かれるのはなんとなく分かるけれど、
ノンケの竜起が深に恋愛感情的に惹かれる過程が弱いというか……

どちらかといえば、深の方が丁寧に描かれていて、
自分の進む先に迷いながらも頑張る深に、
ついついお疲れ様!と背中をぽんぽんしたくなる。
……そこは凄く分かるんだけどなぁ……
竜起の気持ちがそこから恋愛にシフトチェンジするのが分からない。

要するに、深には感情移入できたけれども、
竜起には出来なかったということなのでしょう。

でも、軽い感じでも、それでもやっぱり計に対する対抗心を見せたり、
しっかりとした裏の努力をしている竜起にも好感度アップ。

なので、評価的には「萌×1」で!

2

スピンオフで深まる世界

「イエスかノーか半分か」シリーズのスピンオフ。本編のシリーズは三作ありますが、スピンオフとしては一作目。

「イエスか〜」で計に玉砕した竜起メインの一冊。相手の深が初登場となります。
常に明るく愛されキャラの竜起の深い部分の心理描写とテレビ業界という特異な業種の面白さが、重くなく、とは言え軽すぎずにテンポ良く書かれています。
本編シリーズでもそうなのですが、この二人で仲良くなるのかな?と最初は思うのに、大きい変化があるわけでも無く徐々に近づいていき、最終的にもうこの二人でなければ!となる展開の妙が素晴らしいです。
ノンケ同士という事もあるとは思いますが今作ではイチャイチャ少なめ…でもこのスピンオフの続編もあるとの事でその面は今後に期待です。

2

軽いのに読み応えあり。

番外編というかスピンオフ? 本編シリーズの脇役である竜起くんのお話です。

こういう場合、本編を読んだ人には既知のキャラクターである竜起視点でストーリーが進行しそうなものですが、おおむね新キャラである深の視点で物語が紡がれます。これまでの経緯を知っておくほうがより楽しめるのはもちろんですが、こちらだけ読んでも理解できないということはない構成じゃないかな?

相変わらずお仕事描写がいい感じに「ありそう」な所が良いです。いわゆる憧れの業界のキラキラ感もしっかり散りばめられてはいるのですが、現実から乖離しすぎていない感じ。軽妙な構成で楽しく読みやすいです。

個性的で魅力的な登場人物が多いので、今後も本編含め続くことを期待してしまいます。(ゲイカップルばかりの職場じゃん! って感じになってしまうのは考えものですけどね〜…)

2

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