ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~

fusaide

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神123
  • 萌×225
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない6

248

レビュー数
22
得点
748
評価数
165
平均
4.6 / 5
神率
74.5%
著者
一穂ミチ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
イエスかノーか半分か
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403524714

あらすじ

入社2年目で夕方ニュースのDに配属された栄。性格に難がありすぎて周囲からは煙たがられていたが、Pの設楽はその性格ごと栄の才能を認め、自由にさせてくれていた。デザイン室の睦人と三人、気が向けば深夜の映画と酒を共にする、そんな関係を続けていたある日、平穏な日々を徹底的に壊してしまう事件が起こり…。栄と設楽は、どうしたら11年の空白と喪失を埋められる?大人気シリーズ番外篇第3弾!!

表題作ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~

設楽宗介,33歳,旭テレビプロデューサー
相馬栄,23歳,旭テレビディレクター

その他の収録作品

  • ゆるして(あとがきに代えて)

レビュー投稿数22

つらい

おもしろかったけど、あんまりにも奥くんがかわいそうで読み返す気にはなれないです。

0

表紙は最後にじっくり見るのがいい

あらすじは、上記を参照してください。

『横顔と虹彩』で、自分が全てをやらなければいられない唯我独尊な番組プロデューサーだった栄。嫌なイメージしかなったので、こちらの作品を読めて良かったです。
設楽と睦人、栄の3人がやり甲斐を感じながら仕事をしていた頃や、3人で熱海に行く話がとても良い。でも今後の急展開を匂わせる書き方で、このシアワセは続かないのだろうと読者に感じさせながらの展開。
睦人の家族の話は本当に辛い。栄のように、あの時電話に出なければとか、熱海に行かなければという後悔が同じ様に押し寄せます。
中盤がどーんと重いのですが、全てをふさいでくれた設楽との展開。
最中「正気に戻ってしまうのが怖かった。自分ではなく設楽が」と言う栄の言葉が印象的で、栄が流されて行為を受け入れているのではなく、ちゃんと意思があるのだと知れた文章でした。
そして設楽の寛大さや強さ、人としての素晴らしさ、パーフェクトな攻!!に、ハリネズミの様に人に針を向けながらしか生きられない栄が、設楽にだけはという関係に心鷲掴みされました。
一筋縄ではいかないけれど、手綱は設楽が握っているって。ホント、ニヤつきます!!
睦人との事も、忘却ではなく、すごくしっくりした書かれ方だったと思いました。
深の成長や計の負けず嫌いも見られ、全てにおいて満足です。

2

その2人できたかー!


発売時に読んでいましたが、今更ながらレビューを…

発売前に、一穂ミチ先生のTwitterで今回の新刊情報が出た際に、まず思ったのは…
「その2人できたかーー!」でした。

正直、次にくるスピンオフは『恋敵と虹彩』で出てきた、コタかと思ってたので、まさか設楽さんと栄さんとはビックリでした!でも、この情報が出たときはとてもとてもテンション上がりました!!
アダルト組(30代だから、そこまでアダルトじゃないかも(汗))楽しみすぎて、いつもは電子書籍で買ってましたが、どうしてもすぐ読みたくて『ふさいで』は紙の本を予約したほど。

と、そんなことは置いといて…
読んでみて、良かった!という言葉しか出てきません。

『横顔と虹彩』を読んでいたときは、相馬さんの印象がそんなに良くなくて…でも、終盤はちょっとその印象が変わったなぁ…あれ?設楽さんと、相馬さんって知り合いだったのね!って、感じでしたが、『ふさいで』では、栄さんがなぜ、制作嫌いになったか、設楽さんと栄さんの2人の関係など過去が分かったりできるお話でした。
何を考えているのか分かりづらい設楽さんが、誰にでもツンツンしている栄さんを包み込んでくれている感じがとても良かった。

1

天才と秀才と共感の神になるはずだった凡人の話

「天才と秀才と凡人」の話
秀才と天才がパートナーになる話だけど、軸はコレ

正しくは「天才と秀才と共感の神になるはずだった凡人」の話って気もするけれど…

天才:圧倒的な才能を持つが性格に難あり、ディレクターの栄(受)
秀才:栄の才能と性格を認め、自由にさせるプロデューサーの設楽(攻)
凡人:天才と秀才に対して絶妙なバランス感で生きるデザインの奥

能力のない人間は生き残れないテレビ業界だからこそ、際立ってくる天才・秀才・凡人の差が熱い

周囲から反感をかう栄をその才能が活かせる場へと導く設楽、振り回されながらも栄が生み出す作品を誇りその作品に貢献する奥…

共感がないまま生きてきた天才に栄にとって、自覚はしていなくても大きな存在…それが壊れた10年前の話

天才の逃げ道をふさぐ秀才
タイトルの「ふさいで」が本当にすごい

設楽が栄にかける言葉のすべてが「秀才」

「俺は一生、お前には勝てないんだろうな」
「お前が天才だから。俺の憧れと尊敬と嫉妬が全部そこにある」
「憎らしくてたまらない」

栄に対して一番強い感情を持っているのが設楽
嫉妬も、憧れも、愛情も、一番強い

天才は人を狂わせるんだな…

大事な存在が出来たことも、その存在が失われたことも、全部が初めてだからどうしていいかわからない栄

読み進めていくとタイトルの「ふさいで」が色んな意味に聞こえてくる

膨れ上がって自分を内側から破裂させそうになる感情が溢れないように、色々なものが見えないように聞こえないように…

「横顔と光彩」が読みたくなった

倒れた栄の目をふさいで「もういいんだ」って言った設楽
「ふさいで」はこういう意味かと思ったけどそれだけじゃなかった

深に「子分になれ」って言った栄…
自分に嫉妬せず敗北感に打ちのめされて離れていない子分…追い越すことも立ち向かうことも望まない存在…

表紙に書かれている「fill me in」はあとがきで「詳しく教えて」っていう意味だって書かれてるけど、「満たして」に聞こえてすごく愛しくなった

テーマもタイトルも熱すぎて震える…

天才と秀才と凡人が好きな人は必修…読んで…



1

ツンデレ史に新たな名が・・・

潮×計は大好きなカプで、虹彩はそうでもなくて、他の一穂作品も面白いけど、読み直したい程好きなのはなくて。ふさいではどうかなーと思ってたけど・・・もう5回くらい読み直してます!!!

ほぼデレないツンデレが好き!+社会人ものが好き+仕事できる人同士が好き→よって、ドストライク

でした。

あの傍若無人な相馬が、セフレの女とやってた相馬が、どうやって設楽と結ばれるのか、萌え萌えしながら読みました。終始シリアスでしたが、それはそれで、このカプに合ってました。
なんだかんだ言って、設楽に身も心も許してる栄が可愛い!!栄に一途な設楽も素敵!!これから思う存分栄を溺愛して欲しい!!
年の差、上司部下、長い月日、人格破綻、職場内恋愛など、シチュエーション的には最高で、もっと2人のこと書いて欲しいです!!

5

スピンオフの罠

「イエスかノーか〜」のスピンオフが「また」出る、ときいて、それが「設楽x栄」と知り、第一印象から「あ〜ダメだ…」って……思ってしまった。
狭い世界で同性カップルがいっぱい。
この作品でそんな罠にはまらないで欲しかった。
こうなると、メインカップルの潮がテレビ業界と無関係なのが救い。
読む前から気が乗らない感じだったんだけど、先入観持っちゃいかんと気を取り直してなるべくフラットな気持ちで読み進めたのだけど…
何に対しても、誰に対してもトゲトゲと馴れ合わない栄と、つかみどころのない、それでいて腹黒そうな設楽、2人の合間で屈託のない奥、この3人のバランスは良く、お仕事BLとして、いやBL要素抜きの方が純粋に文章を読み進めるのが面白かったし、栄の実家に3人で行くエピソードも読み応えあったし、奥の起こしてしまう放送事故からの怒涛の流れも良かったと感じる。
でも設楽と栄のセックスシーンが始まってからは、そこだけ浮いてるような印象を抱いてしまった。
設楽が栄に肉体的欲望を抱くような流れはあった?
そこに説得力が感じられない。
それでいてどう指を挿れてどう感じるか、そういう描写はじっくり書いてあって。
私にはものすごく唐突に思えました。
後半も、栄がストライキのとばっちりで生放送を任されて〜のくだりは臨場感やスピード感はいい。だけどその後出てくる設楽の「好きだよ」にはガクッと違和感を感じてしまう。
私にとってはテレビ業界を描く小説だけの方が面白かったかな。あの人もこの人も同性カップルにする、というスピンオフの形式が悪く出てる。
BLとしては中立、番組作り・オンエア中の裏側の話は面白かった。総合して「萌」で。

6

職業小説っぽい

メディア関係に従事しています。イエスノーシリーズは読んでいると「こういう人マジでいるんだよな〜」とか「生放送は戦争なんで」「こんなオーダーきた死ぬな」という気持ちがすごいです。栄みたいな人いますし、こういう人がいないとダメなんです。相楽が目を離せない気持ちもわかります。
上記のことから個人的にボーイズラブ小説の恋愛の成就を楽しむというよりかは、プロが仕事に矜持を持って取り組む姿や、視聴者が何気なく見ているテレビ番組も多くのスタッフが「番組を見てもらいたい」「面白いものを作りたい」という一心で働いている懸命さがこのシリーズいちばんの見どころだと思っています。(また、ある意味でこういったおかしな世界でしか生きられない人もいるというところが……)

番外編2までは同業者同士ではないのでアレですが、今回はお互いがお互いの分野にもかなり詳しいので、サラリーマンとしての嫉妬や羨望、執着が強く感じられて、大人っぽい内容に仕上がっていると思いました。(挿絵もなくてよかったのかな…… 最初挿絵がなくて驚きましたがどんな事情にせよ、なくてよかったのかもしれないと思っています)

一穂さんの作品はすべて読んでいますが、メディア関係の描写がほんとうにしっかりしていて、こんなキャラクターを応援せずにはいられないな〜と思います。地の文も今まででいちばん?硬質な感じがしました。
いじめの件のついては難しいのですが、実際テレビとインターネットのメディアの差は縮まっているので、時間の問題で明るみになっていたのでは……と思いつつも、テレビもまだまだ大きいメディアなのでそりゃこうなっちゃうよな〜とも思います。なんというか栄の人生はいつも栄本人の直接の素行と別に、巻き込まれて急な路線変更が多いように感じるのですが、この理不尽さも社会にはあるあるなので……とも感じます。今後の栄に幸あれ……。

設楽は食えないキャラクターで、このぐらいじゃないと栄の操縦はむりだと思うので、お似合いだと思います。
陸人の件はもう少しフォローが欲しいですね。いいキャラだと思うので、また3人でぐだぐだしているところが見たいです。陸人は2人と違って婚姻も繁殖もしているんだし、対比がもっと見たいです。
あと国江田さんが栄の指揮で動いていた時の心情が気になりました。幅広い語彙で副音声で罵倒をしているんでしょうね。

国江田、皆川、名和田も登場するのでイエスノーファンはぜひ、と思うのですが、作風が2つに比べて重いのでその点ご注意ください。

6

大人の恋

11年間関わっていなくても、ずっとお互いの存分が背中を押し合ってたとは、ある意味純愛だと思う
それでちゃんといい仕事をして評価されて、大人の恋愛ってこうじゃないとね
それにしてもあの飄々とした設楽さんがこんな過去を抱えていたなんて、一穂さんのサイトのこばなしにもあったけど、あの時こんなこと考えてたのね!という新たな気付きが面白い
しかしほぼ新人に近い部下に手を出していたとは、設Pやるな 笑

7

作家買い

このシリーズの中では重めで切ない大人バージョン。
一言で言うと好き!!
横顔と光彩で設楽Pと相馬さんは同期かと思っていたらまさかの10歳差とは。
あの時も過去に何かあった風ではあったけれど、
元々ここまで想定して竜起となっちゃんカップル版を先に書いてたなら
一穂さんてやっぱり組み立てがうまいと思う。
同人誌も沢山書かれてるけど、そのどれもが蛇足じゃなくて
それぞれの出来事や心の動きがちゃんと本編につながっていていつも唸らされる。
設楽Pと相馬さんは対等な大人のカップルって感じで甘々エピソードがないので、また続編を期待します。
といっても相馬さんのあの性格で甘々はないかなー。
新聞社の密もいつまで経っても糖度ゼロだもんね^_^;

13

なぜ評価されているのかわかりません

私はかねてから加害者が守られる世の中に違和感を覚えています。
しかしこの作品ではいじめ問題が単なるネタになっていると感じました。
この作品に関して傷ついているのも救われるべきなのも奥くんだと私は思います。

仕事にも友情にも家族愛にも心を砕いてこなかった勝手な生き方をしてきた栄が、奥くんに一度も対峙せずに被害者面しているのが腹立たしい。
栄は祖母のことで奥くんに恩がある。奥くんが行動にでたことで罪悪感があるのなら、奥くんのために今度は栄自身がすべきことがあったんじゃないだろうか。
意思もなく始めた仕事など奥くんと共に辞めることもできたはず。辞めて奥くんへの償いと反省を胸に、彼と一緒に新たな仕事を始めることもできた。でも奥くんに会いにいくことさえせず、まるで自分が傷つけられた可哀想な人間みたいな弱りっぷり。
散々他人を踏みつけてきたくせに?
仕事にも対人関係にも、なんの意思も持たずに自分がただ快適な環境にいられることだけを優先してきたから、その結果「他人を助けたい」という感情さえ得られなかった人間なんだと思いました。

設楽も奥くんに対して「栄を傷つけたから許さない」と言います。奥くんに会いにいって支えていたようですが、結局これ。笑いました。
設楽と栄は奥くんの傷の救済をするでもなく友情めいた繋がりを保ちながらいちゃついている頭がお天気な外野にしか見えません。

才能に関してもこのシリーズは、というか一穂さんは薄っぺらい。
常に「最初からなんか知らないけど持っちゃってた」人ばかり。
一穂さん自身がスカウトされて「人生の思い出かな」と作家を始めた人だからでしょうか。
才能がないのを感じながらそれでもどうしても辞められない、続けたい、好きでしかたない、これしかない、と心臓から血を流してむきあっている人間は、恐らく書けないのではないでしょうか。

恋愛についてもいつも、ここで恋愛発生にしよう、と「計画的にくっつけた感」を覚えます。
才能を軸に恋愛を描くには、まるで説得力が足りません。

友情、愛情、才能、なにも心に感じませんでした。
ストライキに関する一連の流れも、テレビ局のお仕事を描くのがお好きなんだろうと思った程度で、なんの必要性を感じられず退屈でした。

奥くんが心から信頼し、支えあえる友人を得て、家族と共に幸せに生きていくことだけを願ってやみません。

18

くーにゃんにゃん

大真面目に語ったところで

所詮BLレビューサイト

賢い読者気取りが

場違い過ぎて滑稽

くーにゃんにゃん

BLに何を求めているのですか?

他あたれば良いのでは?

カミーユ

携帯が充電されていれば良かった。これは奥くんのミス。
熱海に連れて来てもらった事に栄は感謝はあっても、落ち度は全く無い。
でも奥くんは、あえて栄の番組を狙った訳で、違う番組でも良かった訳で。
奥くんは栄を心から信頼していたから、利用した。
奥くんは栄から仕事だけでなく友情も取り上げた。

人間関係に心を砕いてこなかった栄(栄は仕事には全力でしたよ)にとっては、あの三人に関係はまだ出来立ての感情だった訳で。
だから自分が傷ついている事にも気が付かず、どう対応して良いかわからず。
>他人を助けたいという感情さえ得られなかった人間
だったら、夢の中で 奥くんに 見るな! とか言うかな?
栄は仕事辞める気だったけど、設楽が止めさせたんですよね。それは奥くんも望んでいなかったはず。

許さないって言っている人間が、自分も大変な状況の中、保証人とかなるとは思えないです。大切な人だけど、やったことは許せない 別々に考えられるのが大人なのかなと。
奥くんの傷の救済は、栄や設楽がする事でもないし、出来る事ではない。でも友情は直すことができたってことに、年数だったり栄が成長したってことだったり設楽の支えがあったからこそなのでは。

心臓から血を流して向き合っている人・・・この作品にはたくさんいると思います 国江田さんにしろ、竜起にしろ、深にしろ。
私はこの作品を、こう読み取ってます。

このシリーズ何冊かあるのに、好みじゃないのに読まれて、かつ否定の意見(思わず私も)コメント書いてしまうぐらい、やっぱり魅力的な作品だったのでは・・・長文で一方的な意見 大変失礼致しました。楽しかったです。 

万里花

読書なんて娯楽なのに
この熱量でネガティブな長文を綴れるのが
ある意味すごいねw
いくらなんでも他人を薄っぺらいなんて言い過ぎでは?
作家さんがどんな思いで作品に向き合ってるか
他人には分からないでしょ

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