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特典などのショートを集めた本です。
長さも軽さも色々なお話が詰まっています。
そのどれもが幸せな気分にさせてくれるお得な一冊でした。
時間軸も様々で、読み進めながら忘れている内容を思い出したりしていました。
時間のない時でも、少しずつ読めるのでオススメです。
書き下ろしのデイドリームビリーバーは「イエスかノーか半分か」の読者なら絶対に読んでほしい。
彼らの昔と今を更に補足してくれる内容です。
個人的には、新居が複雑なつくりなので間取図の掲載がとても嬉しく、じっくり拝見しました。
3冊とも購入したけれど、一気に読むのは自分にはイマイチで、チビチビと日を置いて1つずつ読むのがちょうどよかった
どうしても潮と二人の場面が多くなるから国江田さんのかっこいいとこが書かれない
みんな知ってるの前提なんだけれど、でもやっぱりあっちがあってのこっちで、夜の場面が頻繁だとちょっとだけ物足りなく感じる
どのお話も面白い
もちろん面白いけど一気読みするのは勿体無いて感じ
だから、いつまでも読みかけでいつでも取り出してパラッと開いたとこ読むみたいなお得感がある
「イエスかノーか半分か」の番外編集。
同人誌や特典小冊子、全員サービスのペーパー、ブログやブックレットに掲載された番外編の数々を集めた本。2014年~2016年に書かれたものです。
こうやって本にしていただけているありがたみを沸々と感じながら読みました。
一穂先生はこうした番外編集が多く出されていて、本当に嬉しく思います。入手不可能な作品を普通に読める喜び。ただただ嬉しいです。
実は読むのは2回目なのです。勿体なくて読んでいなかった「OFF AIR2」と「OFF AIR3」を読む前に再読しました。何回読んでも新鮮で楽しい。初期だからまだなっちゃんが居ません。
たくさんのお話が収録されているのですが、この中で私が一番好きなものは、「オールユーニード」というお話です。
計が潮を連れて、年末年始休暇に実家に帰るのですが、帰る前のお母さんと計のやりとり、手土産をめぐる計と潮のやりとり、帰省してからの潮とお父さんのやりとり、年末の番組で竜起に逆襲される計、いちいち可愛くて面白くて本当に大好き。大好き過ぎて、科白を覚えてしまい、時々反芻してにやにやしてしまう。(やばくてすみません)
『家でまであなたの小芝居に付き合うのはお母さんいやです』
『その人麻雀はできますか?』
『それなら四人で打てますね。お父さんも喜ぶでしょう』
というお母さんのLINEがツボです。
このお話は、クリスマスの旭テレビのイベントや、それにまつわる計のラテアートの練習等が描かれる「オールアイニード」と共に同人誌に収録されているそうですが、もしもイベント会場で列に並んで無事にゲットできた新刊がこの本だったらと思うと、もうそれだけで家宝間違いなしというか、まあ控え目に言って神本……。
「OFF AIR」はそういう意味でもありがたいありがたい本だと思います。読ませていただけて感謝しかないです。
本編の合間の掌編がいくつも収録されていますが、2人の何気ない日常や本編で割愛されていたエピソードが読めてとても満足です!
特にお気に入りのところは潮と計の噛み合っているようで潮が計を軽くあしらう会話(うなぎの蒲焼というのに対しよしよし卵な、の流れ)や、付き合ってしばらく経つのに毛糸のパンツを恥ずかしがる計がとてもたまらなく可愛らしくて悶えました。
そして計の実家で年越しをする潮のエピソードも。母親の人となりや、計と母親の信頼関係に何故かグッとくるものがあって、こんな環境で「国江田計」は生まれたんだなぁと納得するものがありました。
本編を読んでハマった人なら絶対に読んだ方がいい内容ですね。
本編3冊を読み返したのでこちらを。
ちなみにスピンオフは未読です。スピンオフ未読でこちらを読んでも大丈夫でした。
本編の理解にも重要な短編がいくつか収録されているので、併せて読んだ方がいいなと感じます。本編がお好きな方は必読の1冊でしょう。
気になった点いくつか
コーヒーメーカーをクリスマスプレゼントとして潮が買ってるシーンありますが、これも父親に(西條に)捨てられちゃったのかなぁ。だとしたらとても寂しいなと思い、引っ越しシーンでは登場しないかとソワソワしておりました。
そこだけ妙に暗い錦戸メインのお話。これは錦戸が言っていた、落ちぶれてしまったアナウンサーですよね。行く末を知らないような話をしていたと思うのですが、定期的に会っていたのでしょうか。物悲しい雰囲気が漂います。特に自分はこういう生き方をする人に苦しさを人一倍感じるタイプなので、どんよりと印象深い。
それ以外は大変甘く明るい話ばかりで、相変わらずワガママな王子さまの計と、そんな計を上手いこと操る潮にニッコリ。