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皆川くんとなっちゃんが主役の第2弾。中途入社の新人くん、小太郎くんが新登場です。ぶ厚いけれど、すぐにさらさらと読めてしまいました。
前巻はお仕事中心だった印象ですが、今巻はカップルになった2人の恋愛と、お仕事と、両方楽しめました。シリーズを読んでいる方には是非読んでいただきたいです!はじめての方は、「横顔と虹彩」が番外編シリーズカップルのなれそめなので、そちらを読んでからの方が楽しめるかと思います。
恵小太郎くんは、皆川の幼馴染で犬猿の仲…ではなく、小太郎が一方的に毛を逆立てている様子。なっちゃんが現場の仕事を小太郎に教える事になり、下に付かれる事が初めてのなっちゃんは、自身が困っていた事等を思い出しながら丁寧に教えていきます。小太郎に次第に懐かれはじめたと思いきや、思わぬ方向に!?
なっちゃんのひたむきさが好ましい。下の子に教える大変さは思わず頷いてしまいます。カップルになった2人のラブラブ加減に癒され、ある事件での嫉妬と喧嘩も、理解し合う為に必要な事であり、嫌な気持ちにならずに読み進められました。
小太郎の出来る子なのにアホなところ、なっちゃんの可愛さ、天真爛漫な皆川くんの人間らしさと、様々な部分で楽しめます。
後日談には、潮と計も登場。計は相変わらず完璧な国江田さんであり、口の悪い我儘王子な計も見れるので、潮と計以外が主役ならちょっと…と思っている方にもオススメ。続編があるなら、4人の絡みも見たい…と思えるお話でした。
やっぱりこのシリーズ好きだなぁ、改めて。
一穂さんも筆が乗ってる!
登場人物が自ら言葉を発して、動いてるような、読んでる私たちさえ実在し、スタジオのどこかで彼らを観ているような、ハッキリと映像が見える臨場感。
この感覚って、映像を想像できる小説ならではでしょうか。
このシリーズの好きなところは、恋愛だけじゃなくて、登場人物が皆なキチンと仕事して、仕事に悩んで成長していくところ。
お盆休み明けに仕事行きたくねぇーって、憂鬱になってる新入社員に是非、読んでもらいたい!
blだからお勧めし辛いのがホント残念です。
描き下ろしと特典ペーパーに計と潮も登場。
国江田さんじゃなくて計と潮と本編カップル4人のお話もとても良いです。
潮の懐の深さと愛の深さにジーンときました。
このシリーズは期待を裏切らない。
間違いなく神評価てす。
『イエスかノーか半分か』シリーズのスピンオフの『横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇』の2巻目。『イエスかノーか~』の計に横恋慕した後輩アナウンサー・竜起とADの深のお話。前作未読でも理解できないことはないと思いますが、やっぱりシリーズ前作を読まれていた方が、この作品の魅力にどっぷりと浸れる気がします。
一穂さんはシリアス路線のお話も書かれますが、『イエスかノーか~』シリーズはコミカル路線。なのだけれど、ただ笑える話、にはなっていない。
仕事に悩み、恋に悩み、そんな若者たちの等身大の姿がきちんと描かれている。
『横顔と虹彩』の続編という事で、出来上がった恋人たちに訪れるもの、と言ったら「当て馬」くんの登場。竜起の幼馴染で、彼にライバル心を抱き、常に張り合ってきた恵くん(愛称は「コタ」)。コタが、竜起と深の働く旭テレビに社員として途中入社してくるが…。
なんていうのかな。
『イエスかノーか~』シリーズは、当て馬くんがとにかく魅力的。
計に惚れこんでしまった竜起しかり、深に恋してしまったコタくんしかり。
主要CPの間に割り込んでくる男なので本来は嫌な奴であるべき当て馬くんなのですが、すごく良い男で応援したくなる。これが一穂マジックか。竜起に深という恋人ができたように、コタくんにも彼を愛してくれる恋人ができるといいな。NYに行ってしまったのが非常に残念でした。ぜひともスピンオフを!
終盤には潮×計もきちんと登場します。
計が深に素の部分を見せるシーンがめっちゃ好き。おっきい猫をかぶった計が深に心許した、というのが伝わってくるので。
このシリーズがめっちゃ好きで、とにかく出てくる男たちが等しくみんな魅力的。二組の恋人たちが割れ鍋に綴じ蓋なのも良し。
一穂さんは登場人物たちの「働く姿」を描くのが非常にお上手な作家さま、というイメージがありますが、この作品もそのイメージを覆すことのない、懸命に努力し、プライドを持って仕事に打ち込むカッコいい男たちの姿が描きこまれていて、そんな男たちに激萌えしました。
まだまだ彼らのお話が読みたいですし、コタくん救済のお話も読みたいので、続編を激しく所望しています。
最高の神作品でした。
「イエス・ノー」シリーズの甘く幸せな絡みと、心の動きの瞬間を切り取るような繊細な描写がとても好きです。
テレビ局のスポーツアナウンサー・竜起とスタッフのなっちゃんは付き合いだしたばかり。二人が働くテレビ局に、竜起の幼馴染・小太郎が途中入社してきて、なっちゃんが面倒を見ることに。
仕事も人生も楽しんでいるように見えて、密かにすごく努力し、悔しい思いもしている竜起。
そんな竜起の内面に気付かず、ライバル心をこじらせてきた小太郎。
竜起のことも小太郎の気持ちも分かってしまうなっちゃん。
なっちゃんは竜起と両想いのはずなのに、竜起の過去が気になって、そんなときに小太郎に告白されたから、竜起と付き合っていると言えなくて、そしてそのことを竜起にも言えなくて。そのせいで、三人の間に小さな誤解や嘘が生まれて、なっちゃんと竜起の間も揺れてしまいます。
好きな人だけ見ていられたらいいのに、そばにいる不器用な人を放っておけなかったり、仕事やライバル心とか、自分の弱さや嫉妬、寂しさ、いろいろなことに心が引っ張られてしまう。三人の会話は弾むようなのに、モノローグはドキリとするほど繊細で、そのギャップのせいでしょうか。不思議なほど恋のままならなさや気持ちの揺らぎが伝わってくるところが、この作品の魅力な気がします。
由比ガ浜にロケハンに出かけたなっちゃんと小太郎を、竜起が追いかけてくるシーンが一番好きです。お天気カメラで見つけたとか、最高です。テレビ局の職場恋愛、うかつなことはできませんね(笑)。
海辺で大きな声で本音を言い合う三人が、本当に眩しいです。竜起の虹彩だけじゃなく、三人とも輝いているなあと思いました。
書下ろしの富久男レースの話、とっても楽しかったです。
潮と計、竜起となっちゃん。彼らの恋模様をもっともっと見ていたいです。
竜起となっちゃんが結ばれて
まだ二週間程度しか経っていないっていうのがまた…。
あれこれ慣れてないなっちゃんの可愛さ!!かわゆさ!!!
そして竜起のまるめこみ方がずるい。
上手すぎる、上級者だわーってすこぶる関心してしまいますww
そんなんしたら拒めないに決まってる!って
なっちゃんも観念しちゃうのはしょうがないよ。好きだから。
えっちの描写もまた毎度のことながらすんばらしい…。
感じるという状態とかよくこんな表現出来るな!?って
うっとりさせていただき誠にありがとうございます。
こんなラブな二人に危機が…!?というより
更に魅力的なキャラ出てきた───!!!
恵小太郎、なっちゃんの“子分”とはいえ従順でなんつう愛しさ!!
元の頭の良さを活かして
なっちゃんのご指導のもと頑張る姿がとにかくまぶしい……。
色々とこじらせっぷりが激しいけど
素直さも一途さも当て馬の枠を越えちゃってる!!!(個人的に)
しかし当て馬だもの、フラれてしまうに決まってるし
小太郎がしんどいのはわかっていても
なっちゃんを諦めてほしくなくて
報われなくても想いを深めて欲しくて
ついつい小太郎にばかり気持ちが傾いてしまいました。
もうちょっと押しちゃえ、いったれ!!って
竜起にしばかれそうですけどww
ですから小太郎視点の『departure』を読めてとても嬉しいです。
大丈夫、きっと小太郎なら今よりもっと成長出来る!!
なんだかんだで仲が良いとも言える竜起との関係性も好き。
なっちゃんが思い悩む姿はただただ可愛かった。
からの、なっちゃんを苦しめた、竜起の過去の想い人案件…。
こういうエピソードも最高に楽しい!!!
ほんっと読ませて下さるなぁ……。
こんなに盛りだくさんで贅沢過ぎる御本で
何度でも読み返したくなります!!
更に本編シリーズも一気に読み返したくなるので
時間がないと言わず、時間を作らねばww