たうみまゆさんのレビュー一覧

傘を持て コミック

たうみまゆ 

畑中くんハンパないわぁ

攻めが受けに執着してる話はよくあるけど、これは執着の仕方が違うところが押せる。
一目惚れした時から今までの自分の役をそのまま城田のために生きることに転換させた感じね。
いやぁ。すごいわぁ。

そんで頭が良いのがツボすぎる。
やってることヤバいのにすごい安心感。
何度かピンチがあったけど、畑中くんなら大丈夫でしょってある意味安心して読める(安心感とは別にハラハラはするけど)

本当に…

5

このよのはじまりこのよのおわり コミック

たうみまゆ 

江戸〜昭和

時代背景が江戸〜昭和のお話をまとめた短編集です。

どれもストーリーは大変面白いのですが、惜しむらくは絵でして。たうみまゆ先生の絵柄は決して嫌いではなく、むしろ好きなぐらいです!表紙も好き!
ただ、お話が艶っぽいものが多いので、これでストーリーにあった華のある絵柄だったら、おそらくもっと読まれることになったであろうと思うのが口惜しい。演出次第ではストーリーの深さが更に伝わってきたと思う。

1

ココロニイツモ コミック

たうみまゆ 

味わい深いサブカル作品

ちるちる内でちょっとやりとりをさせていただいた方が、たうみまゆ先生がお好きと仰ってまして、それきっかけで読みました。

BL漫画というよりも、もっと広いエンタメないしサブカルの文法を使ってる印象を受けました。深夜ドラマとか、そんな感じ。音楽にまつわる周囲の話で展開させつつエッセンスを置いていって、ラスト付近で主役の謎に迫る、時間の枠がちょっと短い深夜ドラマでみる手法。商店街が舞台というのもそれ…

2

指先の染み コミック

たうみまゆ 

平行だった3つの線が、最後にぐっと角度を変えるのが面白い

 亡き父の後を継いで若手議員となり国民に注目され、裏では有力者とベッドを共にすることで着実に足場を固めていく門明。一般的なBLなら、登場人物の中で彼が一番可哀想で、同情すべき受けになるんでしょうけれど、この作品においてはそうではない。門明には不思議なほど悲愴感がなくて、そこが面白い要素なんですよね。本当に心身を削っているのは、弟の明菜の方で。門明の指先の染みに徹する彼の自分の身を一切顧みない尽くし…

6

指先の染み コミック

たうみまゆ 

難しいのに引き込まれる

正直言って私には難しかった。
お話の本筋が「政治テロ」で、議員・議員秘書・情報工作の3人の会話が難しいこと難しいこと。
なので途中から党の関係性や他の議員の名前などは読みつつも意識を飛ばしてました(笑)

それでも、難しい会話の中で3人の向いてる方向というか…最終的な目的のようなものにはドキドキわくわくさせられました。
一番分かりやすかったけど一番振り回されてた明菜も、みんなの指針のよう…

5

素晴らしきこのクソ世界 コミック

たうみまゆ 

アウトローオメガバースにゾクゾク

『指先の染み』を読んだので、
こちらにもレビューをさせていただきます。

裏社会で蠢くアウトロー・オメガバースです。
たうみまゆ先生のオメガバースっていうだけでゾクゾクしちゃいます!

主役は、サラリーマンからヤクザに転向した橘(α)と、
若頭の五嶋(β)なのかな?

Ωは普通の仕事にはつけないらしく、
ほとんどが性風俗の仕事をしています。
そのΩたちに危険が及ばないようケツ…

1

指先の染み コミック

たうみまゆ 

凡人には難しいぜ……

これは思ったよりも深い話でした。
お気楽な気持ちでは読めない(自分はやってしまった^^;)
ラブストーリーではないです!

これB L?って思ったけど、
〝brother love〟のBLですね。

父の意思を継ぎ政治家になった兄・門明と、
門明を守るために汚れ仕事をこなす明菜。
門明の秘書・九重。
この3人を中心に繰り広げられる、
政界の裏を描いた作品です。

身体も使…

5

指先の染み コミック

たうみまゆ 

この新刊、関係性萌えクレ読者に届けー!

関係性萌えの魔術師、たうみまゆさんの待ちに待った新刊!
250ページの分厚めな1冊にこれでもかとたうみ節が効いていて、夢中になって読んでいたら読み終わるまでに普段の倍以上の時間が経っていました。
ヤクザの世界を描いた「傘を持て」、政治家の世界を描いた今作、魑魅魍魎が跋扈する世界で揺るがない静かに熱い関係性を描くのが本当にお上手な作家様だなぁと改めて思いました。

あらすじを読んでも、攻め受…

13

指先の染み コミック

たうみまゆ 

想定外で面白く、読ませる内容でした。

政治家の世界を舞台にした兄弟+1の関係。
どれぐらい政治で、どれくらいBLな内容か心配しつつ電子購入しましたが、
練り込んだ構成が面白くて、引き込まれました。

身体を使った政治取引や情報操作は想定内で楽しみましたが、
私には想像もつかない、想定外な伏線回収…
これぞ政治だなと、久々に色々考えたくなるラスト、面白かったです。
BLの部分も、それぞれの貞操観念も想定外でしたが、3Pはな…

10

素晴らしきこのクソ世界 コミック

たうみまゆ 

人物から滲みでる色気

『ココロニイツモ』以降、新作を今か今かと首を長くして待っておりました。待っててよかった約3年半!
しかも今作は、たうみまゆ先生のヤクザもの。
【裏社会で蠢くアウトロー・オメガバース】(扉絵に表記あり)意外性と歓喜があいまって萌えの処理能力が追いつかない始末。
本当はネタバレなしで読むことをオススメしたいです。
だけど、この物語の世界観と主な登場人物の紹介をちょっとだけ。

・物語の世界…

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