樋口美沙緒さんのレビュー一覧

「わたしにください」「わたしにください-十八と二十六の間に-」書き下ろし小冊子「いつかを夢見ながら」 特典

"難儀な森尾祐樹"がようやく得る喜びと幸せ

・「わたしにください」
・「わたしにくださいー十八と二十六の間にー」
対象店舗で2冊購入するともらえる小冊子です。

小冊子の表紙は文庫本と同じもので、
裏表紙は26歳の森尾の前身イラストが掲載されています。
(こちらは本に収録されてないイラストでした♪)

2人が離れてから3年後+再会後の森尾視点になっており
崎田への想いが募り、揺れる、お話になっていました。

「難儀だな…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

許して、許されること

あ~~~~天才だな~~~~と思いながら後半はずっと泣いてました。

攻めの強姦からスタートした奇妙な関係は、まるで普通の高校生みたいにお互いの両片想いへと変化して、束の間の幸せで楽しい時間を過ごすようになって、でも「どこかズレてる」攻めが、その自覚していなかったズレのせいで、日に日に受けを強姦してしまったことへの罪悪感が大きくなっていくのがどうしようもなく苦しかったです。
受けを傷付ける相手…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

2人の「ごめんなさい」でパンクしそう

レイプという事実が二人の恋愛の必要条件だったか否か。

中々ショッキングな仮説だけれども、前巻でうっすらと感じていた疑問。
今巻ではその答えが明らかになります。

とある憤りからゴミ扱いのレイプをした相手、崎田路への罪悪感で彼を観察するうちに恋に落ちた攻の森尾。一度は告白したものの、言葉は届かず、それでも友達として崎田の傍で胸を焦がしては、過去の自分を悔いる日々。

そこへ前巻ラスト…

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わたしにください 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

読中の痛みから目を逸らさないで。読み応えに変わるから。

何もここまで痛めつけなくても…と最初は思いました。
序盤から受のネガティブな独白と不憫なアクシデントが続きます。
シンクロしてズブズブと沈んでしまえば、読むのは相当しんどく、思わず手を止めてしまいそうになる。
慣れ親しんだBL=ファンタジーの世界感とは対照的な愛のないレイプという辛口なテーマ。テンプレートから外れるからこそ、気持ちの良い感情だけでは読み進められません。
初回は気持ちにゆとり…

4

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

樋口先生らしい作品ではあるが

上巻にあたる『わたしにください』がしんどすぎて、下巻である今巻は購入後なかなか読むことができなかった。

複雑に絡んでしまった森尾と路の関係が、今巻で解れ、幸せになる姿が読みたい。

その一心で、手に取りました。

DKという、青く、若く、未熟な彼らの成長物語。
今作品を一言で言うならば、そんな言葉になるのだと思います。

路を傷つけてしまったことに、深く後悔し、思い悩む森尾の姿…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

うーん…私には許せない

受けがひたすら可哀想な上巻は「まあ、BLってこういうジャンルあるよね」とまだ思えたんですが、下巻で攻めが受けをレイプした時よりもっと前に別の後輩にもゲスすぎる事をしていた事が判りドン引きしました。

ネタバレになっちゃうんですが、攻めが16歳の時他の学校の14歳の小柄な少年を弄んでヤリ捨てて(面倒くさくてあんまりよくなかった、の暴言つき)高校で再会しても身長伸びてたから気付きませんでした、むし…

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わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

合わなかった

樋口先生好きなんですけど、今回は合わなかったです…いかにも切ない!を全面に押し出した溺愛執着攻めが苦手なのもあると思いますが。

攻めは受けをレイプしてしまった自分自身を許せなくて苦しむんですが、流石に拗らせすぎ…って思ってしまって感情移入できなかったです。
あと高校生から社会人の後半の流れ?が結構雑に感じました。
ただ、ラストの受けの「意気地なし!」には笑ってしまいました笑
よくぞ言っ…

9

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

どうか森尾が願ったとおり、優しく路を愛し続けられますように

勝手にですが、前巻で一番痛い部分は乗り越えたと思っていました。
何なら、後は巻き返しだけ~♪くらいの浮かれた気分でいたんですよね。
そしたら、想定外に今作もしんどくて「何でなのおおおおっ!」と悶絶する羽目になりましたよ。
もうこれ、あまりに切ないし何より哀しすぎる・・・!
ある意味、前作よりしんどい内容ですよ。

ただ、人を許す事。許される事。そして、愛する事。

もがき苦しみなが…

9

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

やきもきしました


とっても素敵なレビューがあるのでライトに書かせて頂きます。

樋口先生大好きな読者です。
また、電子版は読んだことがありません。
以上を踏まえた上でお読みください!!

前作からの続きなので、やっといちゃいちゃが見れるかな!とワクワクしていたのですが、思いっきりドロップキックを喰らいました。

私が感じたテーマは”許す”
過去の過ちは誰が許すのか。
被害者か。もしくは加害者…

3

わたしにください-十八と二十六の間に- 小説

樋口美沙緒  チッチー・チェーンソー 

こんな悲しい両想いがあるだろうか…。

「わたしにください」続編。
色んな感情が溢れ取り留めのない文章ですみません。

なんて悲しい両想いなんだろう、と思いました。

私は前作を読んで、2人のすれ違いはスタートで躓いてしまっただけ、誤解を正せばすれ違いも修正できるとライトに捉えていました。けれど森尾の罪意識はそんなもんじゃなかった。こんなに長く強く自分を責め続ける攻めを初めて見たかもしれません。

痛々しささえ感じるほどの…

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