葛西リカコさんのレビュー一覧

僕が愛した逃亡者 小説

榊花月  葛西リカコ 

ドラマみたいな話

 最初に言っておくと、思い切り犯罪者×年下受け、なのでダメな人はダメなのかもしれない。

 朱砂は十五歳の時に、病院帰りの電車の中で、唇を奪われた。
 その朱砂の唇を奪った相手は、指名手配中の逃亡者だった――。
 片田舎のローカル線の車内で突然起こった出来事。
 それが、朱砂と稲月真男との出会いだった。
 その後、真男が指名手配犯であることに気が付いた朱砂の通報で真男は逮捕される。

5

闇を照らす君の指先 小説

千島かさね  葛西リカコ 

攻め受け共に不幸な環境

第2回B-PRINCE文庫新人大賞受賞作商業デビュー作品です。
良い感じの裏切り感がある内容だと思いました。
受け様、攻め様共にかなり不幸な環境なんですよね。
だからと言って傷を舐め合うようなじめっとした作品で無く
心がじんわりするようなストーリーでした。

攻め様は伯爵家の長子に生まれ、たぐい稀な美貌と知性を
兼ね備えた完璧な紳士なのですが、なぜか父親の伯爵から常に
侮蔑と嫌悪の…

9

「My Sweet Home」ダブルバインド番外編 特典

なんかちょっとビックリしました。

ダブル・バインドでも好きな方のCPである新藤×忍サイドのお話だったのでGETしてきたのですが。
英田さんの書く作品にはどこか硬質な感じというかBL的「ラブい」感じというのにもそういう硬さみたいなのを感じてたんですが(エロさは兼ね備えた上で)
今回のはそのハードな世界からは考えられないような…というか、とにかく単純に感想を端的に述べるならば
 「 ゲ ロ 甘 」
な印象だったわけです。
イ…

2

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

謎は全て解けた!(笑)

いよいよ最終巻ですね。
事件はもちろんのこと祥の人格問題のこととかどうなっていくんだろうと思っていたものがいろいろと解決されていきました。

事件方面では犯人はあの人かな?と思っていたところに、更に深い人間関係があったりでそういうふうにいろいろなことが絡んでくるのかと。
忍の知らなかった忍のことにしてもそうなんだけども、これまでのお話でこちらには「コレがヒントですよ」と明確に表されていなか…

2

ダブル・バインド(3) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

まだまだ謎は尽きない。

3巻です。

だいぶ事件の方も進展してきました。
被害者の関連性とか、どうして狙われるのかとか。
まだ、犯人までは至ってませんが、それは次巻ですね。

祥の方はまだまだ解決は遠いというか全ての糸が見えないというか。
瀬名が知った祥の過去についてがまだ明かされていないので全容が見えないというところでしょうか。
ケイと祥の関係性がそこに繋がってくるだろうとは思いますが。

恋愛面で…

3

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

個人的希望ですが

やっと読めました。久々に英田作品堪能しました。
クライムサスペンス+BL がんばってくださってます(泣)
わがままを言わせてもらえるなら、この2カップルに別々の作品で
会いたかったです。
気が散っちゃって気が散っちゃって…
どっちもいいのはこの場合罪です。
安心して主人公カプに思い入れしたかったなあ。
何故かこのパターン多いですよね。英田作品。
好みの人が団体さんだと本命の印象が薄…

2

欲情螺旋 小説

水戸泉  葛西リカコ 

ヤンデレ……

 なんていうか、ものすごいヤンデレな上に救いがなくて、ものすごく好きな話だったんですけど、胸が痛い。

 時代は二十二世紀で、世の中では「遺伝子優良化」という名目で遺伝子改良が進められていた。
 人間は年を取らないし、病気もしない。
 そんなことが当たり前に行われるようになった時代に、エリート遺伝子学者である永瀬慎治は、それらを一切拒んで生活をしていた。
 そして慎治が養育してい…

2

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

硬質な作品で大満足

クライムサスペンス大好物なので、BL要素のある本格派ミステリを選んでも、そこはやっぱり「要素」だもんね。あくまでもエッセンス。
逆にBLでサスペンスであれば、上澄みだけのおいしいとこ入れときましたっぽい作品が多い。どっちも堪能したいと望むほうが贅沢なんだということはわかってはいても、やっぱし読みたいものですよ。

メインは連続餓死殺人事件。
第一発見者は多重人格の少年。
その保護者は美貌…

1

災厄を運ぶ男 小説

水原とほる  葛西リカコ 

ああ~やっぱりダメ・・・

真面目なリーマンだった受け様が実家の経営難の工場を継ぎ       実父の死をきっかけに思った以上の負債を抱えてしまい
奔走している時に大学時代の同窓生に偶然出会う。
大学時代にさほど付き合いも無かった攻め様から
突然好条件の融資を持ちかけられ、最終的に融資を受けてしまう。
でもそれは攻め様なりの思惑があっての事で・・・・

まあ、長い間一方的に妻子もある受け様に
好意を持ちつづけて…

0

ダブル・バインド(4) 小説

英田サキ  葛西リカコ 

キラリ。おっさんは、良い…!

わたしは全4巻をイッキ読みしました。
つめこみすぎだ、と思いました…。こと4巻目はバタバタしてたような。
あとがきによると最初から、真宮祥の設定はウエイトを占めていた様子ですが、わたしが読み終えた感では、彼の部分はバッサリ切ってもいいのでは、と。(余計なお世話だけど…)事件に深く関わるわけでなし、恋愛に関わるわけでなし…。ちょっとハンパな扱いになってたような気もします。
おっさん刑事の上條と…

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