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警視庁刑事×臨床心理士、英田サキが放つ大人気心理ミステリー!!シリーズ完結巻
危うく某有名漫画のセリフをタイトルにしてしまうところだったw
うんうん、良い感じにまとまった終わり方だったと思います。
はぁ~すっきりすっきり♪
そしてタイトルの意味もここで理解できました。
ダブルバインドってそういう意味で付けられたのね、と。
瀬名と上條さんの恋もついに・・・♪
瀬名のツンデレぶりが可愛いすぎるッ。上條さんの大らかな性格、あったかくて好きだなぁ。
このシリーズ、二人の会話が面白かったです。瀬名にやられてタジタジの情けない上條さんも笑えました。
そして新藤さんから忍へ衝撃の事実が告げられて・・・。
これが後の外伝アウトフェイスとつながっているわけですね。
新藤さんの死んだ奥さんってすごい人だわぁ。
うんうん、これなら残された子を新藤さんがちゃんと可愛がるんじゃないかって、計算済みだもんねー。美津香さん頭良いけど恐ろしい人でもあるわ。さすが極道の妻!
新シリーズということでワクワクしつつ、でもビクビクしつつ読んでいましたが、
推理ものとしても恋愛ものとしても美味しいところを半端にならないように入れつつ展開させるという大変なことを書ききった作者様、すごいと思います。総評としては「神」!
ダブルバインド最終巻。
葉鳥と連絡が取れなくなり、焦った新藤が智明とともに葉鳥の救出に向かいます。
同時に祥を探していた上條も合流。
ヤクザと刑事とヤクザの元彼(かつ刑事の今彼)が1台の車で犯人を追いつめに行くなんてちょっとあり得ない展開。
でも正義感と大事な人を思う気持ちの強い三人ですから、このシチュエーションも許せちゃいます。
最後まで楽しませてもらいました(^o^)
そしてついに犯人の隠れ家にたどり着きます。
事件の全貌が明らかに!!(ハラハラどきどき、いい緊迫感でした)
個人的には犯人の予測をたてていましたが、半分あって半分あってなかった気分(笑)
そして事件の解決を機にそれぞれの恋愛も新たな展開を見せはじめます。
葉鳥と新藤の展開は意外でした。そんな秘密があったとは・・・(ちょっと無理があるけど)
智明と上條はツンケンしたりデレデレしたり、とにかく可愛いい。
評価の高さから手に取ってみました。
ミステリ好きな事もあって、とても楽しめました。
小説を読んだ時に抱く感想は「面白かった」「感動した」「泣けた」などがありますが、
このシリーズを読み終わった後には「楽しかった」と「悔しかった」という感想も抱きました。
「楽しかった」という部分は、犯人が誰か、と推理する所です。
人の死を扱う内容で「楽しかった」という感想は不謹慎だと思うのですが、
やっぱり「楽しかった」ですね。
最初にミステリサスペンス要素の感想を書いてしまった理由は、
BL要素よりも先に事件が起こってしまった理由もありますが。
けれども、そのBL要素も、複雑な人間関係の中から、まるで絡まった細い糸を丁寧に解いていくように進展していく二組の関係はとても素敵だと思いました。
加害者が誰か、とある程度把握できた時点で、これから出る被害者と、その被害者が発見されるまで時間がある、と分かっていたからこそ、その事件の空白期間に二組の関係を繊細に、丁寧に描いてゆく構成もとても印象的でもあり、美しくも感じました。
この作品に出会えた事を、本当に感謝します。
最後に。
最初の被害者と、「祥」の手に残されていた「Murder of Number」というメッセージですが、
これが4巻までずっと言葉の鍵を解くことができずに悩み続けていたのですが、
最後の最後で判明したときは「くっそおお!」ってなってしまいました(笑)
最初に書いた「悔しかった」という感想は、このメッセージに対する感想です。
DEADLOCKで入り、英田サキさんの作品てことで読みました。
この手の物語を書かせたらピカイチ。そしてどんどんCPが増えるというか周囲はみんな男性同士のCPになっちゃう?的な(笑)
ツンデレ代表とも言える瀬名と上條の掛け合いが面白すぎて、萌えつつも笑いつつ。
過去に色々あった瀬名に惹かれてしまう上條が絆され攻で素敵。
いや、普段はアホな天然のおっさんなんですけど。
もう一つのストーリが葉鳥サイドなんですが、新藤の気持ちを信じられず、愛人という立場で自分の気持ちに折り合いを付けるように努力しているいじらしさ、でも役に立ちたいという気持ちや行動はふつふつとある。
これがヤクザと女性の愛人や姐さんだとこうはならない、そこにBLの醍醐味があるなと思わせる作品でした。
葉奈の出生もね。
英田さんの作品は自立しているというか、専業主夫が出てこないとこも(あったらすみません)好きなところです。
攻や受に関わらず、みんなそれぞれが普通に(ヤクザとかは普通じゃないという意見もありそうですが)生きて生活している、その中で相手を好きになってしまう、という恋愛が萌えポイントです!
葉鳥がツボすぎて、
途中から先が気になって苦しくなり
すごい駆け足で読みました。
出てくるキャラクターの心情が丁寧に描かれていてすごくよかったです。
ラストシーンも好きです。
新藤さんと、上條さんがなんとなく仲良くなってるのがじわじわきました^ ^
ストーリーがしっかりあって、BLとお話を両方楽しみたい人に良いと思います。