英田サキ渾身の新シリーズ!!

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表題作ダブル・バインド

上條嘉成,34歳,高校の先輩で警視庁刑事
瀬名智明,32歳,元高校の後輩で臨床心理士

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

夢の島で猟奇的な餓死死体が発見された!?捜査を担当することになったのは警視庁刑事の上條嘉成。鍵を握るのは第一発見者の少年だ。ところが保護者として現れたのは、臨床心理士の瀬名智秋。なんと上條が高校時代に可愛がっていた後輩だった!! 変貌を遂げた瀬名との再会に驚く上條だが…!? 謎の連続殺人を機に一度終わったはずの男達の運命が交錯する──
(出版社より)

作品情報

作品名
ダブル・バインド
著者
英田サキ 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
シリーズ
ダブル・バインド
発売日
ISBN
9784199005732
3.8

(133)

(46)

萌々

(35)

(42)

中立

(3)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
24
得点
499
評価数
133
平均
3.8 / 5
神率
34.6%

レビュー投稿数24

ダブルバインド

ミステリー、サスペンス、ハードボイルド、ロマンス、コメディ、BLといろんな要素が盛りだくさんでした。
大味にならず、ぐっと引き込まれながら、夢中で読みました。
出てくる人物、一人一人がすごく興味深くて魅力的です。
バラバラの性格の人たちなのにお話としてまとまっていて、かなりの読み応えです。
主人公の上條と瀬名、上條の刑事としては鼻が効くのに瀬名に対しての若干のポンコツさは、笑みが止まらず、完璧な瀬名が上條に対してだけ、子供のようになるところ、愛らしくてたまりません。
一巻はお話し的には序章という感じですが、どっぷりのめり込めます。
たくさんの謎や、関係がこれからどうなるのか楽しみです♪

0

新藤と葉鳥が好きでした

めっちゃ話面白いんですけど!”萌”は低めでした…。
しかも、1巻ごとに完結してくのかな~と思ったら!!4巻でひとつの事件なんですね~。2巻以降が手元になくて悶えます。(読み終えて”ぎゃーーー”でした。)

本当に他のレビュアー様がすでにおススメしている通り、4巻まで購入してから読むのがいいですね(汗)。電子だとすぐぽちれますが、紙派だと扱ってる本屋に行かないと(もしくはポチって荷物が届くまで)しばらく悶えたまま過ごすことになるんですね。

”萌”低めの理由としては、上條にそんなに魅力を感じられなかったことと、瀬名のツンが多すぎることですかね。いまのところ、99.9%くらい新藤と葉鳥のが好きですww。めちゃいい!!こっちのCP!!なので、(2)の前にスピンオフ読んでも大丈夫かな、、、?と検討中です。

1

買うなら4巻同時購入がおすすめ

全4巻を通して1つの事件物です。
殺人事件だけでなく、重要なキー人物として解離性同一障の少年が出てきます。
またメインキャラクターが4人(2CP)で章ごとに視点が変わったりするので苦手な方は注意。

全4巻ですがまさか1つの事件だとは思いませんでした。犯人はわりと早い段階でこの人かな?と思い、その通りでした。
個人的にはヤクザの愛人である葉鳥のキャラクターがとても好きだった為、夢中になって読みました。

かなり複雑な話で、人間の難しさを感じます。
英田先生ならではだと思いますが、各々問題を抱えており完璧ではなく人間らしくダメなところがあります。苦手な人は苦手かも。
メインCPである刑事(攻め)と臨床心理士(受け)のキャラクターがそこまで刺さらなかったので萌2止まり。
ヘタレはかなり流されまくる攻めです。
受けのツンデレもツンが多め。

ヤクザ×愛人はかなりの執着依存系受けです。
愛が死ぬほど重たいのに、愛される事には臆病。
葉鳥本当に本当に幸せになってほしいです。
(新藤さんが絶対にしてくれると思っています)

この1冊だけの購入はおすすめしません。
買うなら4巻同時にがいいと思います。
ヤクザ×愛人の方が好きそうだなと思ったら4巻読了後にスピンオフ作品のアウトフェイスも是非。

1

刑事物とBLでひとつぶで二度美味しい

一般小説の刑事物もとても好きです。

刑事物としては緩いというか浅いのですが、男同士の人間関係がメインのお話だしまぁいいかな、と。BLも刑事物も好きな人にはひとつぶで二度美味しいという感じ。

文章はそう難しくもなく平易で、だけど軽いわけではなく、ちょうどいい「ちょい堅」な文体でさくさく読むことが出来ました。

全4巻という量に関しては、ちょっと多すぎるというか、4巻中盤の事件解決後の心理描写が長すぎて読んでいてだれてしまう感じはしました。

カップルが2組出てきますが、ヤクザ×愛人(と本人が言い張っている)の方が掘り下げられてるように思えるのが、メインの2人(刑事×臨床心理士)の方が好きなので読むのがちょっとめんどくさかった。でも、その二人の方が好きな人は多いような気がします、なんとなく。

主人公(刑事)が使う「ホモ」という言葉は「ゲイではない人の同性愛者に対する認識」としてわざと使われてるのかな、と思うのですが、途中でゲイとも言ってたように思うし、使い分けがちょっと曖昧な気がしました。ぜんぶをきっちりチェックしたわけではないですが。

作品とは関係ありませんが、電子版を買ったら挿絵がまったくなくて残念でした(Yahooブックスで1巻のみ購入、その後、Yahooブックスがアプリ未対応で不便だったため、2~4巻をKindleで購入。いずれも挿絵はなかったです)。

2

さすが。引き込まれる。

遂に(今頃)、英田サキさんの有名作「ダブル・バインド」を読む!
事前知識無しに読み始めましたが、これは元々推理小説好きの私には非常に面白い展開ではじまる。
夢の島の公園で、一体の死体が発見される。
被害者は失踪して1ヶ月、常識では考えられないほど痩せていた…
目撃者の少年は精神疾患があって、供述が曖昧。
そんな事件の始まり。
BLでなくて普通の推理ものとしても、なかなか引き込まれる設定です。
主人公は事件を担当する刑事・上條と、目撃者の少年・祥の付き添いのクリニカルサイコロジスト・瀬名(ゲイ)。
上條と瀬名は高校の先輩後輩の間柄。
そこに瀬名の初恋の相手(極道)とその愛人(男)が事件がらみで関わってきて…
まだ1巻で、人物の色付けというか背景を語り、事件の方は全く進展しないままどうやら連続殺人の様相を呈してきました。
さすが英田サキさん、登場人物は多いほうだと思いますが、みな現実感をもって生き生きと動いています。
葛西リカコさんによる瀬名と進藤もとても素敵。でも上條はちょっとかっこよすぎるかも?もっとくたびれ気味でもOKなのに。

6

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