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表題作 ダブル・バインド

上条嘉成 → 森川智之

瀬名智秋 → 興津和幸

新藤隆征 → 大川透

葉鳥忍 → 鈴木達央

その他キャラ
真宮祥[阿部敦]/ 野々村宏史[ふくまつ進紗]/ 須貝美久[皆川純子]/ 久地楽建志[新垣樽助]/ 馬淵保[山本兼平]/ 中津瑤子[金田アキ]/ 真宮律子[神田みか]/ 光田匡人[村上裕哉]/ 井元[山口翔平]/ 佐目[松本忍]/ 滝田[佐々木義人]/ 新藤葉奈[中野輝美]

あらすじ

:大人気心理ミステリー「ダブル・バインド」3・4巻がついに2枚組でドラマCD化!
「連続餓死殺人の捜査からお前を外す」。突然、現場を追われた警視庁刑事の上條。命令に納得できない上條は、強引に有休を取り単独捜査を続ける。しかも期限つきで恋人になったばかりの臨床心理士・瀬名が急遽渡米し、早々に二人は離れることに!? 一方、激化する跡目抗争で新藤が負傷!! 案じる葉鳥を「俺の前に姿を見せるな」となぜか遠ざけ…!? 鈍感でお節介な警視庁刑事・上條×美形でツンデレな臨床心理士・瀬名──複雑化する事件で男達の真実の愛が交錯する!! 瀬名とワケありな極道の若頭・新藤×新藤一途な愛人・葉鳥の愛の行方も見逃せない!

作品情報

作品名
ダブル・バインド(2)
著者
英田サキ 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
CD
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
作曲: 海津賢
脚本
前川陽子
原画・イラスト
葛西リカコ
オリジナル媒体
小説
メーカー
ムービック(CD)
シリーズ
ダブル・バインド
収録時間
154 分
枚数
2 枚
ふろく
封入特典:キャストサイン+一言コメント+写真付きブックレット
発売日
JANコード
4961524531998
4.4

(55)

(32)

萌々

(18)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
12
得点
241
評価数
55
平均
4.4 / 5
神率
58.2%

レビュー投稿数12

事件とその関係者たちの複雑な愛憎の絡みあい

後半のCDもとてもよかったです。
むしろこちらの方がリピ率高いんです。特に2枚目の方が。
4枚通して聴くと長いんですが1の後2を2回聴くという感じで、なぜか何度も聴きたくなります。
原作を読んでいても何度聴いても次の展開が気になり途中では止められません。
事件の真相が告白されるシーンで犯行の原因の語りを聴くと苦しくなります。

瀬名のツンぶりが可愛い。
デレはもっと可愛い。
興津和幸さんはBL初主演の初々しいところがいいです。
それにエッチシーンも初めてとは思えないほどお上手です。
声も素敵でこんな声のセラピストに相談出来たら癒されます。
上条は初恋の相手とは正反対ですね。ピロートーク中にゲップしてしまうようなデリカシーのない男に恋してしまうんですから。そんなゆるくて気の置けないところもよかったのでしょうか。

新藤は葉鳥のお父さんみたいなところがありますね。
ちゃんと育てられなかった葉鳥を葉奈と共に新藤によって育て直されている感じです。
そして葉鳥は親としての感情や責任感や思いを知っていくことでこれまでのダメだった自分や親の弱さを許せるようになり、自分を信じることもできるようになるのではないかと思いました。
そして、愛情の確かさを知って大切な人と心を通わせていってほしいです。新藤さんLoveのデレデレしたところ、新藤の手足となって働く男前なところ、新藤を守りきれずに怪我させた時の動揺っぷり、役に立ちたい一心な一途なところ、葉奈への優しい声。
そんな複雑な葉鳥を演じた鈴木さんの演技力にほれぼれです。

新藤さんは不器用ですよね。
愛するがゆえに別れたけれどそれによって相手を傷つけることになりお互いが何年も引きずることになるのですから。
新藤と瀬名の恋の決着がついてよかったです。
葉鳥の成長と変化と時期を同じくして、過去の想いを昇華し残骸から解放されたからこそ葉鳥とも向き合えるようになり葉奈のことも含めて心情を告白できたのだと思いました。

このドラマでは親と子の絆とか血の繋がりから来る葛藤が背景にあると思いました。
組織の長である前に父親として息子たちを愛した父親
愛されず愛し方を知らすに育った子供たち
護ることを放棄したことを後悔し誤った方法でやり直した父親
兄弟間の感情の擦れ違いや助けられなかったことへの贖罪
深い話でした。

新藤の亡き元妻は男前な姐さんだったんですね。
新藤が誰を大切に思いそのことで彼らがいつか苦しんだり辛い思いをすることになると分かっていたような気がしました。
葉奈の存在がそれを助けると信じて。
過去の恋に囚われていた新藤が自分の子供は欲しくなかったけれど葉奈を可愛がる訳が分かり感動しました。

上條が部活の後輩との再会によって「ホモじゃない!」から「ホモになろう!」への心の変遷が細かく描写され納得できました。
シリアス展開の中「男と車は走り出したら止まらない」や「キスだけを楽しめる男を目指す」という台詞にクスリと笑わされます。
森川さんが決してかっこよくないヘタレたオヤジくさい上条を好演していました。かっこ悪いけどかっこいい上条を演じられるのは他にいないような気がします。
「赤松君ありがとう」に、祥に振り回された友人の赤松君は上條×瀬名を結びつけた影の功労者かもしれないとちょっと思いました。

阿部さんの演じる三人の人格と統合したあとの祥がそれぞれが演じ分けられ聴いていて混乱することなくよくわかるのが感心しました。

英田さんの原作の素晴らしさの上に声優さんの演技力の高さを思い知った作品でもありました。

6

徹夜がしあわせ

原作未読。サスペンスだと聞いて、好きなので1と2をセットで用意しました。そうすると計4枚、全部で五時間近く(!!)になるので、二日に分けてじっくり聴こーっと♪
…なんて思っていた私が甘かった。初っぱなからストーリーと豪華キャストの皆さんのすんばらしい演技に引き込まれて、4枚とも一気に聴いてしまったのでした。終わったら、外が明るくなっていたよ…そしてなんだこの徹夜で映画を見たような何ともいえない心地よい疲労感。いやー、神でした!

個人的な神ポイントその1は、阿部さん演じるシュウ、ヒカル、ケイの三重人格!!
3人の演じ分けも、人格同士の対話もすごい!特にケイが出てくる時は、なぜか毎回ぞくぞくしました!←なんだかそこに萌えたらしい

神ポイントその2は、みなさんおっしゃっておられます鈴木さんの葉鳥です。うまく言えませんが、セリフの1つ1つがナチュラルなのに、しっかり演技しておられるのが分かる、みたいな…。鈴木さんの存在が、この作品のおもしろさをぐぐぐーーっと引き上げていたように感じました。そしてそれに大川さんがかけ算されるので、より一層魅力的なんですよね!!神やわ!!

ストーリー的にも、恋愛要素とサスペンス要素がどちらもしっかりしていたところが、聴き応えがあって私は好きでした。小説原作のドラマCDのよいところですよね。
Hシーンはそれなりにありますが、それより役者の皆さんの演技と、ストーリーの面白さと構成の巧みさに惹かれました。

リピるには時間も精神も使うので、頻繁には無理ですが、サスペンス好きな人にはぜひぜひ勧めたくなる作品です。
うっかりふじょしじゃない友達にもすすめたくなったよ!(笑)

4

よい

よかった〜〜!
原作を初めて読んだ時、新藤と葉鳥のCPが好きで、上条と瀬名はイマイチかなと思っていたのですが、
読み直し&CDを聴いて上条の無頓着でオヤジ臭いけど優しくて大らかな性格、瀬名の超ツンなんだけど、甘えたで可愛い組み合わせにズキュンとしてしまいました。
そして、森川さんの上条は情けない感じがよく出ていてぴったりだし、興津さんの瀬名が最高に可愛かったです。興津さんの受け…ツヤっぽくて赤面してしまいましたw
逆に新藤さんはイメージよりおっさんっぽい感じがしました。でも、落ち着いた感じでいいのかな?
葉鳥は鋭さと危うさがよく出ていてとてもよかったです。
お話自体は、シリアスな推理物なのですが、他の方も書かれていますが、上条のコミカルなモノローグが良い意味で抜けていて、お話の雰囲気を軽やかにしています。

2

号泣しました

「ダブルバインド」この言葉の意味...
英田先生の作品が大好きで、たまたま、見つけたCDでしたが、涙が止まりませんでした。先生の作品は人間の闇や本質を奥深く描かれていて、色々と考えさせられます。そして、何より、CVの皆さんの演技が素晴らしかった。森川さんと大川さんの安定感のある演技、皆川さん、阿部さんの器用さ、興津さんのツンデレで澄んだ素敵なお声、とくに達央くん、たっつんの演技が大好きでした。文句なしの圧巻の作品です。

1

やっぱり最後まで面白かった。

原作の3.4巻にあたる物語の完結編。
1作目のCDが出た時点では原作もまだ完結してなくて。
だから、なんで皆川さん?てキャストに疑問もあったんだけども。
全てを知ると非常に納得です。
だから、なんですよね。
そう思って聞いてみると、確かにどれも皆川さんでした。
なるほど。
さて、お話は事件の解決編と祥の解離性同一障害の統合とそれぞれの恋愛模様と盛りだくさん。
事件と祥の障害はちょっと関連してて。
祥はそれに反応してたりして。
阿部くんの多重人格がやっぱりすごかったです。
最初の方で、祥からケイにスイッチ入るところがあるんですが、その切り替えとか。
同じ人物でありながらトーンが違うだけでまるで雰囲気が違ってて。
ケイの冷たい感じとか迫力がありました。
森川さんの上條は相変わらずのヘタレっぽい感じがなんともらしくてよかったです。
誠意を持って瀬名と付き合いと思ってるところも、自分の家族構成をかえりみて「よし、ホモになろう!」と決心するところも。
ちょっと情けなくもあり、それでいて頼り甲斐があるようにもみえる器の大きそうな男でした。
一方、興津さんの瀬名は典型的なツンデレのような。
嫌いだけど好き。
素直になかなか言えずに皮肉屋なところもあるけれど、かわいくもある。
声質としては落ち着いてるんだけどクールまではいかなくて、時としてちょっと妖しい色気のようなものもあったり。
えちシーンの「嫌です」が非常にかわいかったw
興津さんは今回初メインで初受ですがなかなか色っぽくてステキでした。
大川さんの新藤はどっしり構えた感じの懐の深そうな男。
それでいて忍のことで焦ってるところとか見るとちゃんとすごく忍のことを愛してるんだなってことが感じられます。
その新藤の大きな愛は病室での告白でも見てとれるし、瀬名に2人の馴れ初めを聞かれて話してるところでも感じられる。
そんな新藤に愛される忍役のたっつん(鈴木さん)。
やっぱりこの役、非常にたっつんにハマってます。
病院の壁に苛立ちをぶつけるところや死にたくないと嘆くところ。
どこか斜に構えて本心をなかなか見せない。
でも、きっとホントは淋しがり屋で愛されたがりで愛したくて。
やっと手に入れた場所をようやく本当の意味で大切にしたいと思えるようになって。
忍はこれからもまだまだ成長していくんだろうなと感じさせられました。

特典フリトはたっつんと大川さん。
なので、そんなに脱線せず真面目に質問に答えてく感じ。
収録裏話は収録当日の森川さんの私服がスパンコールついてて。
それが証明やらカメラワークやらの妙でスタジオ外のモニターで見るとすっごいキラキラして見えた件。
あまりにもキラキラしてると言ってたら、ぶーちゃんも興津さんにそれ着せて外でモニター見てみる始末。
マイク前で声も出さずに前後移動とかさせられる興津さん(笑)
登場人物についての話では新藤が面倒くさい男だと。
思ってることをなかなか口に出来ないからいろいろ拗れてたり。
あと、最初はどうして新藤が忍に惚れたのかわからなかった2人。
演ってるうちに忍のかわいさとか見えてきて納得したらしい。
忍も面倒くさい男だ。
印象に残ってるのは最後の病室のシーン、新藤の病室での口喧嘩?みたいなシーン。

6

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