ダブル・バインド外伝 アウトフェイス

ダブル・バインド外伝 アウトフェイス
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  • 萌×213
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  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
16
得点
251
評価数
57
平均
4.5 / 5
神率
64.9%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥571(税抜)  ¥617(税込)
ISBN
9784199006906

あらすじ

極道の一大組織である東誠(とうせい)会三代目を、凶暴な狂犬が狙っている!? 会長となった新藤(しんどう)の愛を受け入れ、本宅で暮らし始めた葉鳥(はとり)。ところが襲名を逆恨みする元舎弟の稗田(ひえだ)が、新藤の命を狙うと予告!! 「新藤さんに何かあったら殺す」心配で焦燥を募らせる葉鳥は行方を追って奔走するが!? 極道の愛を得て成長した葉鳥の覚悟が試される!! 若き日の新藤と葉鳥を描く「名もなき花は」も同時収録!!
 
(出版社より)

表題作ダブル・バインド外伝 アウトフェイス

東誠会三代目会長 新藤隆征・37歳
葉菜の本当の父親で新藤の愛人 葉鳥忍・24歳

同時収録作品名もなき花は

東誠会会長の息子で幹部 新藤隆柾・32歳
妻公認の愛人 葉鳥忍・19歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数16

一つの完結

「ダブル・バインド」の、進藤x葉鳥CPスピンオフ。

「名もなき花は」
「ダブル・バインド」本編では既に事故死していた、進藤の妻であり葉奈の母親である美津香がまだ進藤と結婚したばかりの頃のエピソード。
豪快な美津香は「愛人」の肩書で進藤と同居している葉鳥をなぜか可愛がっていて…
本作では、夫婦でありながら男女にはなれない進藤と美津香の複雑な同志愛と、葉鳥がようやく「こころ」を信じてもらえて抱かれるまでを描いています。
進藤と美津香はそれぞれ、自分の全ての様な相手を諦めているんです。そこからくるストイックすぎて一種退廃的な空気感。
葉鳥って名もなき道端の雑草かなあ?十分華のある、いや毒のある彩りの美しい花だと思いますけど。

「アウトフェイス」
時間軸は、本編「ダブル・バインド」の後。
進藤は正式に組の三代目になり、本宅に葉鳥と葉奈も一緒にお引っ越し。でも平穏な暮らしにやっぱり事件が起きてしまいます。
進藤に破門された幹部の舎弟稗田が、進藤をつけ狙い遂に葉奈を拉致!ブチ切れた葉鳥がたった1人で葉奈を取り戻しに行ってしまい…
ハラハラ展開ですが、ここで葉鳥が稗田を続きxxしてしまう!
これは!
これだけはやっちゃいけなかったよ、英田先生…!
進藤への愛しさ、葉奈への愛しさ故だけど、それでも!…と感じてしまいました。
進藤は本作では甘々の男になっていて、BL的にはより攻めらしくなって良かったです。ただストイックで硬質な面だけでは、ね。
でも、葉鳥のどんな部分が進藤を変えていったのか、そこも進藤視点でもっと掘り下げてみて欲しかったかな。

1

大人攻め×超はねっかえり の愛のカタチが大好き!

本編より先に気になっていた、超好みのリカコ先生の表紙。
〇さんものなんですよね、このキレイな繊細そうな顔なのに。
そしてかなりやんちゃ。この表紙の受けさん。
派手派手しいスタジャンとか着るらしいし(笑)
勝手に抱いていたイメージが ぐわらぐわら壊れましたが
でも やっぱりこのカプが好き。
カラー口絵の2P目の 葉鳥を優しく見やる新藤さんの図がすんごく好き♡
うーん、格好いい。。。。。
ダブル・バインド読まないと ちょっとこれだけでは無理です。
是非 本編と合わせて。このカプは きゅん担当だと思う(笑)
新藤さんが本当に大人。人間的な感情をよみがえらせてくれた?葉鳥を寵愛。
葉鳥は葉鳥で、自分に第二の人生を与えてくれた新藤さんに全てを捧げてる。
本編メインカプはお笑い担当かな。

70Pぐらい 名もなき花は
160Pぐらい アウトフェイス の2編構成。

名もなき花は は、新藤さんと葉鳥がマジの愛人関係になる前
新藤さん新婚2か月目ぐらいで、美津香ねーさん(新藤さん嫁)と
その護衛の八代、新藤さんと葉鳥が出てきます。
美津香ねーさんの人となりや、彼続き女なりの恋心が分かって、
私は切なかったです。ねーさん、葉奈ちゃん産んでくれてありがとうね。

アウトフェイスの方は、本当にハラハラもんでした。
新藤さん、葉奈ちゃん、葉鳥 大ピーンチの巻。
葉鳥が命はって頑張りますが・・・・ちょっと悲しい終わり方。
〇さんものなので、ある意味しょうがないのかも という気もしますが
でも この終わり方はやっぱりあんまり好きではない。
善人ばかりではないんだけどさ。

まあ、その頑張りでなんとかなったのですが
あんまり人の事を心配させない方がいいと思うよ、葉鳥ちゃん。
新藤さんと新たな絆を結べて良かったわーとは思うけど、
ほんとしばらくは大人しくしてて・・・
新藤さん、心労で老けちゃうよっ(笑)

0

まあ、普通

本編がかなり面白かったので外伝もまとめて購入。

でも、新藤×葉鳥がはまっていなかったので、個人的にはそれ程萌えなかった。お話しとしての出来は普通に良いと思いました。

新藤に壮絶に尽くしながらも、1対1の関係になる重さを受け止められない葉鳥。彼の成長物語でしょうね。
こういう自虐的な性格は、せつないのかもしれないけど、私には理解できない人格なのであんまり迫ってこない。

でも英田さんがうまいので最後まで飽きずに読みました。はまらなかったということでこの評価。

0

すっかり葉鳥に落ちました(笑)

葉鳥、あかん、この子。
最初は「まあ、好きかな?』程度でしたが、読み進めていくうちにすっかり落ちてしまいました。か、可愛い。この子が人気有るの分かりますねえ。
唯一無二の関係が好きなので、こういうのたまらないです。
893ものは不得手ですが、さらっと読めました。
おっさんハードボイルドをよく読んでいたので893が出てくるのは構わないのですが、主役格だと矢張りもやもやします。
分かってはいってきた葉鳥はいいですが、葉奈ちゃんは大きくなったらどうなるのか本当に不安です。お母さんほど色々飛び抜けてなそうですし。ああ、でも案外血を引いてるからあんなになるかもですね(笑)
奥さんと葉鳥のやり取り、とても好きでしたが、だからこそこういう形じゃない方がよかったなあと思ったりしました。
色々ありましたが、綺麗に着地出来てよかったです。
続編がまた出たりしないかなあ。

0

名もなき花は

CDで「アウトフェイス」を聴いたので「名もなき花は」も読み返してみる。

「道ばたに咲く名もなき花」って自分で思う分にはいいけど他人が言うのは結構失礼では。良い意味で言っているというのはわかるけども。
正式に愛人になるときにああいうやりとりをしていたら葉鳥がダブルバインドで「愛人としての自分」に意固地になってしまうのも無理ない気がする。
瀬名との確執も含め、ダブルバインドが拗れたのはだいたい新藤のせいなのでは?とつい思ってしまった。ごめん新藤。

それにしても「葉鳥忍」という名前は何事にも負けない強さ(葉、忍)と何事にもとらわれない自由さ(鳥)を表していてキャラにぴったりな名前だなあ。

0

恋の終着点

葛西リカコさんも絵が好きです。
馴染みのない作家さんでもこの方のイラストだと迷わず買いです。
不思議と気にいる率が高いので。
カバー絵の葉鳥の睨みつけるような威嚇するような顔がいいです。
これが『アウトフェイス』の意味なのかなと思いました。
キャラ文庫の好きなところはカラーイラストが2枚あるところです。
この作品の扉絵はこれだけでポスターにして飾りたいくらい素敵です。

『ダブル・バインド』 は面白かったのですが続編ではなくこちらは外伝なのでそのうち機会があれば読もうと思っていました。ところが最近ドラマCDを聴いて新藤×葉鳥の関係やその後がすごく気になって急いで買いに走りました。
もっと早く聴けばよかった&読みたかったと後悔するくらい良かったです。

『名もなき花は』は、未成年の葉鳥が新藤の正式な愛人になった頃の話。
葉鳥が新藤のことを救ってくれた恩人への忠誠だったり子供が親を求めるような無邪気な愛情だったりといろんな意味で求めているのだとわかります。
愛人でいいとか自虐的な言動はそんな欲しい気持ちの裏返しや失うことへの恐れみたいで素直になれない幼い忍ちゃんが続きかわいく思えました。

それも、欲しいものを欲しいという互いの立場や未来もなく新藤のために死ねたら幸せだと考える子供じみた後先考えないところが新藤の心配の種なのがよく理解できます。

新藤の元妻が葉奈を生んだ理由がただ一つの純愛にも繋がっているのかと思うと深紅の薔薇のような女性の切ない思いが伝わってくるようでした。

新藤に正式に愛人として扱ってもらえた時に泣きだすシーンが印象的です、思うが溢れているようで。そして愛人になって、だからこそ支える力が欲しいという葉鳥が男らしくて好きです。

それから数年後に『ダブル・バインド』の事件が起こるわけですが、何年経てもさほど成長の跡間見られませんでしたが…。

表題作の『アウトフェイス』は『ダブル・バインド』のすぐ後。
やってることはハチャメチャでも葉奈の父親としての迷いや葛藤の中で責任を自覚し力不足ながらも精一杯やって行こうという覚悟のようなものが芽生えて強くなった葉鳥が見られてよかっと思う。
新藤の方も危険の多い自分の人生に葉鳥を巻き込む覚悟ができてのプロポーズで、二人の恋の終着点にたどり着き平たんとは言えない立場ですが葉奈と3人家族の幸せを願わずにいられません。

友人の居なかった葉鳥と久地楽との友情が微笑ましい。

2

番外?というか5つめ的

新藤さんと奥様との関係がずーっと不思議だったのですが
奥様の美津香さんとは、こういう関係だったのよ!というのが
ハッキリ解って、やっと納得いきましたw

今作は、葉鳥くんがより一層頑張ってるのですが
異常人間の餌食になっちゃうのではないかと
やっぱりハラハラドキドキしながら読みました。

自分を投げ出してまでもその人を守りたくなるほど
人を好きになるなんてこと、現実ではどれだけあるものだろうって
思ったのですが、葉鳥くんは、本当に新藤さんが好きなんですねぇ。

新藤さんのちょっとした崩れっぷりも良かったですねw

1

自虐からの成長

『ダブル・バインド』の番外編。
本編にも登場していました、新藤×葉鳥カップルのお話です。
過去編『名もなき花は』と現在編の『アウトフェイス』の、二本収録。


攻めの新藤は『名もなき〜』では東誠会幹部で結婚したばかり。
『アウト〜』では三代目東誠会会長となっています。

受けの葉鳥は新藤の妻公認の愛人。
新藤に汚濁の中から救われたことで、新藤に心酔しています。
『名もなき〜』では、まだ未成年。


相変わらず葉鳥は新藤にすべてを捧げるような愛し方をしており、こんなじゃ新藤も心配で仕方ないだろうなあと。
葉鳥が命まで投げ出すことを新藤は恐れているし、望んでいないので。
ただ『アウト〜』の方では、本編で起きた事象や新藤の娘・葉奈の存在に考え方を改める時期が来たことを自覚していて、「葉鳥ってば乙女から母になったのね」なーんて感慨深かったです。

今回は、本編でチラッと触れられた葉鳥と新藤、そして新藤の妻・美津香の関係が描かれています。
美津香はウジウジドロドロというタイプでなく、台風のような、周りを巻き込まずにいられないような女性。
とても魅力がありまし続きたし、ボディーガードの八代との、他人には図り知れない間柄も潔く、読んでいて気持ちが良かったです。

英田さんの作品は気持ちが暗くなりがちな時は読めなかったのですが、こちらのシリーズは痛みが少ないのでお気に入りです。

0

もう少し葉鳥に父としての自覚が欲しい

ダブル・バインドのスピンオフ。
新藤と葉鳥の話です。
ダブル・バインドは恋愛の甘さより、事件その物の面白さが際だっていましたが、今回は、新藤と葉鳥のラブ中心?というくらい、新藤が甘かったですね。
新藤を挟んで葉鳥と瀬名、勝手に葉鳥がじたばたするあたりがツボでした。
このふたりは、これからも葉鳥ひとりが勝手に発火する関係でしょうか・・・。
ただ、組織に属しているということで仕方がなかったのかも知れませんが、葉奈という娘がいる葉鳥には、そのことを自重&自覚して欲しかった。
後味が悪かったですね。

2

大好きよ忍子(*´д`*)

以下、キモい感想が書いてあるので閲覧注意です^^;勇気のあるかただけ読んで下さいね。
------------------------------------------------------------

ずっといつか書かなくてはと思いながら書いていなかったこのシリーズ。
この際、細かいことは置いておきますわん。

キ(゚∀゚)ターーー神ターン!神外伝!葉鳥は私好みの最強ビッチ受けよん!
忍子みたいな狂愛もいいわね♪

もー!美津香になって葉鳥にちょっかい出してみたかったー!
なんなら3Pでいいじゃんもぉ(コラ)www
新藤さんになって葉鳥のおしりぺんぺんしたかったよー!

そうそう、私ショタっけないのでおしりぺんぺん系の表現がある漫画や小説が大嫌いでして、
個人的に完全な地雷なんですけど、こちらの作品では実行されてなかったので良かったですー!
てか実行されてても何の問題も感じなかったように思います( ̄∀ ̄*)

しかも今までのシリーズではこういうこと無かったんですが、
今回は完全に葉鳥と同化しました、自分が。

新藤さーん、叱って叱ってーみ続きたいな。自分にどん引きだよぉ。
どん引きなんだけど、葉鳥と同化しちゃって脳みそがおかしくなってしまいました。
おかげで新藤さんの煽り文句がもう・・・やめてぇぇぇ私を殺す気ですか!?
死んじゃう!死んじゃうぅぅ(涙目)と心の中で叫びながら読んでいました。

しかしなんですな、最後の甘甘な雰囲気は好きだけど、本当に極道!?
って思ってしまったしょっぱい私がいる。
そりゃまぁ、葉奈ちゃんのこととかも、とっても心配です。
私が知る限り、極道の世界で生きるということは、真っ当な道を歩ましてあげることは不可能に近いですから・・・。よほどの努力をしなければ無理だから。うう・・・二人のパパに大切にされて下さいね。

というわけで気になるところも多々あるのですが、外伝だし、もう気にしないことにしました(何)
新藤さんと葉鳥が超理想CPなんで、他のことはもういいのッ^^*
あぁニヤニヤが止まりませぬ。
萌え死ねて良かった。英田先生、生まれてきてくださってありがとうございます!

3

父親になるということ

本編を読んでいる時から、登場人物の中で一番インパクトの強かった葉鳥。
すごく好きなキャラだったので、嬉しい外伝です!

『名もなき花は』は、葉鳥が新藤の正式な愛人になった時の話。
本編では殆ど触れられてなかった、新藤の妻の美津香が登場します。

まだ愛人候補生だった葉鳥は、新藤に美津香とのディナーのお相手を命じられます。
その出先で美津香は不良たちとトラブルを起こし、
美津香のボディーガードの八代が大怪我を負います。
八代は命は取り留めましたが、十五年続けたボディーガードを止める事に。
葉鳥は、八代の怪我に責任を感じて落ち込みます。
でも結果的に、この事件の後葉鳥は新藤の正式な愛人となります。
なんか、新藤が、むちゃくちゃ甘ったるいんですけど(笑)
本当はとっくに葉鳥にホレてたんですね!

八代と美津香の関係は、ちょっぴり切ないです。
特に八代、長年見守り続けた美津香を本当に忘れる事ができるのでしょうか?
この後の美津香の運命を知っているだけに、辛いです・・・


『アウトフェイス』はダブル・バインドのその後の新藤と葉鳥の話。
葉奈が本当は自分続きの娘だと知って、葉鳥の気持は揺れ動きます。
そんな中、以前新藤の殺害を謀った稗田が、未だ新藤をつけ狙っている事を知る葉鳥。
葉鳥の暴走を恐れた新藤は、この件から手を引くように葉鳥に命令します。
しかし、葉奈を人質にとられ、葉鳥は単独で稗田の呼び出しに応じて・・・

葉鳥が、恋人として父として、そして人間として、
これから徐々に成長していくであろう事が窺える話でした。
愛する事も、愛される事も下手だけど、心から二人を愛している自分。
父親として相応しい人間になりたいけど、まだどこかでなりたくないと思っている自分。
変わりたいと願いながら、変わろうとする事をを嫌悪する自分。
揺れ動く葉鳥の心が、本当に切ないです。

そんな葉鳥を「お前はお前のままでいい」と大きく包み込み新藤。
はぁ~・・・本当にいいですね、この二人!
最後の観覧車のシーンは、これ以上ないハッピーエンドでした。

上條と瀬名は、相変わらずの瀬名にツンデレ振りに振り回される上條が、
なんか可哀そうと言うか可愛いと言うか・・・(笑)
葉鳥の悪戯に騙され、瀬名に叩かれる上條に、噴き出してしまいました。
そして、今回もいいオトコだったクジラ。
本編の時から大好きだったキャラです。

新藤と葉鳥、上條と瀬名、まだまだこれから幸せになって欲しい。
この後ももっと続きが読みたいです!

3

忍子は

自分を愛しきれない自分が嫌い。

忍は、ちゃんと自己認識しているので、変われるものなら変わりたいけど、そう簡単にはいかなくて、でも確実に変わっていっている自分というものも知っていて、
とにかく、
人間なんて、そうそう簡単な、一面的なものじゃない。
それでも、ただ一つ、新藤のそばにさえいられたら、
それだけが、
それだけで。

ダブルバインド本編では、登場キャラクターの彩りのバランスで設定されたくらいの感じだった葉鳥のキャラが、ここまでくっきりしたのって、ドラマCDで忍を演じた鈴木達央さんの功績って、きっとあると思う。
特に『忍子は~』って、わざと女言葉使うところとか、もう、あのたっつんの声でしか脳内再生されないよね。

5

そのままでいてね羽鳥~

人気シリーズの外伝、新藤と忍偏で、忍が愛人候補をしている時のお話で、
忍の新藤への溢れるばかりの強い思いが感じられる作品でしたね。
忍の一途で純粋、かと思えば意地っ張りでこうと決めたら絶対にやり貫く姿、
子供だったり大人だったり、普通の相手では忍の相手なんて出来ないだろうと思うけど、
相手が新藤だからの忍の行動なんだとも思えるのです。

忍が18才で新藤の愛人になるまでを描いた前編と、24才になり新藤と娘の葉菜と
組屋敷本家の離れにプライベートの住まいが出来て暮らし始めるところが描かれてる。
そして、葉菜が自分の子供だと知った忍の戸惑いや成長が描かれてる。
忍さん大活躍で、一見すると軽い感じに見える忍の愛する者を守る為の行動は
かなりデンジャラスなものでしたが、余計に好きになりました!
ヤンデレ系統で思っている以上に愛情深い忍、それに振り回され気味の新藤、
二人の甘い感じもとても良かったと思える作品でした。

6

薔薇と荊と葉鳥忍。

英田サキ先生の面白い!シリーズのうちの一つ、『ダブル・バインド』。
主役は刑事の上條×クリニカルサイコロジストの瀬名なのだが、
個人的には(という人多いよね?)途中から脇役だった葉鳥忍に持って行かれて読んだ。
今回、その葉鳥が主人公の外伝、待ってましたっ!という新刊。

そう厚くない本に、二編が入っている。
瀬名の従兄(その実腹違いの兄)でヤクザの三代目の新藤が、まだ10代だった葉鳥を助け
名ばかりの愛人として同居を始めた時代の話『名もなき花は』。
本編の最後ので明かされた新藤の娘葉奈の出生のいわくの、前段にあたる。
新藤の妻美津香も登場し、葉鳥が本当に身も心も愛人となるまで。

後半3/4は、本編の後日談にあたる表題作『アウトフェイス』、
文庫4冊という長編だった本編の複雑さは勿論望めないが、
それでも緊迫感のある事件を織り交ぜ、ぐっと惹き付ける手腕は流石。

懸命に自分の内面と向かい合って悶えながら、
命をかけて新藤と葉奈を守ろうとする葉鳥の愛が切ない。
そして、本編よりも彼が愛おしくてたまらないことが盛大に滲み出ちゃっている新藤…

ああ、も続きうっ!
葉鳥が可愛過ぎて、健気過ぎて、イカレていてイカしていて、もう、どうしよう!
カラー口絵の裏が赤い黒のライダースジャケットを着た葉鳥の、カッコいいことっ!

葉鳥視点なので、ちょっとコミカルで軽いところが、彼の若さと一途さと
そして自分を大事にできない哀しさを際立たせている。

生まれて初めて乗った観覧車で、彼は人生で一番の幸せを貰う。
上手に愛せなくてごめん、上手に愛されなくてごめん、と呟いた葉鳥忍…
捨て身で必死で、あまりに彼らしい今回の事件の解決の経緯は、
今後彼の中に余燼となって複雑なものを残すのではないかとも思う。
でも、彼の悲しい育ち方や生き方を考えた時、荊の道が広がっているかもしれないけれど
ひとまずこのハッピーエンドを喜んで、幸せを祈らずにはいられない。

本編のお二人さんも、間抜けな顔だの蛇女だの葉鳥に評されながら、
チョコッと登場しておりますw

評価は神で!
ちょっと甘めかなぁとも思わなくもないのですが、
新藤は勿論、カワッチやクジラや取り巻く人々同様、私も葉鳥には甘いのです♡

7

拝啓、葉鳥忍さま

ダブル・バインドで貴方の新藤一途のその気持ちを知り、
愛する人の為にとてつもない行動力で、自らのチカラで核心に迫っていくその迅速さ。
スレンダーなボディなのに、強くたくましく、そしてしなやかなミノコナシ。
健気なのに女々しくなく、素晴らしい男前を発揮しながらも
でしゃばらず、常に愛する人を念頭においた愛あふれる心持ち。
猫のようなのに、犬のような、その魅力にすっかりまいりました。
今回、貴方の過去と現在の姿を知るにつけ
また一層、貴方のすばらしさを知りました。
時々、貴方の愛する人とのひと時を出歯亀してしまう無礼をお許し下さい(w)
しかし、閨の姿も貴方の魅力の一部なのです。
これからも、ずっとずっとストーカーします(見守るとも言う)
この度のこと、お喜びもうしあげます♪
どうかお二人と葉奈ちゃんの幸せがいつまでも続きますように。
敬具

思わずファンレター?を書きたくなるほどに、忍が大好きデス!!
本編でも、もう彼に釘付け、主役コンビよりそっちが気になって気になってwww
そんな忍を中心に据えた、新藤との関係を描いた2本。
ここでもやはり忍は忍、ま続きた惚れ直すのですが
なんといっても葛西リカコさんのイラストが素晴らしーーーー!!
カラー口絵のモノトーンにライダースの裏地の赤の映える色彩の忍はカッコイイ!
その裏のカラーはかわいくて、新藤LOVEがそっけなさそうな表情の中にみえながらも、それを見下ろす新藤の眼差しに何故か愛を感じてみたり、
中のイラストに至っても忍さま祭り絶賛開催中で、忍ファンとしては悶絶しまくりの一冊となりました・・・・ここまでで前置き長いね(汗)
どんなに忍が好きなのかはもういいので、次へ。。。

忍が新藤に救われ一応”愛人”となった(この時点では言葉のみで体の関係はない)時期の、まだ存命で新藤と結婚したばかりの美津香が存命だったころの、3人の関係と本当の愛人に時を描いた【名もなき花は】と、
ダブル・バインド本編直後あたりの二人の姿を描いた表題【アウトフェイス】となります。

【名もなき花は】で注目は新藤の妻・美津香の、その人間というものが見える点です。
夫婦でありながら別居しており、心はつながっても体はつながれない、
それは彼女のボディガードの八代との関係にも見えて、何だか欲しいものが本当に手に入れられないのから諦めている、その気持ちと姿が少し哀れな感じがします。
本人は割り切ってわがまま放題にしながら生きているけど、でも・・・?
この中で、子供をつくる決意を話しておりますが、この子供(後、葉奈ちゃん)こそが、欲しいモノが手に入れられない美津香の唯一の手段であったのかな?と考えると切なくなります。
そんな妻との関係を通しながら、新藤が忍を本当の愛人にする決意をして、めでたく二人は結ばれるのですが、
お試し期間を無事合格したって感じでしょうか。
始めて抱いてもらうその時の忍の言動が、もうたまりません!!
新藤、むっつりスケベだったのかwwwともあれ、これはもう読んでもらって鼻血覚悟で身悶えちゃいましょう!

【アウトフェイス】
本編中で、新藤が命を狙われ怪我をする事件がありましたが、それの実行犯が逃走中なのです。
それを忍が追い詰めて決着をつけるという、それを主軸にしながら彼等の間に、”愛人”という立場からさらに前進して、本当の家族となる姿がえがかれていました。
ここでの忍の卓越した力はもちろんなこと、愛する人を陥れる者に対しての容赦ない姿が描かれ、この場面のハードさに、忍に惚れ直しました!!
まさか、ここまで忍にやらせるとは・・・英田さん、やはり生みの親だけあって忍を一番よくわかってらっしゃる!!
しかし、その分のラストの幸福感が高低差を産んで、緩急の付け方が素晴らしく見事でした♪
瀬名や上條や祥もちょこっと登場し、相変わらず瀬名に背中の毛を逆立てる忍がかわいらしかったりもします♪
1冊に満たない短編なのに、多分少しのエピソードなんでしょうけど、なんですか?この満足感。濃密な話でありました。

また更に忍が好きになっちゃったよーーー!
どうしてくれようぞ。

更に更に

11

いやですよ、忍さんたら(笑)

ついにです、ダブルバインド進藤×羽鳥メインのお話出ました〜
というか一冊丸ごと忍ちゃん祭り!! どこを開いてもいろんな忍が見られます。
本編ではサブキャラ?だった忍の人気ぶり、スゴイですね!
この容姿で、このハチャメチャキャラで、床上手で(笑)、でも一途に健気に進藤を思っていてって、最強の受けキャラじゃないですか!?
いつの間にかダブルバインド一のキャラに成長しましたね。

今回は小説キャラに掲載の「名もなき花は」と書き下ろしの「アウトフェイス」の2本立て
英田先生、ありがとう!!
大好きな進藤×羽鳥ペアのこんな幸せなところを見たかった!!
どちらの作品も忍の進藤さん命なところは変わらないんだけと、「アウトフェイス」の方は進藤の忍に対する半端ない愛情が溢れていて、本当に読んでいて幸せな気分になりましたよ。
忍、しょっちゅうおふざけで交ぜっ返すけど、忍子って(笑)
途中ちらっと出てくる瀬名が蛇女って(笑)
進藤とラブラブでも、相変わらず瀬名には本能的に逆毛を立てまくる忍が可愛いよ。
思わず、家政婦の清子さんのように「いやですよ、忍さんたら」ってツッコミを入れてし続きました(笑)  清子さん、ナイス!!

今回「アウトフェイス」では本編同様緊迫する事件が発生するのですが、なんとしてでも進藤のために解決しようとする忍の健気さにはホロリとさせられます。
その忍を思う進藤もまた、忍への愛情がダダ漏れで、こんなに深く愛されてるのを気づいてないのは忍本人だけという感じです。
忍はその生い立ちから人を、自分を信じることができず、生きる為にあらゆることをしてきたゆえに刹那的で自分の命さえなんとも思わないような投げやりな生き方をしてきたのですが、進藤と出会い拾われて(押し掛けて?)愛人となり、愛娘葉奈の人生に大きく関わる存在になったことで、次第に人間として悩み、成長して行くのですが、その忍を大きな愛情で支え見守っているのが進藤なのです。忍でなくとも惚れるわ〜
忍の小悪魔的魅力といい、進藤の懐の深い漢っぷりといい、本当にナイスなカップルですね。
ラストの○○○○○、本当に忍の幸せを心から願わずにはいられません。
ダイヤのピアスの件など、進藤の気持ちが語られていて、そんな思いのこもったものだったのね、って羨ましくなります。
全編に溢れる二人のあまあまぶり、本当にご馳走さまです!!
外で読まれる方は、ニヤけ顔にくれぐれもご注意ください。
それにしても、イラストの葛西リカコ先生の描く忍、本当に魅力的!!
忍の危ういところ、色っぽいところ、蓮っ葉なところなど余すことなく表現していて
素晴らしいです。 今回の口絵の忍、惚れます・・・
また、「名もなき花は」に登場の本妻美津香も納得の美しさ。
ベリーショートにスタイル抜群で極道育ちの一筋縄ではいかない女。
こんな人、もし今も生きていたら忍、大変そう!!!(笑)
色々な意味でまだまだ続きを読みたいお話です。

7

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