葛西リカコさんのレビュー一覧

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

美人で強気な受け様に萌え♪

さまざまな迫害にもめげず、強くしたたかな受け様は、この作家さんには珍しいタイプかも。

前半はつらい場面が多いけれど、攻めの聖獣との出会いからは精神的には満たされてきて良かったね!キースちゃん。

必死に子育てする時期もあり大変そうだけど、このカップルはずっと離れず一緒にいるからこのシリーズの中ではその辺は安心して読めました。

後半の帝都に入ってからは面白くてもう一気に読んじゃいまし…

6

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

素直にすごく良かった

『夜明けには優しいキスを』のスピンオフ。
できれば続けて読もうと改めて読み返しました。

何度読んでも、いい。
男気のある阿木。生き方がカッコいい。
決して幸せとは言えない生い立ちや、やくざという世界にいたこと
自分の気の緩みから、大切な仲間の命が消えたこと・・・
たくさんの苦しいことや辛いことを、顔に出さず
いつも加瀬のことを心配し、優しい阿木。

前作からのあの乱暴者の加瀬…

6

かわいくないひと 小説

菅野彰  葛西リカコ 

しっとりとした大人の雰囲気ですが…

デザイナーの才能はあるけど他人との付き合い方がわからず
同期の吾妻にだけ心を開いている雨宮を好きになってしまった瀬尾は
ひたすら辛抱強く、雨宮との距離を縮めようと努力するのですが…。

なんというか、瀬尾がいっそ気の毒になってしまいました。
雨宮は社内の人間にも“情緒欠落”と言われるくらいで
そして吾妻の言うことだけは聞く徹底的な変人っぷり。
その吾妻も、雨宮が頼りにしすぎているのを…

4

忠誠の代償 ~聖なる絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

泣ける。とにかく泣ける!!

騎士と聖獣のファンタジー。
聖獣と誓約を結び対の絆となる騎士。
だけど無理やり誓約させられた者たちは…。
 
聖獣によって立場が決まる、この戦いの場。
それがその国の皇子だとしても位の低い聖獣と誓約を結べばそれなりの扱い。
そして聖獣のキリハはその位も解らない異端な聖獣。
それによって自分の対の絆ヴァルが軽んじられる。
その為に頑張るキリハが超健気で可愛い!!

その結果キリハ…

2

愛しの官能小説家 小説

ゆりの菜櫻  葛西リカコ 

シリアス………………‼︎

ゆりのさんはコミカルエロなイメージでした………m(_ _)m
シリアスも普通にうまい‼︎ ってかめっちゃうまい‼︎ 好き♡
シリアスって言っても、ドログロではなくラブ系ですが。
すれちがいマックスな感じがよいです( ̄▽ ̄)
サブキャラの使い方もおもしろいです( ̄▽ ̄)
そして絵もきれい〜!鶏泣いてもたよ〜( ̄+ー ̄)

ゆりのさんイメージ変わりましたが、楽しめました♡
ぜひご賞味く…

2

地獄の果てまで追いかける 小説

宮緒葵  葛西リカコ 

本書以外の宮緒葵作品がイマイチだった方、とりあえずこれを読んでみて。

既読の宮緒葵さん作品では、最もバランスが良く読みやすく、かつ面白かったと思います。
とは言っても宮緒葵の既読作は、「渇仰」と続編2作、「堕つればー」、「愛犬志願」のみなので、その程度で語るな!という方はスルーで。

バランスが良い、ということについてですが、宮緒葵の傾向は、色々いっちゃってる攻め、最初は攻めに抵抗しようとしたりしてるけどいつの間にか流されちゃう受け、多少のファンタジー要素、ヤ…

13

恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

幻想的な物語の暖かな救い

郊外の池の側に建つ古い家に住む、浮世離れした小説家・和久井、
そこに時たま訪れ食事を作ってやったり世話を焼く
大学時代の友人・蓮見。

葛西さんのイラストが雰囲気によく似合う
幻想小説のような作品。
はっきりしない靄がかかったような読み心地なれど
それが独特の味わいになっていて、徐々に世界が沁みてくる感じ。

和久井の浮世離れした生活ぶりの背景にある、彼の孤独。
そんな彼に振り…

7

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

まさかの攻め?!

このシリーズで初めての聖獣攻めであります(笑)

今回はどういう出会いや過去がと思いながら読んでましたが
やはりあまり嬉しい楽しい内容ではなかったですね。
だけどお互いを守り合いながらの絆は最初から一番強く感じました。

対の絆となるキースは全く聖獣の事も知らずにフェンリルを育ててるんだけど
その為に凄く自分を犠牲にしてて自分たち以外を信じることができない。
そんな頑ななキースの心…

3

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

代償シリーズ攻め編

代償シリーズの4作目ですが、今までとは少し違った雰囲気がありましたね。
どちらかといえば4作目と言うより番外編のような感覚を持って読みました。
聖獣が攻めになるのも大きな今までにない違いで自ら発情しない訳ですから
対の絆の人間側が襲い受けになるのかと想像しながら読み始めたら、
発情はしないけれれど、心は立派に攻めの聖獣でした。

人間だったら独占欲と束縛の強い嫉妬深い男になったかも知れ…

7

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

新しいパターンのシリーズ4作目!

『代償シリーズ』4作目。
あとがきで作者も触れているように、今回はタイトルに代償がつかないので
絆シリーズ、もしくはモフモフシリーズ4作目というべきか。

このシリーズは、やはり好き!!
よく練られたファンタジーの世界観も素晴らしいし、
聖獣の可愛らしさ、対の絆の互いに一途な健気さにやられ、
この作者らしい痛ましい味付けが、結ばれた後の甘さを引き立る。

個人的にはシリーズ2冊目…

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