梨とりこさんのレビュー一覧

甘い絶望の夜を捧げて 小説

義月粧子  梨とりこ 

せつねええええ!!!!!!!!!

ビックリマークいっぱいですいません。
そのくらい切なかったもんで。

攻めー!
お前はホントにシネ!
豆腐のカドに頭ぶつけていっぺん死んじまえ!!!

……というお話でした。
いやはや、非常に義月粧子さんらしいお話だなァと思いました。
容赦なく作者さんからイジメ倒される受け。
理不尽なんですよ。
あまりの理不尽さが悔しくて、切なくて、イライラして、なんかもう大変でした。
でも私、こういう甘ったれた…

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王子の秘めごと 特典

結局のろけ

ぶっちゃけ、本編では黙して語らなかったイドリス王子も、出会いの最初からずっと好きだった、っていう、バレバレのネタを、あまあま濃厚エロと一緒に詰め込んだ、如何にも番外編らしい番外編。
献身的で腕も立つ、ベッドの中でも理想の嫁・惺を、イドリスがどんなに愛していたか、
二人の幸せを素直に願える、番外編でした。

3

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

アラブかぁ

えれなさん、初アラブだそうで、
私も、ほぼ初アラブかもしれない。

私の場合「話を聞かない俺様男に翻弄される受け」はかなり鬼門、っていうか、地雷?
それに、アラブ書かない作家さんばかり読んでいたっぽい?

で、華藤えれなさんですよ。
例えアラブでも、えれなさんのご本となれば、読まないわけにはいかない。
ちゃんと特典小冊子付きを予約して入手いたしましたわ。

お話は、幼なじみ再会…

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幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

アラブだけどやっぱり華藤えれな

華藤さん、初めてのアラブものだそうです。
傲慢、俺様、金持ち、媚薬、陰謀、砂漠。
アラブものの条件は揃えていますが、やっぱり華藤流になっていて、それはいい意味での裏切りでした。
ただ、読んでいてこれは時代は一昔前、現代じゃないじゃないか?って思えるような設定に、ムムムム、、、
国家を賭けた武装勢力争いに、簡単に切り抜けて平定するラストにムムムム、、、
そんな甘さはありますが、初ということ…

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幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

都合よすぎ?

華藤先生の初アラブ、且つ私もアラブは初読みなので相場(?)は良く分からないんですけれど、色々と非現実的すぎやしないかなと思いました。
公私混同というか…、一応国単位の事件の中の出来事なのに私情を挟みすぎているというか…。もう少し昔の設定ならば、政治や人の動きの“穴”を突いているのかなぁとも思えますが、情報や流通が発達している現在が舞台なので、いろいろと戸惑ってしまいました。

後継者争いでい…

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月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

終わらない

組が解散し、東京の組へと移った信二。
信二を追うように東京の大学へ進学した路彦。

信二は猫で、路彦は犬。
わたしにはそう思えるのですが
猫は猫なので虎にもライオンにもなれないのです。
犬は、たくましく忠犬になり猫を守るのです。
そんな感じのお話でした。

シナリオは、ヤクザものにありがちな・・・感じで
どんでん返しもなく(下克上は想定内です)
心配したようなことにはならなく…

3

月に笑う 上 小説

木原音瀬  梨とりこ 

猫なのに犬に発情することに戸惑いを覚える。 猫に育てられた犬は、その違いに戸惑わない。

社会から捨てられたようなチンピラヤクザの信二と
いじめられっこの路彦は、同じような劣等感や孤独を抱え
つながっていくお話でした。

私には、信二が猫のようで路彦が犬のように思えて
猫なのに犬に発情することに戸惑いを覚える信二。
猫に育てられた犬は、その違いに戸惑わない路彦。
そんな風に感じました。

ガツンと暴力的な文字と文字の間に
どこか心温まるような雰囲気が漂っていて
ち…

5

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

悲劇の予感にハラハラドキドキー!!

本来であれば、ヤクザ物は避けてます。
痛かったり死にネタじゃないかと……。バットエンド嫌いです。
しかし今回は木原先生のサイン会につられ、あらすじも見ずに申し込んでしまった…。

色々あって(もう皆さんご存じだしょうから省略)バスで逃げるあたりから、急に緊張感が増しハラハラドキドキ。
初めて”美しいこと”でBLノベルズに出会った時のように、睡眠を削っても続きが気になり止まらなかった!!!…

7

泣かせて、おしえて 小説

義月粧子  梨とりこ 

主人公と一緒になって泣いてました

義月さんの以前の作品で「琥珀色の誘惑」がありましたが、無垢な青年を自分好みに育てるというシチュですね♪
これもそんなお話なんですが、でも全然違う。
主人公の青砥は根っからゲイの、服飾の専門学校に通う苦学生。
未だに恋人がいたことも性の経験もなく、恋人が欲しいな~と思っています。
学校では、その性癖から女子といつも仲良くしていて、扱いも女子みたいです。
そんな彼が、課外実習で出かけた病院で…

7

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

君が僕の最後の砦

後書きで緋襦袢を書きたかったんです、というのにちょっと
笑いました。 そういえばそんなのもあったかくらいの存在感でしたが…
今回もぐいぐい読ませるその疾走感はさすが。
今作品では、二人きりの世界といった閉塞感はなく、
賑やかな脇役勢が彩りを豊かにしている。
特に、女性陣がさりげなく良いと思う。
ペニバンで女にイかされたがる、ちょっと特殊な性癖の
惣一さんに対して、元パートナーの玲香の…

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