月東湊さんのレビュー一覧

犬神と内緒の六日間 小説

月東湊  壱也 

表紙と内容のギャップ

忙しい両親にかわって弟の世話をする智一と犬神たちとのお話です。

ある日、弟と山へ遊びに行った智一は小さな穴を見つけます(実際に見つけたのは悟ですけどね)。穴の中からは音がきこえてきて、持参したコーラや水筒のお茶を穴の中に入れていると足場が崩れて穴の中に落ちてしまい、犬神たちと出会います。
穴の中にはたくさんの犬がいて、先ほど穴の中に流した液体で汚れた部分を掃除しろと言ってきます。弟が大事な…

3

鳥の国の花嫁 小説

月東湊  御園えりい 

鳥が統べる異世界でのお話

月東さんの異世界トリップものということで発売を楽しみにしていましたが、今回も面白かったです!読み終わって、月東さんの書かれる健気受けが大好きだと、改めて思いました。

お話は、動物と話せる大学生の悠が、異世界を救うために花嫁として連れて行かれ、ファッサード国の神官と恋に堕ちる…というものです。

そこは、創造主が作り、創造主の言葉を人に伝えるための御使い様という鳥がいて、人間よりも鳥の方が…

11

臆病な大人の口説き方 小説

月東湊  花小蒔朔衣 

どうしても攻めが理解できなかった

10歳差の歳の差ラブストーリー。
どうしてもどうしても読んでいて楽しい気分になれず、攻めの恋愛感も受けの一途さも納得がいきませんでした。
ここまでもやもやして納得がいかず、読んでいて辛い気分になった本は久々です。
読んでいてずっと攻めの長月の性格の酷さが腹ただしくて悔しくて読んでいて辛かった。

攻めの長月の性格がかなり悪いのですが、わざとそうしてる、という設定です。

海外営業の日…

11

極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

久々健気受けに萌えた

起業家 x 孤児院で育った孤独な青年

幸薄健気で一途な受けというBL王道的作品。

陵辱っぽいのが入ってると萌え度高い私には満足行く不幸健気受けで良かった。たぶんこの本は切ないものを堪能したくなったらまた再読する作品となった。
途中切な過ぎて何度か泣いた。

自分は必要ない人間なんだとずっとそう思って生きて来た受け。
ある理由から30万で売りをしようとする。
たまたま気まぐれに…

16

千年皇帝 ~最後の花嫁~ 小説

月東湊  六芦かえで 

時を超えた再会物

作者様曰く中華風ファンタジーです。
謎が段々と解けていくのは面白かったのですが、なんだか伏線が回収されているような、そうでないような部分もあり、のめり込めませんでした。
そもそもどうして受けが転生させられたのが800年も先だったのか、1000年近く生きていて普通の人間のような心情を保っていられるものなのか。。
作品中に書いてあったのかもしれせんが、ちょこちょこ気になってしまいました。
その…

2

砂宮の夜の秘密の睦言 特典

幸せな気持ちになれます

本編から繋がる、指輪を巡る甘々なエピソードです。
会えない時間が愛を育てる…という歌が昔あったけど、隆明とシャフィークも正にそうで、3週間ぶりに会えた熱い夜を過ごす2人にキュンキュンします。

指輪をする習慣のない隆明と、父親(殿下)から貰った指輪しかしていないシャフィーク。
お互いに指輪を付けさせて縛りたいと、同じことを考えてるのが微笑ましいです。そして、会えない時は自分のこの指にキスを…

2

極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

孤独で不憫な受けに泣かされます。。

極悪人攻め最高!と不純な期待でいっぱいだったのですが、涙涙のカナリ切ないお話でした。
最初の頃の攻めはまさにサイテー!性格最悪ですが、受けと出会って愛しさを知り、これまでの愚かさを悔いて、救われていきます。
元々悪い男ではなかったんだと思いますが、親友への報われない思い、孤独感で歪んじゃってたんでしょうね。
受けの生い立ちがとにかく可哀想で不憫で。。
泣けました。。
攻めが受けを知り合い…

17

極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

極悪人がメロメロになっちゃうお話です

月東さんの新刊は、380ページ越えで、読み応えたっぷりな1冊です。サイトに掲載されたお話を加筆修正された内容になってます。

極悪人と題名にあるように、攻めの高野がかなり酷くて、苦手なタイプでした。だから、最後まで読み切れるか不安だったけど、途中から、ただの恋する不器用な男になっていたので大丈夫でした。ただ、イライラしていたからって、他の男を呼んで、手を縛って無理矢理エッチさせようとする(未遂…

13

初恋妄想オーナーの幸せな夜 特典

幸せいっぱいの夜

「接触嫌悪症」を克服したオーナーが初恋相手と共に過ごす、幸せいっぱいな夜のお話です。

隣に寝ている恋人が可愛過ぎて、そんな風に変化した自分に戸惑う、くすぐったいような気持ちが伝わってきます。

恋人のことを考えて、遊園地に行ったら喜ぶだろうか、その時は何を着てくるんだろうか…と考え始めたら止まらなくなります。ついには、ナース服?セーラー服?と、普段理解できなかったコスプレを楽しむ人の気持…

1

臆病な大人の口説き方 小説

月東湊  花小蒔朔衣 

好みの一冊だった!

月東さん初読み……と思ったら、嘘でした。
ちょっと面白いと思ったアラブ物
「砂宮夜話~王子は御曹司に愛される~」を読んでいました。
そして本作、すごく面白かった!


いきなり舞台はキルギス。
(作者さん、何かあっち方面に縁がある方なのかな?)
しかも業種は地図コンサルタントという、興味をそそられる分野。

この馴染みの薄い土地での
これまた馴染みの薄い分野の仕事振りが、なん…

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