月東湊さんのレビュー一覧

鳥の国の花嫁 小説

月東湊  御園えりい 

綺麗な色彩の異世界ファンタジー

♪ある日ある日佐倉悠は
助けたオウムに連れられて、
竜宮城ならぬファッサード国に行ってみれば
絵にも描けない美しさ……? 金髪の神官さま〜♪

というお話。
何故か動物の言葉が分かる大学生の悠は、
そうして異界のファッサード国に迷い込み、
『生命の樹』が枯れかけ滅びかけている国を救う為に、
金髪美形の若き神官エルドラドと番いになって
創造主様を召還して、樹を救うことを願うことに…

2

神子と神獣の守り人 小説

月東湊  円陣闇丸 

もふもふ萌え

子どもの芙蓉がとにかく可愛かった。優しくて頑張り屋さんで、何ていい子なんでしょ。その芙蓉が助けた狐が実は敵国の兵士の我緯であり、後年敵国に攻め込まれ捕えられた芙蓉を助けるのが冒険の始まり。
最初は頑なだった芙蓉がだんだん我緯に慣れていくのがいい。我緯は芙蓉を守るために何でもする健気さ。我緯が人間・獣・小獣と体を変形できるのもイイ。私も獣の我緯にもふもふしたくて堪らなかった。
逃避行のお話ですが…

5

子連れ狼の危険な誘惑 小説

月東湊  駒城ミチヲ 

え?ここでおわり?

ここから展開するんじゃないの?ってところで突然終わります。
最後の数ページて行きなり展開が変わってそのまま終わる感じ。
職業にしろ理由付けにしろ全てが不完全燃焼。
正直商業紙のレベルじゃありません。
所々表現や人称もおかしい。
2012年とか発売日になってますが昔の同人誌を加筆修正なしで再録しました、とかだったりするんですかね?
この作家さんの本は結構読んでますがこれははずれでした。

1

甘やかな褥~琥珀色の秘密~ 小説

月東湊  街子マドカ 

よくできたファンタジーBL

ファンタジー、領主の三男×攻めが拾った尻尾のはえた獣人。

尻尾を持って産まれ、不幸をもたらす「獣人」として、養い親や村中の人々から迫害されながら育った受け、ルル。その地を治める領主の三男であり色狂いの放蕩者と呼ばれる攻めに、その劣悪な環境から救い出され、領城へ連れて行かれる。
身の回りの手伝いだと思っていたのに慰み者になるのが役目だと知った受けは、最初はあらがったものの、忌み嫌われていた尻…

6

あなたと未来の話をしよう 特典

これで完結

戦が起こり、国が吸収合併されて6年後の話。
麻薬となる花を管理するため、花の自生地に派遣されたエストとルル。無事に花を発見した一行は野営をすることになり…。

2人のイチャイチャや、エストの従者メイベルさんのその後、エストとルルのお姉さんの会話など、かなり活字も小さく文章量の多い盛りだくさんな内容です。
『あなたと未来の話をしよう』というタイトルのとおり、6年間2人ともがみずからに禁じてき…

1

犬神と内緒の六日間 小説

月東湊  壱也 

獣度高め(笑)

書籍紹介の雑誌でおすすめされていたので読みました。
はじめは初心者向けのおすすめ本かぁ、と思っていたので読み始めたら3P、獣姦とがっつりなので雑誌編集部のチョイスにとんでもねぇ!と吹いてしまいました(笑)おそらく、私と同じ雑誌を見て読んだ初心者の人にはハードルが高めかと。
しかし、私はたいそう萌えました!
表紙で見たときは右の白い犬と制服着た子のカプで、黒い犬は当て馬(ただし、ちびっこと将来…

3

甘やかな褥~琥珀色の秘密~ 小説

月東湊  街子マドカ 

待っていたのは幸せな未来

月東さんの書かれる、一生懸命で健気な受けが大好きです。

今回の新刊でも、シッポのあるルル(受け)が可愛くて健気で悶えました。おまけに、攻めになるエストとの強い絆にもキュンキュンしたし、『みにくいあひるの子』的な展開でのハッピーエンドも意表を突いて面白かったです。

ルルが暮らすのは、獣の尻尾がある人間を「不幸を呼ぶ獣子」と呼び、見つかると殺されてしまう世界です。そのため、ルルは5歳で親に…

10

兄弟愛 小説

月東湊  雨澄ノカ 

脳内で映像が浮かんできます!

本当の兄弟モノは苦手だと思ってたのですが、この作品を読んでからそうでもなかった事を知りました(自己完結)
ほぼ、内容を知らない状態で読むのが好きなのと、この作家さんの今まで書かれている作品の動向が分からないので読み進めて行くうちに死ネタで終わることもありえるかもしれないと途中で思いながら読んでいました。
一生離れない、離れたくないと何度かそういうセリフが出てくるのですが、その度、離れてしまうフ…

0

花丸文庫☆フレッシュスター大収穫祭 書き下ろし小冊子 特典

読みごたえあり

ページ数あって読みごたえがありました。一作品につき10ページ前後ずつで、合計52ページです。
虫シリーズがかわいかった。ほかの虫カップルもちょろちょろ出ていてほほえましかった。翼や篤郎などは子連れでした。受けくんたちの世話ばっかり焼いてる真耶さんにも、いつかいい人が現れますように。
それにしてもかなり新旧混ざってますね。どれも知ってるor持ってる作品だったからよかったですけど、新刊が2作入って…

0

極悪人のバラード 小説

月東湊  榊空也 

惜しい

大学時代の友達と起業した実業家×孤児の郵便局職員。
どちらかといえば苦手な攻め視点の話だったのですが、ページは分厚いし、ガッツリ読みごたえのあるいい話でした。ただ攻めと受けが別れていたときに受けが身を売ろうとしていた理由がイマイチわからないし、そのことを攻め受けのあいだでその後話し合われていないのがマイナス点。まあ金銭的事情なんでしょうが、そのときにはそれほどお金の必要な状態ではなかったはず…。…

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