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20/37(合計:362件)
夕映月子 日塔てい
海菜
ネタバレ
出会って20年、付き合って15年。 不変だと思っていた愛情も、その道のりの中で不満や心配や不信、疑心でもろくなる瞬間が確かにあって、そんな弱いところを切り抜いたこの作品。 男同士一生いっしょに生きる上で当然あるだろう色々な問題も、とてもリアルに感じられます。 主人公の藤島が迷って疲れて、諦めて、流されて、絆されて、でも愛情を確かなものに感じられず…とぐるぐるするのも、藤島が一心のひと…
甘食
33歳×39歳のカプで出会ってから20年。付き合ってからは16年というちょっと倦怠期?のカップルのお話。様々な萌えが詰まってました。 萌その1…出会った時が13歳×19歳で教え子と家庭教師という関係で出会った2人。最初は攻めの方が背が低かったのに途中で受けが追い越されるのって超萌える!(憂鬱な朝現象と私は呼んでいます) その2…6歳も年上の受けがしっかりしてるようでいて結構可愛い。「4…
ミネミネ
本屋さんでの表紙と帯買でした 初見の作家さんですが大当たりでした 異性間の結婚生活なら、仕事やら子育てやら親族やらで忙しく歳と共に関係性も変わりセックスがなくても「家族」としてのカテゴリー内で特に大きな問題にもならないかもしれませんが同性間ではとても重要なんですよね 愛を確かめ合うための日常的なキスとかハグとか、日本人にはハードル高い おまけにパートナーの6歳年下の一心はとても自由…
リツカ
絶対好きなテーマだ!と思って読み始めましたが予想の遥か上をいきましたね...夕映先生は天才だ..... 個人的にですが「倦怠期」を取り上げる上で、もう少し単純というか...心情変化なども分かりやすいお話にできたと思うんです。 ですがこのお話、めちゃくちゃ心情変化がリアルで、最終的に彼らが「一緒に生きていく」という選択をしたことにとてつもない重みが出てくるんですね...故の神評価です…
ポッチ
夕映作品は最近ご無沙汰だったのですが、日塔さんの描かれた挿絵目当てで購入。 だって表紙のこの鮮やかなブルーの髪色…! カッコいいじゃないですか。とっても。 ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。 主人公は高校教師の藤島(39歳)。 表紙の黒髪の彼です。ストーリーはほぼ彼視点で進みます。 彼には一緒に住んでいる恋人がいる。旅行添乗員をし…
ぷれぱーる
「倦怠期」というテーマが珍しくて手に取りました。 ハッピーエンドの恋人たちのその後を描いた本作ですが、すごく身につまされましたね。 付き合って15年、同棲して8年の亮と一心。 6歳年下の一心の自由さに振り回されっぱなしの亮は、積もり積もった不満がついに爆発して……と、いうお話。 繊細で神経質な亮が、「愛」ってなに?惰性で一緒にいる事に意味はあるの?と、自問自答を繰り返します。…
kurinn
翠玉の懐妊が分かる前のお話なので、本編の幕間のようです。 本編でも新年の儀で英明が忙しい日々を送っていて、翠玉との時間が取れないので駄々を捏ねるシーンがありました。 こちらのお話はようやく時間が出来て、2人で嵯峨野へ行啓に行った様子でした。 ここでも古典オタクの夕映先生の知識が披露されてて、雅な行事を楽しませて頂きました。 んー言葉ひとつ、植物の名も意味があって奥深いです。 …
本編後の東宮英明と東宮妃翠玉の仲睦まじい様子が書かれていました。 身重で悪阻がまだあって辛いようですが、英明のつま弾く箏の音に耳を傾けていると和らぐような心地がするとありました。 そして翠玉がうとうとしていると女房がやって来て、英明の母親の弘徽殿中宮から翠玉宛てに文と贈り物が届くのでした。 相変わらず中宮との関係も良好の様でした。 贈り物は箜篌で英明との合奏を望む内容の文で…
夕映月子 秋吉しま
夕映先生が後書きで古典オタクと書かれていましたが、流石に詳しくていらっしゃって錆びた頭を試されているようでした。フル回転でしたよ。www 抑制の効いた文章は品が良くて、東宮とウーを始め登場人物たちの立ち居振る舞いもやっぱり上品で、他のオメガバ作品には無い世界観をとても楽しめました。 ウーによって語られる祖国での思い出こそ痛々しいものの、瑞穂国に来てからは平穏な日々で東宮にはコレでもかと…
みざき
時系列的には本編終了後。 翠玉視点で語られる、愛する夫の君からの行啓への誘いに胸を躍らせるお話。 ちなみに、行啓とは、皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃が外出されることを指します。 東宮妃となって2ヶ月。内裏を出たのはたった1度きり。 学ばねばならないこと、身につけなければならないことも多く、それらを学びながら楽しむすべも心得てはいるけれど… 1度しか外に出ていないという事にも驚きで…