こあきさんのレビュー一覧

罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

好きになったひとは

母子家庭で育ち、母が事故で急死してしまって天涯孤独となった景一。
その母の葬式に、男が2人、父親の使いだと言ってやってきた…
…と始まります。
母親は父親の事を一切明かさなかった、それもそのはず、父親はヤクザの組長でした。
やってきた2人は組の若頭の波瀬と大滝。
「父親」が自分を気にかけてくれた事が嬉しくて、言われるままに組の屋敷の離れに住むことになった景一。
波瀬と大滝がそのまま世話…

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カウンターの男 小説

火崎勇  こあき 

一本筋の通った受けがよい

抑揚が効いて物腰柔らかなバーテンダーと、危険なにおいのするヤクザの恋。
相変わらず設定がとてもいいです。ある日、店の前で傷ついた男性を助ける主人公、安積。このときすでに、男性の野性味あふれる様子に惹かれていたのでしょうか。男はサイフを置いて行きますが、安積は後日返します。そのかわり、客に言い寄られて困っているので、恋人のふりをして欲しいと。。。

ところどころ、日本語がこなれていないところが…

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カウンターの男 小説

火崎勇  こあき 

ドライすぎる主人公

表題作と続編の中編2本と、スピンオフSSが収録されています。ヤクザ×バーテンダーですが、主人公であるバーテンダー(安積)が予想以上の男です。

「カウンターの男」
安積(受け)は自分の店の前で負傷したヤクザみたいな男・蟠蛇(攻め)を発見し、手当てをする。後日、店で言い寄っている客をかわそうと、そのヤクザを恋人に仕立てて話していたところ、偶然にも蟠蛇が店に入ってきてしまい、恋人の振りをして欲し…

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カウンターの男 小説

火崎勇  こあき 

カウンター側からのお話

今個人的に火崎勇先生ブームが来てるのでいろいろ取り寄せて読み始めようとしてるのですが、この本もその中の1冊。
受けの安積がめっちゃ男前でステキでした。
昔、やんちゃしてたと言ってますが、あの強さからするとやんちゃもかなりすごかったのでは…と想像。
安積のやんちゃ時代気になります。
読むまでまさかこんなに男前受けとは思ってもみなかったので、予想以上に楽しめました。
攻めの蟠蛇も男臭くていい…

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罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

大滝の存在感・・・!!

皆さんがおっしゃってるように大滝の格好良さに唸りました(笑)
最初、胡散臭い奴と思って申し訳ありませんでした。
途中、景一の追い詰められ感は読んでて可哀想で(´Д⊂ヽ
あそこで大滝来てくれて良かった、ホントに良かった。
そしてひとり出ていこうとした景一に真実を話してくれてよかった(´Д⊂ヽ
あのまま行かせてたら、大滝の言うように景一死んでたよね、きっと。
大滝いなかったら、景一と波瀬の…

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罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

大滝、カッコイイー!主役より脇役

唯一の身内である母親を亡くし、突然現れた父親と名乗るその男はヤクザで。
顔も身の上も何も知らなかった相手だが、家族が出来たことが嬉しくて父親の元で籍は入れずに暮らすことになった主人公・景一。
そんな彼を引き取ったときからずっと見守ってきた、兄のような存在である若頭の波瀬と彼への恋心がそだった景一との、景一を守るが故のその事実を呑みこんで罪を共に背負って生きて行くことを決めるといったお話。

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罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

「俺」視点が活きる物語後半

主人公・景一(『俺』)は母の死後、ヤクザの組長である父に引き取られる。
構成員・波瀬の世話になるうちに恋心を抱くが、波瀬は景一を突き放し、
ある事件を機に姿を消してしまい…というシリアスな話。

事件が起こる後半までは、物語の輪郭がつかみづらく、どこか靄がかかったような印象。
マメな改行に、ほぼ会話文だけで埋められたページも多く、
地の文は「今日は~だった」「だから~した」…というよう…

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罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

主人公CPより脇役に惚れる…脇役スキー必見!

ヤクザの双璧が護った大切なものは…。

母子家庭に育った景一(受)は事故で母を失い、その葬儀でヤクザである父親の存在を知り引き取られることに。

迎えにきた波瀬(攻)と大滝に面倒を見てもらいながら過ごすうちに無骨な中に優しさを漂わせる波瀬に惹かれる景一。

憎からず想っているような素振りの波瀬は保護者のように温く接しても熱い気持ちでは近づいてくれません。

景一は孤独で身につけた賢さから現状を壊す…

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罪人たちの恋 小説

火崎勇  こあき 

罪を侵しても守りたい

ヤクザとヤクザの息子との罪深い愛の行くへを描いた作品で、受け様は母子家庭で
父親の存在自体何も知らされないままに、生きてきたが、母親が事故で急死してしまい、
高校に入ったばかりの受け様は天涯孤独になってしまう。
そして母親の葬儀の日に受け様の実父からの迎えだと若い男二人がやってくる。

一人はロン毛茶髪の軽そうな男、もう一人は生真面目で堅物そうな攻め様。
そこで受け様は自分がヤクザの組…

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カウンターの男 小説

火崎勇  こあき 

フリが本気になる瞬間

今回は受様に助けられ恋人を演じるヤクザ風の男と
小さなバーを経営する物静かなバーテンダーのお話です。

受様の事情を背景にして二人がまとまるまでと
お互いに手探りで近寄って行くその後の二人の様子と
攻様に言い寄っていた店の客達のその後を収録。

受様は
駅から少し離れた飲み屋街で
こじんまりしたバーを経営するバーテンダーです。

ある日、出勤した受様は
店の入口を占拠してい…

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