バーバラ片桐さんのレビュー一覧

復活の秘策と陥没の秘策 小説

バーバラ片桐  水名瀬雅良 

乳首作家による乳首愛に満ちた乳首小説

とにかく乳首、はじめから終わりまで乳首を堪能できる乳首本。なんかこれ、タイトルが若干お固いせいで損してない?
中身は全然そんなことなくて、甘くてほのぼのしてエロくてラブラブ。そんな乳首話は二本に分かれてます。

「復活の秘策」
攻めの宮垣と受けの池戸は、付き合いはじめたばかりの恋人同士。二人は高校時代に友人同士で、池戸はずっと宮垣が好きだったけど、友情関係を壊したくなくて告白できずじまい…

1

ジェラシーの囁き 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

年下攻めが受けを「あなた」と呼ぶのに萌える

凌辱ものなんだけど、受けと攻めの因縁や背景がきちんと描かれていてうっかり攻めに感情移入してしまい、どうにもこうにも切なくなってしまった。

というのも、攻めがこうなったのは突き詰めると
「待っていたのに、(受けが)来てくれなかった」
この一点に集約してしまうのがなあ…。
受けの事情を鑑みれば仕方ないと思えるが、やっぱりこれは性格や性癖が歪んでも仕方ないんじゃないかな。
まあ、だからって…

0

カッサリーノ家の花嫁 小説

バーバラ片桐  海老原由里 

アモーレがゲシュタルト崩壊しそう

母の葬儀に突如としてやってきた謎のイタリア人マフィアに連れ去られてしまう、高校生の愛矢のお話。
実は愛矢の亡くなった母親はイタリアマフィアのボスの元恋人で、愛矢はボスの隠し子だったのだ。
愛矢を女だと勘違いしているボスのベッペは、ファミリーが巨額の資金を投じて開発した観光地「アモーレ」を相続させる条件として、攻めのセルジオに愛矢(アモーレ)を10日以内に花嫁にすることを命じたらしい。

そ…

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溺愛ダーリン ~一目惚れの魔法~ 小説

バーバラ片桐  すずくらはる 

王道シンデレラストーリー(陥没乳首のオプションつき)

わーいバーバラ先生の陥没乳首だー、しかも溺愛ものだー!とウキウキワクワクで読んでいたら、ナニコレ……めっちゃ泣ける……ってその落差にびっくりした作品。

施設育ちで二十四歳になった今も職員としてそこで働いている友貞くん。慎ましく暮らしていた彼が、ある日お金持ちの御曹司、悠生くんに見初められて、結婚することになるという、王道のシンデレラストーリーです。
小さな頃から「かぞく」に憧れ、自分だけを…

6

絶対者に奪われて 小説

バーバラ片桐  海老原由里 

「俺の天使」である理由

「絶対者に囚われて」の続編。面白かった!

前作で結ばれたふたりですが、組長とその愛人という、いつでも危険な目に遭いかねない立場。
相手を大切に想うがゆえにすれ違い、衝突してしまう。
受けを安全なところに閉じ込めておきたい本俊と、守られるだけじゃ嫌、彼を助けたいと思う友那の行き違う感情が歯がゆかったです。

そんな中、敵対する組織の長である早乙女に、友那の乗った車が襲撃され、拉致されて…

0

絶対者に囚われて 小説

バーバラ片桐  海老原由里 

監禁&陵辱、なのに不思議と甘い

神城組組長の次男坊として生まれながらも、ヤクザとは無縁の生活を送っていた友那。だがある日、両親と兄を交通事故で亡くしてしまい、友那はその死が、敵対勢力による殺人ではないかと疑います。
そんな彼の前に現れたのが、七年前に神城組を破門されていた本俊。
組を出た本俊は、神城組をも凌ぐ規模の、西井組の組長になっていました。
復讐のためならなんでもすると誓った友那は、家族を殺した犯人を本俊に探し出して…

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危険なブツを召しあがれ 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

トンチキでハートフル

あれ?思ったより評価が少ない。
この本、面白いですよ!
何でこんなに埋もれちゃっているかな?
『トンチキなのにハートフル』という、バーバラさんお得意の世界が展開しているのにもったいないです。
読む本を探している方は是非是非ご一読を。

ハイスペックな相手をゲットするため、容姿も立ち居振る舞いも『愛され男子』を研究し尽くしているのに、あと一歩の所でフラれまくってしまう悠輝。フラれた勢いで…

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純愛淫堕 -じゅんあいいんだ- 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

30歳童貞攻めとビッチ受けの純愛

年下の純な童貞攻め×淫乱ビッチ受けの純愛もの
私はこの作品、結構好きな話でした。

しょっぱなから受けが攻めの兄と致しているシーンで始まるので、この受けちゃんなんなの?と思ってしまうのですが、
そもそも、受けがこんな淫乱ビッチに貶められた経緯が、可哀想過ぎるのです。
そうして、心も身体もボロボロに傷ついた受けを癒してくれたのが、幼き日の攻め。
それ以来、攻めは、身体を使ってのし上がるこ…

3

家に帰って一人で泣くわね 小説

バーバラ片桐  香坂あきほ 

顔は笑って心で泣いて

健気受けです。
タイトル通りオネエ口調のオネエ受けですが、ナヨナヨ&ウジウジ系ではないのでオネエ口調に抵抗がなければ楽しめると思います。

ノンケに惚れちゃったオネエってやつです。
最初は惚れる気はなかったんです。

だけど会長令嬢に一目惚れしてしまった同期の佐々木(攻め)から、協力してほしいと言われて、女心をレクチャーする羽目になる高坂(受け)
素材はいいけれど色々残念な佐々木のた…

3

濡れゆく毒夜の隷 小説

バーバラ片桐  稲荷家房之介 

どシリアスな陥没ちゃん

バーバラ先生の陥没モノが大好きでよく読んでます。

が、この作品、陥没ちゃんが陥没ちゃんでなくとも、成り立ってしまう話です。
いつものバーバラ先生なら、陥没設定をうまくストーリーに絡めて展開してくるのですが、刑事の攻めと麻取の受けがタッグを組んで事件を解決していく、その過程に陥没乳頭はまったく関係ありません。

受けが麻取になった理由、捜査官として今回の事件のターゲットをどうしても逮捕し…

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