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8/15(合計:149件)
青井秋
acop
以前『答えて~』でスレを立てた時にご紹介いただいて読んだ作品です。 オシャレBL的な感じでご紹介いただいたのですが、確かにノスタルジックな雰囲気で独特な作風だと感じました。 表題作は森とか花とか昆虫とかの描写がなんともいえないザワザワとした感覚に変わって、BLというよりもその雰囲気を肌で感じながら読み進めました。 後半の短編も同様で、描きこまれた背景にぼんやりと白い人物が浮かび上がる感じが美…
M+M
ネタバレ
小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。 コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。 小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。 凪良ゆう「蟹の宿」 「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…
石原ひな子 青井秋
1冊ぜんぶ表題作です。渉(受け)の視点で進んで行きます。 同じ会社で知り合い、別れて6年後にそれぞれ別の会社勤めで再会するという、社会人カップルの話です。 渉は、清志郎が義弥と不倫していると怒るのですが、その誤解は早い段階で解けてしまうので、別れさせ屋として騙している葛藤より、清志郎の気持ちを受け入れるかの方が印象に残りました。 清志郎と渉、それぞれが互いを好きで、忘れられずにい…
こにしそる
この方の作品を初めて読みました。 田舎の港町を舞台にした静かなお話。 物静かで淡くて悪い人は出てこなくて、あまりに綺麗にまとまってるので物足りない感じもしましたが、心洗われる、という表現がぴったりな作品でした。 東京から引っ越してきた航平と、地元の学生・悠太。悠太が使う方言も、かわいいです。 お話は、何が起こるというようなものではありません。 告白されたりキスされたり、それに悩んだり…
bonny
BLという括りでこういった作品にお目にかかれる僥倖。どのジャンルにも当てはまらない作風といった方が正しいのかもしれません。先のレビュアーさまも言及されていらっしゃいますが、長野まゆみ先生を彷彿とさせる、…と表現したらお終いよ、というくらいわたしにとって青井先生の描く世界観は長野まゆみに重なります。これはもう仕方がない。デビューと同時に追っかけていた長野まゆみ先生がよもやこっち方面(男同士のうんたら…
六青みつみ 青井秋
cryst
これはファンタジーではあるけれど、既存の宗教をベースにしているからなのか、設定の作り方がちょっと粗いかなーという印象。あまり掘り下げずにさらっとしてました。 そのせいなのか、受けの境遇も可哀相ではあるんですが、まだましな方な気がしました。凌辱もあるけど相手は一人だし、嫌っていた相手でもないので。受けの立場も最強エクソシストなおで、それほど弱いわけでもない。その上に立つのは教皇のみで、その教皇も受…
遠藤豆
発掘調査を生業とするベントと、鉱物を食べる希少種族の少年イーリス。 調査していた廃鉱の中、目の前で倒れたイーリスを、ベントが助けたところから二人の旅が始まります。 童話や絵本のような雰囲気で、めずらしい漫画だと思いました。 装丁のデザインがとてもきれいで、それだけでも買ってよかったです。 BL的な絡みはないし、恋愛要素も強いわけではないけれど、読後の充実感は確かです。 絵からも滲…
穂のか
背景がとても丁寧に書き込まれていて、ただページをペラペラめくっているだけで外国の絵本を見ているような気持ちにさせてくれます。 表題作のステラリウムでは、人工で作った星から人が生まれるのですが、それを大げさに驚くこともなく、こんなこともあるんだなと受け入れられる世界観が作品の空気感になっていたように思います。どこか静かでセンシティブで優しい空気感の作品でした。 ステラリウム 夜明け前 …
咲人
主人公の男の子が「鉱物」を食べて生きているという 摩訶不思議な内容でした。 内容的にはほんのりわずかに萌要素があるだけで、 あとはファンタジーに包まれた童話・絵本のような作品です。 「おじさん×無垢な年下受け」っぽい匂いがして、 なんかこう、妄想がかきたてられて萌萌しました。 ページ数は一冊にまとめるには若干少ないように感じますが、 この手の内容は余計な同時収録作品を入れ…
キリヱ
とても好きな作家さんで、新刊が出れば必ず購入していますが、正直BLとして好きかと云われると微妙な感じです。 主人公が女の子だったら、もう一人との関係性の意味合いが違ってしまい興ざめなので男の子でいいのですが、だからといってBL的な萌えも私は感じていません。お話も淡々としていて、ものすごい展開やどんでん返しもないです。 でも大好きなのです。 この作者さんの作品は雰囲気や装丁が好みなので、毎回読…