コウキ。さんのレビュー一覧

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

「らしさ」満載。

あ~これは一穂せんせいだから許される本だね。
ギリギリBLライン。だけれどそんなこと気にせずグイグイ読ませてくれる。
これよ!これなのよねぇ。
 
キラキラで切なくて、
何かに、あるいはどこかに届きそうで届かないもどかしい感じ…青春ってこんな感じだよねぇ。
そういうのが過不足なく、ことさらに青春崇拝されることなく、でも丁寧に丁寧に重なって紡がれるストーリー。
 
こういう書き方は一…

2

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

青春なキラキラ

一穂さんらしい文体で、繊細で素敵だな~と
思える作品でした。

アイドルオタクで引きこもり高校生と
俳優の卵の高校生2人のお話でした。

侑史の家に、いきなり同級生の航輝がやって来て、
学校に来いと言います。
そして、侑史のような引きこもりの役のオーディションを受けるので、
一緒にいて、観察させてと言われるのでした。

侑史がなんとも素敵な人でした。
侑史のスレていない、丁…

2

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

青春の象徴

最初読み始めたとき、今を時めくアイドル(AKBみたいな)の熱心なファン=ドルオタ。そんな男子がどうやって男子との恋愛ができるんだろう?
と不思議で仕方ありませんでした。
しかし、展開するにつれて彼が半ひきこもりになり、いあゆるアイドルに逃げた(この言い方が正しいかどうかはアレであるが、自分にはそう見えた)その理由が後半になり語られることにより、彼にはその素養はあったのだということは十分にわかり…

4

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

“高校生”の透明感

まるで「ご自身が高校生なんじゃ!?」と思ってしまうような
学校行事でのエピソードや、会話中の崩れた日本語。
これ、他の作家さんだったらどうだろうと思ってもみましたが
贔屓目なのかもだけどミチさんのは凄く好き。
だって自然なんですもん!!
「あーいるよね、こういう若い子達」ってするする読めます。

さらっとアイドルオタの侑史に「キモ」っていうのに
嫌悪感をいだかせないって、
航輝そ…

3

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

妹に救われその兄にも救われ恋になる?

微妙に評価の分かれる作品なのだと思うのですが、ひきこもりでアイドルオタクが主役。
しかし単なるオタクとは読み進めるうちに違うのではないかと思えてきます。
友人だと思っていた相手とのトラブルで傷つき不登校になる受け様なのですが、
その傷ついてしまった時に偶然目にしたアイドルが攻め様の妹だったのです。
何故か妹のほたるんに心惹かれ癒され、何とか学校も出席日数ギリギリ&テストは受けるで
一応高…

3

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

キラキラしてキュンキュンする

一穂先生が書く高校生は、何故こんなに瑞々しくて魅力的なんだろう。

半引きこもりの侑史は、在宅専門のアイドルオタ。
学校にもたまにしか行かない彼の生きることを支えているのは、
ベビブロ(ベビーブロッサム)というAKBみたいなアイドルグループのほたるんだ。
そこに突然突風のように登場して、彼を外の世界に吹き上げる航輝。
高3で同じクラスになったらしいけれど、顔も分からなかった彼に巻き込ま…

11

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

アイドルオタ・・・に入り込めるかどうか

AK○48にどっぷりハマってる男の子が、
きれいでかわいいアイドルに夢中な男の子が、男を好きになることってあると思う?
そんな発想からはじまったのかなぁ~と思うようなお話。

ベビーブロッサムという競争主義のアイドルグループのトップを走る、
久保田ほたる、こと「ほたるん」が大好きな「在宅」オタがこの本の主人公の侑史。
卒業できるギリギリの日数しか学校に行かない、半引きこもり。

そ…

4

学園の華麗な秘め事 小説

水上ルイ  コウキ。 

ガサツなのに色っぽい受け様

この先生の作品ですから甘いのは当たり前、今回は年下カレと年上保健医との
再会ものラブに、二人が働く学園の近年の不穏な動きを解決する内容を背景に
長い片思いが実を結ぶストーリーでもありました。

受け様はVIP子息ご用達のリゾートのような全寮制の学園で保健医をしているが、
かなりガサツで先生らしくないやんちゃさん。
水上先生の受け様にはこの特徴を持った受け様が多い気がしますが、それプラス…

2

言葉にならない 小説

椎崎夕  コウキ。 

いつの間にか好きになってる

ノンケとゲイの恋のお話で、偶然の出会いから徐々に気持ちが傾いていくような
大人の男と大学生とのストーリー。
受け様はゲイで、バイト先の上司と付き合っているのですが、ある日些細なことが
原因でケンカになり、上司の彼の部屋から追い出され、でも手荷物を部屋に置いたまま
出されたので、帰る事も出来なくてマンションの廊下で困っていた時に、
そのマンションの隣人が出先から帰って来て、廊下で騒ぐなと苦…

2

言葉にならない 小説

椎崎夕  コウキ。 

豆柴時々ハムスターw

椎崎作品もいつも分厚い気がしますw
それだけ丁寧に、丁寧に、綴られているのだとは思いますが。
きっと省略できることもあったりするのかもしれないのですが、本当は気持ちが通じ合っているのに主人公がグルグルして意地張っちゃうせいで、なかなか進展せず、焦れったく思いながらも引き込まれていくのは、作家さんが好きな部類に入る欲目があるからでしょうか?
まったくの受け視点なので、攻めの気持ちは想像できはす…

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