ゆき林檎さんのレビュー一覧

或る日 コミック

ゆき林檎 

「玉響」のふたりの再会の日。

本編コミックでは、
立花と麻倉が体を重ねて結ばれた日の翌朝、
「いつになったっていい、だからちゃんと話をつけてこい」
そう言われて送り出され、一度麻倉は家に帰りました。

この同人誌は、それから半年後のこと、
実際に親と話をつけて麻倉が立花の元に帰って来た、
その日とその翌日の様子が描かれています。


麻倉には実は病弱な兄がいて、
跡取りから逃れることが可能になったこと、

20

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

痛みを乗り越えて

高校生と言う多感な時期に受けた心と体の傷。
違う形ではあっても、高校球児の肩の故障という試練。
本来は出会うことのなかった二人が、お互いの痛みを分かち合い
惹かれ合いながら、時間をかけて未来へ歩んでいく・・・
そんな、初恋のお話。

1冊がひとつのストーリーなので、時間がゆっくり流れ
ひとつひとつ、熊田目線(熊田の気持ち)と吉岡目線(吉岡の気持ち)
がとても丁寧にわかりやすく、男子…

13

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

愛されることで、生き返る。

部活の野球中に肩を壊したケンゴ。
落ち込んでいる時、音楽室でピアノを弾く愛想がない吉岡亨に出会う。
彼は過去にひどい扱いを受け留年し、今はケンゴと同じクラスだった。

傷ついた者同士が癒し癒され支えて、そして生き返る。

子どもはないが大人になりきれていないが故の幼さ
コンプレックスを持て余して暴走してしまう、そんな年頃。
愛されることで思いやりを知る、愛することで思いやれるように…

6

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

過去を、越えて…その先へ

それまで部活に打ち込んでいた放課後、
肩を痛めて野球の練習ができなくなった攻め(表紙右)は、
音楽室から聞こえるピアノの音に誘われるように…受けと出会う。

クラスメイトなのにそれまで一度も会った事がなかったその人は、
留年していて1つ年上(受け・表紙左)。
口が悪くて無愛想、だけど綺麗な顔をした人。

放課後、顔を合わせる機会が増えて、
受けを意識するようになっていった攻めは、…

5

初恋は群青に溶ける コミック

ゆき林檎 

過去のトラウマ

ゆき林檎さんの作品は「玉響」を読ませていただいていたので、大正などの古い時代モノイメージがついていて現代高校生どうかな~と思っていたのですが、そんな心配は不要でした\(^o^)/

表紙の水彩がとても綺麗ですね~背景が青い空と草木なのが初恋な爽やかな感じがします。
話の内容があまりビーズルビーさんぽくないせつない、悲しい話?です。

野球部のケンゴは練習中に肩を故障してしまい放課後にふと…

6

玉響 コミック

ゆき林檎 

ガツンとくる

前々から気になってたのですがやっと本日購入しました
ちるちるでもランキング上位だった理由が分かりました 久々に心にガツンと来る涙がそそられる作品でした。
舞台は大正の全寮制の高校 幼馴染の麻倉(ハーフ)と立花の話
最初はなんで異国人とのハーフにした理由が分かりませんでしたが、過去に差別や偏見にあって助けてもらっていたという設定のためなんですね
ただ単に設定として、なんとなく異国人のハーフの…

5

玉響 コミック

ゆき林檎 

玉響 玉が触れ合う時のかすかな音

は~ぁ。すごく素敵なお話でした。皆さんの評価が高いの良くわかりました。

この時代(大正)大好きで華族とかのシュチュも萌えますね!

幼馴染みで寮の同室で昔のトラウマ抱えててとか・・・。麻倉くん可愛すぎます。昔から立花くんの事大好きだったのね的な。

絵とかも私の好みでしたので。肌色シーン少ないけどお話の内容的にはこのくらいで十分かなとか思います。

最後の所は曖昧に終わらせてます…

3

玉響 コミック

ゆき林檎 

感情移入がまったくできず…

表紙から匂い立つ不憫BLの香りを勝手に(笑)感じ、手に取ってみました。
色鉛筆で描かれたようなやさしいタッチ。
そして、書生服!!!!!(*ノωノ)ああ、スタンドカラー…いい!!
時代が時代だから、とっても切ない物語なのだろう…
こんな風に期待に胸をものすんごく(笑)ふくらませ、ページをめくると・・・

一冊まるまる表題作に割いたわりには、物足りなさを感じました。
(さいきんのちるち…

20

玉響 コミック

ゆき林檎 

表紙も味わい深い。

立て続けに3回も読み返してしまった。皆様の評価が高いのがわかります、「秀作」ですね。欲を言えばもっと読みたかった!重厚な内容だけに3巻位にしてくれても良かったのになあ。震災後の立花側の心理も見たかったし、 決断の後、立花はどれだけ待ったのかなっ、記念館に納められた写真の麻生の表情も気になるし・・・・素敵なご本でした。
私にとって初読みの作家さんでしたが、他の作品も評判いいようなので、追っかけて…

4

玉響 コミック

ゆき林檎 

時代

『玉響』と書いて『たまゆら』、この言葉の響きだけでもすごく素敵で
読み進めるとわかってくる、玉の響きがビー玉であることや
そのビー玉を手の中で擦り合わせて出る音だったりと、何とも情緒のある話です。

主人公麻倉は貿易商を営む家庭の跡取り。
子供の頃自分をいつも庇って、させてくれた近所の立花。
麻倉がずっと引きずっていた昔の記憶。
それが、なんでいつまでも心の奥に引っかかっていたのかが…

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