yocoさんのレビュー一覧

メメント・モリ 小説

英田サキ  yoco 

軟派なロマンス・ノワール

訳あってメキシコへやって来た
元軍人のアメリカ人・エディ(攻め・34歳)。
そこで、アキ(受け・18歳)というアジア系の青年に出会う。
アキは、麻薬組織の幹部・リカルドの養子で
彼の命で女装し男を暗殺する仕事をしている。
ある目的のため組織に加入するエディだが
アキのことも気になり……。

麻薬組織の残酷さ、メキシコの貧富の差などシリアスな話題も出てきますが、メインはエディとアキの…

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ロスト・コントロール ~虚無仮説(2)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

モジモジの神が降臨!

前巻では、萌えの海で溺れ死ぬかと思いましたが、今回はそれ以上の萌えの宇宙か?宇宙遊泳か?という感じです。
個人的感想です、はい。

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攻め、受けは前巻同様です。
受けは、FBI捜査員で中国人の藍沐恩(ラン・M・エイムス)。
実母とその友人が目の前で自殺し、それがトラウマとなった自殺願望が潜んでいます。

攻めのレックス・ハイエル(レイ)は…

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ロスト・コントロール ~虚無仮説(1)~ 小説

黒木夏兒  蒔舞(シーウ)  yoco 

萌えすぎて心臓痛いわ!

最近も萌えた!と思った作品はありましたが、ここ一番で最も悶え狂いました。
床にゴロゴロと転がりながら、キャーキャー言ってました(苦笑
自宅で読むのをお勧めいたします。変な人になりますよ、外だと。

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受けの藍沐恩(ラン・M・エイムス)はFBI捜査員。
現在は警察官の家庭に引き取られている中国人で、実母の自殺が原因の自殺傾向があるとして、心理審…

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銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

イラストは神!しかし貴族の言葉遣いとしては…

今まで読んだ数は少ないものの、華藤作品の読了物はすべて健気受けでした。
今回も同じ様相です。
そしてお馴染み、外国舞台。

とにかく特筆すべきはイラスト。
表紙も挿絵も素敵過ぎでした。イラストは神です。
yocoさんの描かれる絵と物語の世界が驚くほどにピッタリでした。

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受けの愛生は小柄で年相応には見えない20歳の青年。
10歳でド…

8

ボーダー 小説

佐田三季  yoco 

タイトルが全てを表現

佐田さん、初読みです。
アワードノミネート作品でしてので、ちょうど良いタイミングでした。
表題作の方は雑誌掲載のため、書き下ろしよりも短いです。
表題作と書き下ろしではカップルは別物となっております。

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攻めの渡部は、ガタイの良いノンケで30歳。
人当たりが良い、社会科の高校教師。

受けは涼しげな顔立ちの持ち主で、区役所を退職し現在…

6

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

森の奥に隠された物語

あとがきにも書いてありましたが、様々なおとぎ話の要素がふんだんに取り入れられたお話でした。
テーマはずばり「真実の愛」
そこがまさにおとぎ話という感じで私には少々とっつきにくく感じました。
なのでBL的な萌えとかエロとか、登場人物に対する親近感も薄かったです。
幻想的な世界を味わいたい気分の時にはピッタリだと思います。

個人的に「あしながおじさん」はめちゃくちゃ萌えポイントなので、要…

2

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

切ない系ファンタジー

ジャケ買いです。
表紙のイラスト、構図がツボだったのと
帯にやられました。
『おやすみなさい、狼の王さま 無垢な子の本気はやばいくらいにエロい』
という煽り。
そして裏面が
『真実の愛だけが、男にかけられた呪いを解く』
というもの。
大体のストーリーに予想を立て購入。

思った以上に呪いを、解くくだりは過酷でしたね。
お互いがお互いの為に自らが犠牲になる事を選ぶとか

11

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

健気…その一言に尽きます

初読み作家さんです。銀狼!?花嫁!?と好きなワードに引っ掛かり、購入しました。表紙の絵のような、お伽噺のようなお話でした。

自分の両親や名前も分からず施設で暮らしている愛生くん。10年前の思い出を胸に前向きに頑張っています。この愛生くんが本当に健気で健気で…。自分の命さえも狼の王さまに差し出した時にはウルッときました。子供の頃からの狼の王さまへの真っ直ぐな愛情が切なかったです。でも、この狼の…

6

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

素敵な一冊、でも思ったより淫に非ず

美しい表紙の一冊。
貴公子にかけられた永遠の呪いは
彼に真実の愛を捧げるものによってのみ解かれる……

という、古典的なおとぎ話が
ボヘミアの森という、なんとも雰囲気のある舞台で
繰り広げられる。
しかも、隻眼の貴公子は黒い馬に跨がり
銀色の狼!とくれば、そりゃあ好みに違いない!

            :

何か訳があって日本人だがドイツで育った20才の愛生は、
自ら…

9

銀狼の婚淫 小説

華藤えれな  yoco 

素敵なおとぎ話

呪われた貴族の若様と一途な男の子のおとぎ話。
お互いがお互いを想いすぎてすれ違っちゃってもう…
愛生の前向きな健気さにはホントにホロリとさせられました。
そして愛生の強さがあったからこそのラストなんだろうなと。
(いや、タロのおかげなんだろうか?)
狼の王さまと生活してる頃の小さい愛生が可愛らしくてほっこり(*´ω`*)
特典ペーパーや小冊子で垣間見える愛生と狼の王さまのやりとりも微笑…

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