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浅見茉莉 yoco
Krovopizza
ネタバレ
仏像攻めと地蔵受け(?)の二篇から成るコメディ。 前回の「あにだん」同様、ちょっと変わった人外BLとして大変楽しめる一冊です。 一つめの話は、 若手アナウンサー(受け)が鎌倉時代の仏師により彫られた有名な阿修羅像(攻め)を取材。 取材中ネズミから仏像を守ったことで阿修羅に気に入られ、それ以来通い妻のごとく自宅に押しかけられ…という話。 阿修羅像といっても本体はちゃんと寺に安置され…
樋口美沙緒 yoco
こぐーまん
この小説の作者さんはイギリスの文化に造詣が深いのだろうか。 パブリックスクールがいかに特別な場所か、卒業後の二人の魅力的な姿を通してうまく描かれていて、そこに深い萌えが湧き上がってきた。 礼の裁断にこだわってオーダーしたスーツ、きちんとした質の良いものを少なく持って大切にすること。大人になったエドの佇まい、二人のパブリックスクール仕込みの滑らかなクイーンズイングリッシュ。 気高く孤独なエドの…
あやちゅけ
読んですぐに、「これは、神評価だ!」と思いました。 それだけ心動かされました。 しかし、何度も読んでいるうちにだんだんと謎が出てきました。 とにかく続きが気になって仕方がなかった第1巻だったので、 第2巻には飛びつきました。 いつまでも健気に一途にエドを愛し続けるレイと、 何があっても、愛を告げないエド。 レイの広い心はどこまで愛を貫き通せるのか。 愛すること、愛されること…
薄雲
パブリックスクール完結巻。 前巻はどうにも受の性格が好きになれず、攻が気の毒に思えて仕方がなかったのですが、ここにきて一気に盛り上がりを見せてきました。 正直、檻の中編では冗長に感じていまいち乗り切れなかった部分も多かったのですが、今回はもう序盤からフルスロットル。 ついに身体の関係を持ってしまったふたりの爛れるような、夢のような時間が終わりを告げ、新たな風が吹き込みます。 ジョナスの…
mayuta
びっくりするほど合わなかったです… 読んでいてただ苦しく、狭い箱の中に入れられてひたすら罵声を浴びてる気分でした。 優しい人がいなさすぎな貴族社会が辛すぎる。 メインカプは、フラストレーションたまりすぎで暴力的な攻め(エド)と、優しさにしがみつく受け(礼)という風に見えてしまいました。 はじめは、母親の教え(人を愛するということ)に対する礼なりの解答を見つけていくお話なのかなと思いまし…
ぴてぃ
いや、いい…!! い、いいですよね!イギリスとか寮監とか、しきたりとか、家族のしがらみとか。 そういう設定があって、それでいて健気な礼くん。 不器用なエドワード。 …ほんと、そこまでやる?!と突っ込みたくなるほど! というか途中で出てくるシャワー室のシーンが絡みというよりホラーっぽくてすごく素敵です。 脳内で鮮やかな映像が。 なんとなくできることならば 映画とか…
表紙と帯が非常に印象的。 最近、小説界ではひとり表紙流行してるんでしょうか? 絡み合ってカメラ目線されてるより、断然買いやすくて有難いです。 そしてパブリックスクールというタイトルホイホイ。 内容はどこかで読んだような話だなというのが第一印象。 不憫健気の受が英国貴族に引き取られ、パブリックスクールに入り、陰湿ないじめに遭う……。 読んでて正直辛すぎて、何とも言えないくらい苦しかっ…
Hinana
読み応えたっぷりの大作です。 久しぶりにBL作品で泣きました。 悲恋にはならないでと願いながらもパブリックスクール時代の別れは本当に切なくて胸がギュッと締め付けられました。 パブリックスクールの階層社会での身分差恋ってなんでこんなに禁欲的で惹かれてしまうのでしょうか。。 攻めには受けを受け入れたくてもそうできない葛藤があって、それでも受けはひたすら一途に攻めを思い続けて。。壮大なすれ違い物…
成瀬かの yoco
タイトルと表紙の通りモフモフ。 子狐の神様と、都落ちした武士の恋。 というよりも、子育てものです。 恋愛と言うよりも、愛です。 愛の中でも、家族愛とか、そっちに属するような雰囲気なので、BLかと言われると首を傾げてしまうところですが……。 前半は完全に子狐育成ものできゅんきゅんします。 モフモフ好きには悶え狂うほどの可愛さでした。 むっちりした赤子バージョンのままでもよかったくら…
キリヱ
ああ、前巻あっての二巻目ですが、こちらは本当によかった。 礼とエドがパブリックスクールを出るまでと、その後離れたままの二人が描かれていました。 ジョナスの登場で色々難しい事になりそうと思いきや、ジョナスがとてもいい子で! 礼とオーリーとジョナスが仲良くしてるシーンは本当に穏やかで和みました。 ギルもすっかり丸くなって、あの昔の礼をいじめていた頃とは雲泥の差です。でも、血統やらそういうものに…