日塔ていさんのレビュー一覧

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

おだやかなラブストーリー

タイトルとイラストのインパクト、ハピエンのその先という切り口に惹かれました。初・夕映先生でしたが、心理描写がとても丁寧でわかりやすくて読みやすかったです。

亮(受)の性格のめんどくささや悩みが、アラフォーのリアリティすぎて
うっかりBL小説ということを忘れそうになる重厚感でした(笑)
いや~、めんどくさい(笑)、でもわかりみ…。
個人的には、年下の攻め(一心)に同情しながら読んじゃいま…

4

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

ていさんのイラストで読まずにいられませんでした

アラフォー受け、さらにていさんのイラスト!
久々に文庫の“絶対読みたい新刊”リストに入れさせていただいておりました。

冒頭は一心があまりにも自由人過ぎた印象で
亮に同情というか気の毒に思ったりしたのですが
過去の事柄からもトータルで言ったら一心は亮のことが好き過ぎでは…??
確かに亮が二人の関係を考え直すような出来事もありましたけども。
一心は充分に愛を表現してくれているし
亮の…

3

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

いるいる、こういう人

先生買い。攻めの母と受けの母にめっちゃシンクロしたし、受けの気持ちが超沁みましたので萌2にしました。攻め受けとも好きなタイプではないが萌2にしたくなるってこともあるんだと自分でびっくり。本編190Pほど+その続き60Pほど+あとがき。

日曜から月曜へ日付が変わる寸前に、誰か訪問者が来た藤島。インターフォンを押していたのは、付き合って15年、同棲して8年になる一心。1か月半前に旅行添乗員として…

5

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

わかるなぁ…。

読んでいる間中、ずっとハタハタと涙出てました。

というのも、自分の中でも抱えていた感情をそのままキャラクターが吐き出していたから。リアルで身近なテーマでした。ゆえに創作の世界を楽しむ刺激とは少し違ったかな…。それをどう捉えるか。現時点で神評価と趣味じゃない評価が同等でパックリ分かれている理由も分かる気がします。

けれど、身近な話だからこそ考え方のヒントをもらえたような気がしました。答え…

6

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

アラフォー男性の悶々

初読み作家さん。
「倦怠期は犬も食わない」
すみません、最初は野暮ったい文章だなと感じました。
でもこれが亮の後ろ後ろへ考える性格を表しているのかなと考えたら腑に落ちました。
読み終えてすぐよりも、ちょっと経った時にじわじわと良さが伝わってくる感じです。
もう一度よく読むと、この二人って熟練の新婚さんだなあと。
出会って20年、付き合って15年、同棲を始めて8年。
でも一心の放浪癖で…

5

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

倦怠期の、その先にあるもの。

甘かったぁ。
普段読まないベクトルの甘さというか、、馬鹿ップルの痴話げんか覗いちゃったというか(*´◒`*)
馴染みのある甘々は、年上攻めが年下受けを可愛がっていたり、付き合うまでだったり付き合い始めだったり。
こちらのカップル、受けが攻めの6歳年上。付き合ってから15年。出会ってからは20年。
シリーズ物ならいざ知らず、付き合ってから15年経過している2人にスポットライトを当てるとは、な…

4

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

「末長く幸せに暮らしました、おしまい」の、その先。

出会って20年、付き合って15年。

不変だと思っていた愛情も、その道のりの中で不満や心配や不信、疑心でもろくなる瞬間が確かにあって、そんな弱いところを切り抜いたこの作品。
男同士一生いっしょに生きる上で当然あるだろう色々な問題も、とてもリアルに感じられます。

主人公の藤島が迷って疲れて、諦めて、流されて、絆されて、でも愛情を確かなものに感じられず…とぐるぐるするのも、藤島が一心のひと…

8

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

20年愛

33歳×39歳のカプで出会ってから20年。付き合ってからは16年というちょっと倦怠期?のカップルのお話。様々な萌えが詰まってました。

萌その1…出会った時が13歳×19歳で教え子と家庭教師という関係で出会った2人。最初は攻めの方が背が低かったのに途中で受けが追い越されるのって超萌える!(憂鬱な朝現象と私は呼んでいます)

その2…6歳も年上の受けがしっかりしてるようでいて結構可愛い。「4…

11

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

同性同士ならではの葛藤

本屋さんでの表紙と帯買でした
初見の作家さんですが大当たりでした

異性間の結婚生活なら、仕事やら子育てやら親族やらで忙しく歳と共に関係性も変わりセックスがなくても「家族」としてのカテゴリー内で特に大きな問題にもならないかもしれませんが同性間ではとても重要なんですよね
愛を確かめ合うための日常的なキスとかハグとか、日本人にはハードル高い

おまけにパートナーの6歳年下の一心はとても自由…

6

倦怠期は犬も食わない 小説

夕映月子  日塔てい 

とても良かったです



絶対好きなテーマだ!と思って読み始めましたが予想の遥か上をいきましたね...夕映先生は天才だ.....

個人的にですが「倦怠期」を取り上げる上で、もう少し単純というか...心情変化なども分かりやすいお話にできたと思うんです。
ですがこのお話、めちゃくちゃ心情変化がリアルで、最終的に彼らが「一緒に生きていく」という選択をしたことにとてつもない重みが出てくるんですね...故の神評価です…

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