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榎田尤利 高階佑
marun
ネタバレ
オムニバスの短編から構成されているような作品で、一人の青薔薇と呼ばれる 人気で高額の『FILAMENT』の男娼とどこか心に傷や痛みを抱えて弱ってる 客とのそれぞれのストーリーと、男娼本人のトラウマ的な過去が次第に見えてくる そんな切なくも悲しくて、人間の弱さに焦点を当てた、男娼を取り巻く人間関係が 多様な形で描かれる味わい深いストーリーでした。 高瀬は実業家で、ゲイだとカミングアウト…
榎田尤利 奈良千春
スージー
今回は前2作に比べて、特に中盤以降がシリアスな内容になってます。 前半はいつもの様なコミカルな展開。 毎度体を張ってる芽吹きですが、今回も期待にもれず。 腰を痛めて七五三野に湿布を貼ってもらっているところを兵頭に目撃され、 いつものドタバタ三角関係漫才を披露してくれます(笑) そして、前作で同僚だったホストの満雄から、 同郷の斎藤が振り込め詐欺に関わっていると相談された事から、…
茶鬼
01年からの、男娼:青を主人公にした作品を1冊にまとめたもの。 過去作品は2冊ですが、この「Blue Rose」と「Sleeping Rose」では1年後という設定もあり、主人公のあり方が多少違ってきます。 Blueでは、青の男娼としての仕事の姿と客とのスタンス、そして全編を通して道しるべとなる存在、昔の親友:トオルの登場。 Sleepでは、高級男娼としての青の姿ではなくて、彼自身の問題の話…
Goma2
まず本の見た目と作りが素晴らしい。 主人公が高級男娼というに相応しい、表紙の高級感と重量感、2段組み350ページ越え そしてそれらに見合うこの価格。税込¥1,292 肝心な中身はというと、榎田さんの色々情熱が感じられた作品な気がしました。 初期作品だからでしょうか、すごく気合いというか本気度がやばかったです。 今の作風より話が全体的に重いです。 主要になる登場人物が多めなの…
おおみそか
私は、現実世界では悲しくなることの方が多いんだからお話くらい幸せじゃないと!、という読書嗜好の持ち主です。 しかしこの本は、何度も閉じて、落ち着かなくなる胸を整えながらではないと続きを読めませんでした。 本屋で「あ、榎田先生の新刊だー。やったー。」なんて軽ーい気持で購入し、読み始めた自分に「覚悟しときなさい!」と教えてあげたい。 主人公の青の痛々しくて、歪で、哀れな愛を求める姿にはひどく…
もちろん交渉人からホストへ転職したわけではなく、あくまでも依頼の調査のためですが。 そして兵頭、ここでも芽吹きへの執着丸出し。大暴走(笑) 今回も芽吹き、体張ってます。 ↑の依頼の逆恨みで、首絞められて階段突き落とされそうになったり。 依頼者の溝呂木が拉致されそうになり、自ら手錠で溝呂木と繋がったり。 そのせいで兵頭の逆鱗に触れ、あわや衆人環視プレイとなる所だったり。 手錠で溝呂木…
榎田尤利 円陣闇丸
blacksima
この作品の中で一番好きなキャラは?と聞かれたら、即座に「茜お姉さま!!!」と答えます(笑) ルコちゃんの大ファンのマンガヲタク(?)という脇役ですが、 ルコちゃん目線でも東海林目線でも、話をきちんとみて、東海林に向かってガツンと言える唯一の人だと思うので東海林にとっては、今後も良い友達になれると思います。 本当に素敵なキャラです。 ルコちゃんの汚い部屋っぷりは、もう腹を抱えて笑い転げま…
榎田尤利 茶屋町勝呂
東雲月虹
縁起でもありませんが。 どなたかがおっしゃっていたとおり、 冥途にまで一緒に行きたいです。 (現実的にはこの神作品を燃やすなんてとんでもないけど!!) 本当にこの作品に出逢えて良かったと、 何度読んでも思うのです。 あらすじも展開も嫌と言う程知っているのに 涙が止まらない。 高揚感が半端ない。 さっきもぼろぼろ泣きました。 思い入れがありすぎてレビューにすら出来ない作品のう…
とにかく2人のやりとりが面白い! 芽吹きは最初は兵頭をヤクザだと言って嫌ってますが、息はピッタリ。 高校時代にある因縁があった2人が、 芽吹きが兵頭のシマで「ネゴ屋」を始めたことがきっかけで再会します。 最初芽吹きは兵頭の事を全く覚えてなかったんですが、 兵頭に耳元で囁かれたある言葉と強引なキスで心の奥の記憶が蘇る・・・ 再会した当初は、芽吹きはヤクザの兵頭を拒絶してますが、 …
榎田尤利 草間さかえ
イサヲ
榎田さんのラブコメはやっぱり面白いなあ。 話のテンポと配分がすばらしい。会話も生き生きしているし、進行の運び方が絶妙なので途中でやめられない。 そして榎田さんの作品って、ほんとにいつも思うのだけど、絵師さんの作品になってしまうということ。 まるで草間さんの漫画を読んでいるかのような気がするのですよ。 他のどの作品もそう。そのときのイラストを描かれてる絵師さんの作風のような気がして不思議だな…