あかつきようこさんのレビュー一覧

彼の甘い密室 小説

坂井朱生  あかつきようこ 

後半執着ものに。

シリーズ作品の中の一作とは知らずにいきなり本作だけ読んでしまいました。
どうやらシリーズとしては「周辺人物あれもこれもBLカップル」のBLあるある系のようで。シリーズ未読でもまあ大丈夫だけど、ちょいちょい他CPとの関係性前提シーンはありました。

主人公は防犯会社の役員である天城(社長は元からの友人)。
高校時代、仲の良かった友人とその彼女との恋愛イザコザに巻き込まれて友情を失ったことがあ…

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彼の甘い密室 小説

坂井朱生  あかつきようこ 

スピンオフ作品ですが単独でもOK

「キリサワ防犯」シリーズのスピンオフ作品です。
(あとがきでは「桐沢&実友シリーズの番外、天城編」とあったのですが、「キリサワ防犯」つながりで良いのではと思うのです。)

シリーズは未読でしたが、特に問題なかったです。
桐沢&実友に天城が協力したという話題は出てくるので、気になったら後で読んでみてねという感じでした。

1冊すべて表題作です。
天城(受け)の視点でストーリーは進みます…

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水面に睡る月 小説

和泉桂  あかつきようこ 

記憶喪失もの

そんじょそこらの記憶喪失ものよりも結構深いお話です。結末もダークな感じなので賛否両論かと思いますが、私は良かったと思います。サスペンス調でだんだんと色んな謎が明らかになるのも読む楽しみがありました。攻めはヤンデレっぽいです。

和泉さんは中華風の男娼ものも書かれてますが、男娼がきっちり仕事してる感じが、切なさと色気を誘ってて好きです。よくある男娼ものなのに結局最後まで攻めとしかしなかったじゃん…

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新妻・きらきら日記 小説

雪代鞠絵  あかつきようこ 

好きなんですけどね~。

『新妻 ふわふわ日記』の続編になります。

前巻と同じく、キャラクターもラブも『年の差・年上攻』という設定も好きなんです。
新婚ごっこも一向に構わない。むしろ面白いし好きなんです。

ただやっぱり、このトーンでここまでHシーンいらないなあ、私は。

さらに、ラブ面以外でメインテーマになるのが、これも『新婚もの(?)』ではベタな王道のうちなのかもしれませんが、祐一郎(攻)の義母の真…

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新妻 ふわふわ日記 小説

雪代鞠絵  あかつきようこ 

好きだし面白い、んだけど・・・

雪代さんは好きなんですが、受に対する行き過ぎた(と私は感じる)痛めつけがかなり苦手なんです。それさえなければ・・・といつも思う。
雪代さんお得意の健気受そのものは大好きなので。

その点、この作品はちょっと違って、そういう意味では安心して読めました。


ベースは『あまあま王道』だと思います。年の差CP(30代と10代)の新婚もの+あれこれ。
メインキャラクターも2人のラブも結構好き…

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水面に睡る月 小説

和泉桂  あかつきようこ 

綺麗なお話

記憶喪失モノです。
凪(受け)は終始おとなしい良い子で、攻めは優しい良い人。地方の豪農の旦那様、悪役のチンピラ、などなど設定もわかりやすくサラッと読めるお話です。
記憶を失う以前の凪がどんな子だったかは周囲の雰囲気やちょっとしたエピソードで大体見当がつくようになっていますが、直接の描写は最後の最後まで出てこなくて、それも回想なので、結局記憶は戻ってないんです。そこがちょっと珍しいかな?
元か…

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恋の行方は俺次第 小説

黒崎あつし  あかつきようこ 

・・・アレ!?

『恋の値段は君次第』の続編です。

相変わらず、由(受)が男前です!この子はいいね~。

ストーリーは・・・展開は悪くないんです。由と将人(攻)の心情も、前作より踏み込んだ感じですし、関係も安定して来ています。

ただ、あれこれ投入したキャラクターやエピソードが、どれも中途半端というのか、散漫過ぎた気がします。

前作から引き続きの由の女友達2人(いえ、この2人は好きなんで…

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恋の値段は君次第 小説

黒崎あつし  あかつきようこ 

なんかあっさり?

黒崎さん、結構好きなんですが、この作品はちょっとなんか違う、という感じでした。

設定は、いかにもありがちな王道で、両親が借金を残して亡くなったため借金ごと隣家のお金持ちのお兄さんに引き取られるというもので、ストーリー展開もいかにもルビーって感じはしましたが、キャラクターがひと味違う。

由(受)が、小さくて可愛い外見に似合わず、元気で強気で男前、でも健気。こういう子、なんかいいですね…

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彼の甘い密室 小説

坂井朱生  あかつきようこ 

この2人はどうも・・・

『朝を待つ間に』からのシリーズのスピンオフ・天城編です。これは、私が坂井さんで唯一好きな作品(シリーズ)なんですが、その中ではこの『天城編』がいちばん乗れませんでした。悪くはないんですが、私の好みには合わなかったです。たぶん、天城が好きなタイプじゃないからでしょう。

スピンオフですが、これだけ読んでも問題ないと思います。天城が本編とは全く別人のようですし。とは言え、キャラクターが矛盾してい…

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水面に睡る月 小説

和泉桂  あかつきようこ 

うーん…。

和泉さん初の記憶喪失モノだそうです。
うーん…。
正直なことを言えば、自分の好みとは違ったかな、と。
あらすじを見て、いわゆるもっとベタ展開を期待してたんですが、そうはならなかったですね。

とにかく記憶喪失になった凪が優しいんですよね。
以前の性格はともかく、今は生きることに一生懸命で。
何か役に立たなければ、恩返しをしなければ的な。
それで仕事を与えられることになるんですが…。…

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