円陣闇丸さんのレビュー一覧

二重螺旋 小説

吉原理恵子  円陣闇丸 

重め。ガチ兄×弟

ドロドロでしたね。面白かったです。エロもむやみにあるわけでなく、ドラマを生み出すためにあるというのが好印象^^これから文章が読みやすくなるらしいですし、続きも気になる故集めたいと思います。

0

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

強いシンデレラとヘタレな王子でした

私はこのお話はもう、朋也のまっすぐな強さにすべて持って行かれました!

可愛いんだよっ!
素直なくせに負けず嫌いで、何事にもいちいち真剣で、そのくせ時々突拍子も無いんだもの。
お中元の車海老を飼うとか、どんだけ可愛いんだっ!
食われたからってこれ見よがしに、庭にお墓を作るとか、その報復の仕方が妙に子供っぽくって愛しいよ~><

なんか沢山、萌えどころも好きなところもあったんだけどなぁ…

1

きみがいなけりゃ息もできない(新装版) 小説

榎田尤利  円陣闇丸 

温められていたのはどちらかな

よくぞ今まで人としての体を成してきたと、その存在が奇跡としか
思えない。そして、恐らくBL史上最もばっちい男なのではないか?
彼は仁木、マンガ家としての愛称はルコちゃん。
自己管理などという高尚な言葉は持ち合わせず、
誰が見ても幼稚園児と相違ない生態はちょっとした衝撃です。

3日でゴミまみれ、1か月で虫が湧き、半年で畳が腐り
1年後には死体の出来上がりと溜め息をつくのは、
そんな…

5

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

砂原さんデビュー作

砂原さんのデビュー作。
田舎町といっても比較的都心にも近そうで、いわゆる閉鎖感のある田舎ではないです。
海があって夏は観光客でごった返すけど漁師街じゃない土地柄もあるでしょうが、海風が吹き抜けてる感じ。

長く密かに想っていた相手が結婚してしまい、浅名[受]は海岸のある田舎へと引っ越してきます。
そこで毎日通うコンビニの店員永倉[攻]から話しかけられ、最初はそれを鬱陶しく感じるも次第に彼…

2

甘い棘の在処 小説

萩野シロ  円陣闇丸 

いとこ同士の確執+記憶喪失

初読の作家さんとBLによくある“記憶喪失”というのがあって、長く積ん読いちゃいました。ふと円陣先生の表紙絵に呼ばれて読み始め・・・

最初から玄関先のエロシーンですか^^;
そう来るか・・と思っていたら、段落が変わるとストーリーの時間もパタッと変わり、冒頭のシーンはまず置いておいて・・みたいな話の進め方です。
時間軸の点が線になるまで少し辛抱。
それと、作者さまは単純な文がお好きではない…

1

愛をあまねく満たすもの 小説

桂生青依  円陣闇丸 

何にやられたって、もう甘い雰囲気にやられました。

イメージは、お城から降りてきた王子様が下町で働く貧乏だけど頑張り屋の純朴な青年に運命を感じ、押せ押せに、しかしやんわりと迫って行く。
王子様はお城で義兄弟たちにいやがらせをされ、普段は見えないけれど心に傷をおっていたのです。
そんな王子様の見えない心の傷を癒してくれたのが青年でした、という感じです。

上流階級に住まう攻のクリストフですが、愛情のゴリ押しや強引に事を運ぶというのはなく、スマ…

3

メイク・ラブ 小説

芹生はるか  円陣闇丸 

惜しいというか悔しいというか勿体ないというか…

惜しいというか悔しいというか勿体ないというか…そんな気分です。
泣けたんですよ。
ものすごくキュンキュンしたし、恋人契約から本当の恋人へと変わっていくその過程に胸が熱くなりました。
本当にいいお話だと思います。
それだけに、受けのキャラが…!あまりの女の子っぽいしゃべり方が惜しいというか悔しいというか勿体ないというか、その言葉遣いにいちいち萎えてしまうのがなんともかんとも…。このあたりkakasi…

1

ひそやかな情熱 小説

遠野春日  円陣闇丸 

距離感が好きー

ヤクザ組長に高校時代から10年愛人となって嬲られ続けていた佳人[受]を、ひょんな事から遥[攻]が引き取ります。
この話の面白さは、そこで連れて帰った佳人と即エロって展開にならない所。
遥は彼が男の愛人として囲われていた事は当然知ってるし、現在恋人が居る訳でもないけど手は出さない。
手始めに料理や掃除をさせ、頃合いを見計らって経営する会社の一つの運送会社で働かせます。
酒を飲んでいる最中気紛…

3

罪深く抱きしめて 小説

バーバラ片桐  円陣闇丸 

義兄×弟

近親物大好物なので読みましたー。
姉の夫である義兄玲二[攻]と彰史[受]の逃亡劇話がメイン。
初っぱなから姉は殺されてしまってるので回想シーンでちょっと登場する程度、後は刑事が途中で絡んで来るもののほぼ玲二と彰史との逮捕されるまでと逮捕されてから逃亡を続ける部分が主です。
冒頭で姉ばかりかほぼ無関係の目撃者を殺してしまっているのでもうその時点で普通のハッピーエンドは無いなと推測は付きます。

1

12時の鐘が鳴る前に(新装版) 小説

ひちわゆか  円陣闇丸 

最初と最後が素敵です

自分はどうも小説の場合、読む時の気分や体調やら脳味噌状態に左右される事がひじょーーに多いので時間置いて3回位読みなおした作品をレビューしてるんですがこれは何回読んでも導入部分とラストが良いんですよー。
特に導入部分、幼くてアトピー持ちで再婚で義姉と義母が出来たばかりの朋也[受]が廃屋敷で叶と出会うシーンから、舞台一転して高校生になった朋也が寮で友人達と談話シーンへと切り替わりは実にスムーズでいわ…

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