遠野春日さんのレビュー一覧

摩天楼に誓って 小説

遠野春日  円陣闇丸 

今回は中休みか

相変わらずラブラブな二人ですが、中休み的にハラハラドキドキはあんまりしませんので、さらっと読み流し。
大きくは智将の家族に基を紹介しようとするのですが、なんとお母さんが覆面でホテルに現れて基のコンシェルジュを使い倒すという。

智将もアメリカンなら家族写真とかもってなかったのか?!
ちょっとストーリーが読めてしまったので、そういう意味でも萌になってます。

でも二人の仲良さは相変わらず…

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告白は花束に託して(新装版) 小説

遠野春日  円陣闇丸 

クールビューティーなジーンちゃん

このお話は智将の秘書と基の幼い頃からのお兄さん的な西根とのストーリー。
前作で邪魔しまくったジーンと、智将から目の敵的に基との間を疑われた(本人もそう匂わせていた?)西根。

ジーンは西根を気にするも、なかなか素直にはなれません。気持ちも傾いていた智将に再度粉かけようとするも、基にゾッコンの智将はビシッと拒絶されてます。
西根はそんな素直じゃなく本当は弱さも持っていて虚勢を張っているジーン…

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摩天楼の恋人(新装版) 小説

遠野春日  円陣闇丸 

やはりそうなるよね!

この巻は智将さんが嫉妬に狂い、基に無体なことをいたします!
ジーン、このやろう!って思いますが、基ももっと智将さんと話そうよ〜とヤキモキしてしまいました。いつもの素直でストレートな君はどこいった?!

智将さんももっとぶつけてりゃね、よかったんだけど。ぶつけかたを間違ってます。まぁそういうのも物語の要素ってわかっているんですけど、最後にはハッピーになるので読後感は良いです。
基も好きだから…

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摩天楼に抱かれて(新装版) 小説

遠野春日  円陣闇丸 

甘い!

王道のスパダリである智将(坊さんみたいやなと思ってしまった)と良いとこのお坊ちゃんの基のラブストーリー。

もう安心して(当然、ストーリーのはドキドキはらはらするんですが)、読み進められます。ニューヨークで実業家として成功している智将が日本への出張で宿泊したホテルの従業員として基と出会います。
ですが、実は基はホテルチェーンの坊ちゃん。歳の離れたお兄ちゃんが総支配人だったり、ご自宅はめちゃく…

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茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

絵になるとまた良い!

小説も情景が浮かびますが、コミックスになって絵がつくことでさらに良くなったと思います。
特に、英国旅行中は、庭の感じや旅行の雰囲気が想像だけじゃなくて絵によってわかりやすくなっています。また、庭師の攻め様が男前でよろしい(笑)
彼が茅島氏のことを受け入れて、庭師に固執せず(仕事としてはちゃんとしてます)お屋敷に住み込み、受けのことを丸ごと愛してることが前作で描かれてますが、そこがもうイイ!器が…

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茅島氏の優雅な生活 小説

遠野春日  史堂櫂 

斬新

庭師、の攻めが名前を明かされないという…
ちょっとミステリアスな彼。そして坊ちゃんであろう茅島氏。彼が一途で純真でかわいい。でもヘンテコだけど。あ、だからこそ攻めからはかわいくてしょーがなく感じるのか。

あわや乱行!の現場でも茅島氏は持ち前の真っ直ぐさ?で乗り切ります。ここはもうそういうストーリーよね、と。でもって自分の気持ちに気づいて庭師のアパートへ乗り込むところも素晴らしい。
ま、い…

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恋々 疵と蜜2 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

続編プラススピンオフ、両方読める2本立て

「疵と蜜2」とある通りの続編作品。
中編2作品収録。

「禁欲と蜜」
前作「疵と蜜」で無事恋人となり同居も始めた金融会社社長・長谷と、人材派遣会社社長・里村の続編。
冷静そうな長谷のヤキモチ妬きの一面が強烈なエピソードと共に語られる一編。
ポイントは「貞操帯」。
Mではないので本気で嫌がる里村ですが、それを無理矢理つけさせられた日にある思いがけない緊迫を生む事件が起きます。
里村と…

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疵と蜜 小説

遠野春日  笠井あゆみ 

サスペンスとラブの絡み合い

もうページを開いて1行目からどエロいセックスの描写!
一気に物語世界に引き摺り込まれた…さすがだなぁと思いました。

社長室に近所の工事現場の若い作業員を連れ込んで荒々しくヤってる線の細い美形。
その最中に冷ややかな表情を動かさずに平然と入ってくるもう1人の逞しい美形。
咥え込む誘い受けは人材派遣業の社長・里村。
部屋に入ってきたのは、里村に融資をしている金融会社の社長・長谷。
長谷…

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松前先生と美貌の作家(ぼく) 小説

遠野春日  木下けい子 

古きよき昭和BL

”由利先生”シリーズからこちらにたどり着いた読者です。
なんとなくお正月は古きよき日本の情緒を味わいたくて本作に取り組みましたが、かなり好きな感じでした!そして、昭和前期の時代設定って、女性の社会進出がいまいちだったので、男だらけの社会に違和感がなくて、するっとBでLにもっていけるなーと、新たな気づきがありました(笑)。

遠野先生のあとがきに曰く”己の美貌に厚かましいばかりの自身をもってい…

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初恋花嫁 小説

遠野春日  駒城ミチヲ 

お互いに惹かれたのは

読み終わったときは、「ハッピーエンドで良かったね」って思ったんです。

けど、考えてみると、
「この二人、お互いに好きところは容姿だけじゃない?」って思いました。

もし、相手がデブでハゲで臭いとかだと好きにならなかったんでしょうね。
(そもそも、そんな人は小説になれないけど)
二人でいる時間が短すぎで、相手のことを容姿でしか見ていません。

そして、なぜ眼帯をしていたのか、これ…

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