奥貫亘さんのレビュー一覧

彼の寡黙な唇 小説

火崎勇  奥貫亘 

再会もの

丸ごと1冊表題作です。笹色の目線で進んでいきます。

笹色(受け)は高校時代に先輩・成川と部室で初H中に、もう一人の先輩・弓削(攻め)に乱入されたのがトラウマになり、恋愛ができなくなりました。それから歳月は流れ…、26歳になった笹色は友人・穴沢に頼まれてネコの世話をするために穴沢の家に住むことになります。その隣に住んでいたのは弓削で…。

本を読み慣れている人には、序盤でキーである穴沢の考…

6

純愛のジレンマ 小説

火崎勇  奥貫亘 

7年越しの純愛

表題作と続編の2本収録されています。

「純愛のジレンマ」
由比の目線で進みます。
由比(受け)はいきなり拉致され、父親の入院と跡継ぎ教育を受けろと大津(攻め)に言われてマンションに隔離されます。大津の上から目線な教え方に反発を感じる由比。高校受験の際に、勉強を教えてくれたと告げられても、由比は大津を覚えていません。おまけに酔ったおしおきに強姦されてしまいます。翌日から、久しぶりに会社や…

3

純愛のジレンマ short story 特典

短いけど甘~い

葉書サイズに、片面は表紙と同じイラスト、もう片面に二段書きで35行のSSがあります。

表紙と同じイラストなのに、題字でちょっとぼやっとされていた、大津が由比の肩を抱く手がはっきりとしていて、大津の「こいつは俺のもんだ」感が強調されているように思えて萌えました。

SSは超ショート。あらすじ以降の展開、愛されている自信がついてきた由比が、大津に「今の俺は大津さんにとって大人ですか?子供です…

2

その声が僕を動かす 小説

  奥貫亘 

不思議系だけど王道系

亡くなった双子の兄の力を借りて、未来予知ができる大学生の右京。
超常現象がテーマの部類に入るのかもしれませんが、ホラーチックでもなく、少しホームドラマの入ったあったかいお話です。

右京は予知で、同じ大学で水泳部の尾崎が危険な目に遭うと知り、尾崎を守ろうと近づきます。けれど最初は当然変人あつかい。
それをめげずに、未来を変えるため頑張ります。
この右京ですが、双子の兄を失った負い目もある…

1

SWEET SAVAGE 小説

松岡なつき  奥貫亘 

うーん萌えない…

私、外国人カップルというものが、苦手なのかもしれないなーと思いました。
あと、翻訳調の気障なセリフの応酬にも馴染めず…。
たった一日や二日で、「永遠の恋を手に入れた」みたいな結論になっちゃうストーリー展開にも違和感がありました。

ポーカーランに魂をかけて挑む野性的な男ロジャー(攻め)と、失恋したてホヤホヤで永遠の恋がしたいと願ってる男トレイス(受け)の恋です。
出会ってその日にセックスして、激し…

1

その声が僕を焦がす 小説

  奥貫亘 

へタレ過ぎるにもほどがある!

「その声が僕を動かす」の続編です、今回これを読んで思ったのですが、ガッシュ文庫の編集さんはヘタレ攻めがお好きなのでしょうか?英田さんの「バカな犬ほど…」の攻めもかなりのヘタレでした。あの時はあまりのヘタレ具合に開いた口が塞がらなくなって感想も書く気が失せ未だに書いていませんが、このシリーズの尾崎もかなりのヘタレ男だと私は思いました。

なんだかもうじれったいって言うの通り越して、お前何やってん…

3

その声が僕を動かす 小説

  奥貫亘 

すれ違いの恋

事故で双子の兄を亡くしてからその亡霊が見えるようになった大学生右京。そんな兄から身近な人の死を知らされ、それを阻止するために奔走するというのがこの本の大まかなストーリーです(笑)

今回そのターゲットになったのが同じ大学の水泳部エース尾崎哲也と言う男だった…

兄から名前を聞いた人物を助けたい気持ちいっぱいの右京ですが、その理由を本人に話しても分かってくれないということを今までの経験上察知…

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