上田アキさんのレビュー一覧

エンドスタートライン コミック

上田アキ 

作者の感性の豊かさが際立つオムニバス作品集

先日発売になった「フロム・グリーンキッチン」(以下、FGK)がすごく良かったので、元の読み切りが収録されているというこちらも買ってみました。
この読み切りが先にあったからこそ生まれたFGKだけど、結果的に収録コミックがバラけてしまったのがもったいなく感じますね。
こちらに入ってるお話もFGKに再収録してくれたら良かったのにな。

…ということで順番は逆になりますが、先に「フロム・グリーンキ…

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フロム・グリーンキッチン コミック

上田アキ 

2日目のカレーライスのような・・・

購買理由…名切さん(攻め)の容姿が好みだったので。
丁寧にスパイスから調合したカレーを、一日寝かせてから提供された様な(そして、もちろん美味しい)読後はそんな気持ちになりました。

心を掴まれた彼と、胃袋を掴まれた彼の甘酸っぱい恋愛模様が描かれています。舞台は主に、スーパーのお惣菜売り場。
名切さんと母親の日常が、時々 効果的に挟み込まれることによって自然と彼の人柄に惹かれていきます。

10

フロム・グリーンキッチン コミック

上田アキ 

惣菜屋さんとサラリーマンのメンズラブ

スーパーの惣菜売り場で惣菜を作っている攻め。サラリーマンの常連客が、自分の作った惣菜ばかり買っていることに気づくが、あることがきっかけで言葉をかわすようになり…。


料理が得意な男子と食べる専門のサラリーマンのカップルです。
『エンドスタートライン』という既刊に収録されている読み切り作品の続編らしいです。そちらは受け視点の短編だそうですが、今作は攻め視点で出会いからが描かれているので、既…

8

フロム・グリーンキッチン コミック

上田アキ 

心がじわ〜〜っと癒されます!

思わず表紙買いした作品。
良かった〜〜〜!!
幸せな食卓シーンに癒されて、キャラ達の誠実さに癒されて、幸せをちゃんと自分で掴みにいく前向きなストーリーには元気をもらえました。
理想的なビタミンBL!

自分の作った料理を誰かに満面の笑みで喜んでもらえたら幸せだし、自分じゃない誰かが自分の為に作ってくれるごはんを毎日食べられたら幸せ。
誰かと食べるごはんは独りで食べるごはんよりもおいしい…

5

フロム・グリーンキッチン コミック

上田アキ 

愛情のこもった料理

スーパーのお惣菜コーナーを通じて知り合った
惣菜売り場担当の攻め×買い物客のサラリーマン のお話です。

既刊「エンドスタートライン」に同タイトルが収録されており、
そちらは2人の出会いの受け視点となっているようです。
なので今回は、前作の攻め視点ver.+続編といった感じなのかな?

前作は未読なので時々場面切り替えに"おや?"と感じる部分はありましたが
特に…

6

来たる晴れかけの明日よ コミック

上田アキ 

壊れたモノを直す愛情

回収された廃品を直しながら人の心も癒す愛情にジンワリする1冊。

表紙で廃品回収が関わるお話だと分かってたのですが、
まさか攻め自身がその回収された廃品だったとは!!
過去が明らかになった時・捨てられる過程に驚き。

お仕事をしている風景やお客さんとのやり取りなど、ごくごくありふれたリアリティのある日常が綴られているのに、"子供を廃品回収に出す"という部分だけ現実味…

2

来たる晴れかけの明日よ コミック

上田アキ 

カタルシスの物語

受けの寛大なる心と家族的な大きな愛情によって、攻めの魂が浄化されるお話。
エロいシーンが少なかったにも関わらず、2人の結びつきが強かったので、全く気になりませんでした。
攻め受けもそこまで感じませんでした。
受けが不良品として自分のもとに来るものは全て子どものよう、と話していたくだりはジーンと来ました。
自分も晴仁さんの持ち物になりたい!って感じですね。
独特の話し方も可愛らしく感じまし…

4

来たる晴れかけの明日よ コミック

上田アキ 

読後感がとてもよい

こちらの作品はノーチェックだったのですが、レビューを拝見して手に取りました。すごくよかった!次回作が楽しみなお気に入り作家がまた増えました。表紙もですが、中の絵がとっても素敵なんですよ。ちなみに黒髪の彼・晴仁は大きな瞳のたれ目♡

傷ついていても自分からはその傷を見せられない…そんな相手をあたたかい毛布で包んであげるようなお話だと思いましたが、実はそれをずっと求めていたのはもう片方でもあって…

6

来たる晴れかけの明日よ コミック

上田アキ 

何でも回収、何でも修理いたします

何でも回収し、修理する廃品回収業を営む晴仁(受け)に、ある夏の日に桜次郎(攻め)は拾われた。明るく面倒見のいい晴仁と一緒に廃品回収をしながら、自分がここにいてもいいのか、いつまでいられるのかを考え過ごしている桜次郎だったが、ある日かつての自分と同じような少年の回収を依頼され…。


雰囲気がとても独特で、現代ものなのにどことなくSFっぽい印象を受ける作品でした。
雰囲気はいいのですが、説明…

7

来たる晴れかけの明日よ コミック

上田アキ 

「廃品回収」がもたらす温かなドラマ

青空をバックにシュッとしたイケメン二人(廃品回収業者!)が佇む表紙が素敵な一冊。
人と人の繋がりの素晴らしさ、温かさが様々な「廃品」のエピソードを通じて描かれたハートフルな作品です。

廃品回収「ハレノヒ」を営む晴仁(受け・28歳、表紙右)と、彼の下で働く桜次郎(攻め・22歳)。
二人の出会いは数年前、ゴミ捨て場に捨てられていた桜次郎(当時10代)を晴仁が拾ったことに始まります。

わ…

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