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華藤えれな 葛西リカコ
碧雲
ネタバレ
小説らしい小説だった。 危なっかしい沈没寸前の小舟に乗っているような展開で、面白い。 --- レンベルク伯爵家の弁護士イザークは、行方不明の伯爵の孫を見つけることが出来たら、代々継承する伯爵家の仕事を辞めて、自由になる約束を交わしていた。 パリの男娼館で働いていた「伯爵の孫」と自称する東洋系の美貌の男娼、清春と出会い、屋敷に連れ帰る。 実はルカはナリスマシ。ロシアンマフィアが財産を狙って…
華藤えれな 八千代ハル
感想。 貝殻型の本物のマドレーヌを、紅茶に浸して食べたくなります。 優杏の作るマドレーヌの描写が、美味しそうでたまらなくなります。 物語は、いつもの華藤えれな先生の「健気な受」物語の定番型にはまった展開なので、どんだけ苛められてもハッピーエンドを信じて安心して読める作品です。 読み終わってみると、全くあとがきに記載の通りの展開でした。 --- シャレード文庫のオメガバース祭り参加作…
華藤えれな 佐々木久美子
この小説は、深層心理に興味を持つ人が読んだら、多分物凄くオモシロイ内容だと思います。特に、ユングの夢分析にほぼ沿っています。自分探しのヒントになると思います。 なので、この小説を深層心理分析に興味がない人が読むと、エロ少な目だし、訳不明の陳腐な内容に感じると思うので、お薦めしません。読まない方が良いです。 不評レビューが上がると、努力して再編集した著者の労が報われない、気の毒すぎます。 …
BL版白い巨塔? あとがきに書かれていましたが、著者が専門家の情報を得ながら書きあげた作品だけあって、いい加減ではなく真面目に細かく書かれていてとても面白かった。 でも、テーマを欲張りすぎたのか、少し物足りない。悪徳院長をもっと追い込んでやって欲しい。 特に、主人公の水斗が記憶喪失になって、記憶を取り戻すまでのプロセスが、専門家の情報を元にしてしっかり書かれているなーと、興味深々でのめ…
はるのさくら
本編終了後、オレクと沙智の結婚式当日。 沙智の両親に代わって、ずっと沙智を見守ってきたマミンカ。 長寿で人間の言葉が話せる不思議な子猫。 本編でも沙智の親代わりとして沙智をずっと応援してました。 そのマミンカ視点のお話です。 沙智が好きな人と結婚して幸せになるのは喜ばしいことだけど、寂しく感じているマミンカ。 我が子の巣立ちは、嬉しい反面寂しくもあるよね。 控え…
華藤えれな Dite
絵本に出てくるような不思議な生き達が今でもこっそりいるのかも、と思わせてもらえるとてもピュアなお話でした。 プラハの美しい風景も感じられて、クリスマスマーケットとか行ってみたいなぁ。 受け様は、人狼の父と人間の母を持つ人狼の沙智。 日中は人間の姿だけど、月が出たら耳としっぽが出てしまう。 純粋な愛すべきバカ、なんて言われるような、本当に純粋で心がキレイすぎて心配になるレベルのお日さ…
kurinn
マミンカ視点のオレクと沙智の結婚式当日の様子です。 2人はプラハ郊外にあるセドラーク家ゆかりの小さな教会で、親しい人達だけを呼びひっそりと結婚式をあげようとしていました。 今回、マミンカの過去が明らかにされていました。 だからマミンカが沙智の側にどんな思いで居たか、オレクと沙智が結婚する事に対してどう思っていたかを知ることが出来てウルっと来てしまいました。 そしてオレクに対して…
大好きな華藤先生のヨーロッパ人外物です。今回はチョコが舞台だという事でとても楽しみにしてました。 主人公の沙智が人狼と人間の間に産まれたのですが、人狼の設定が今までのイメージを覆すもので先生の優しさが滲み出ていると思いました。 とにかく沙智が無垢でいじらしくて、涙腺ゆるゆるの私は途中で何度も涙ぐみました。 決して攻めのオレクが酷い訳では無くて、沙智のオレクに会うまでと再会する迄の境遇…
華藤えれな キヅナツキ
みざき
大きなネタバレは無しのレビューとなります。 人間との境界が曖昧な存在×人間の組み合わせがお好きな方におすすめの短編作品です。 フィンランドの古城が舞台となる今作。 キヅナツキ先生のイラストが素敵。 本編のモノクロイラストはもちろん、カバーイラストのオーロラの色味が綺麗だなあ。 華藤先生といえば海外の空気を感じさせるような情景描写が巧みな作家様ですが、こちらの作品もフィンランドの自然の…
北沢きょう 華藤えれな
上官無
北沢先生の絵が大好きですが... 生まれ故郷の島に男娼として扱われる、利用され、ゴミ箱のような存在... 3P、複数P、陵辱強姦、人前プレイ、AVを撮られる...全部が大嫌い! ストーリーを読んだ心が痛くて、殺意が沸くでした!!