華藤えれなさんのレビュー一覧

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

『眠れる森の美女』のような雰囲気が素敵

yoko先生の表紙に惹かれて拝読させて頂きましたが、童話チックな雰囲気の素敵なオメガバースでした。
 
童話×BL=エロの方程式(偏見?)を打ち破る、健気なイノセントラブに何度もうるっときてしまいました。
健気×健気、敵国の王子同士という大好きなカップリングで、特に攻めのレオニードの一途な愛には感動しかなかったです。

魔女になった継母に義兄を狼に変えられてしまった、第二王子のシダ。

12

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

美しい景色の中の愛の夢

ドラマチックBL下巻。

「シナプスの柩」名義の物語は、一冊の1/3位で一度終結。
上巻の終盤、記憶の混乱の中で樋口がなぜ長山のことを話してくれないのか、長山の言うことは本当なのか、どうしても知りたいんだ…という水斗は長山に会いに行ってしまう。
というところからの下巻。
当然、長山は再び水斗を手篭めにしようと。
そこに樋口が現れて、これまでの癒着やら医療過誤やらの長山の犯罪は今から警察…

2

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

No mercy 無慈悲すぎるドラマ

これ、私には「悲報」ですよ。
時々、粗筋も何も見ず小説をドバッと買う時があります。本作も「メディカルサスペンス」とチラ見して購入してあったもの。
ただ…吟味してたら多分買わなかったかも。なぜなら「記憶喪失」ものなんだもの。
私、記憶喪失ものってイマイチなんですよね。
とにかくコレが絡むと物語に逃げを感じるし、ドラマチック過剰だし。
本作も途中で気付いてあらら…だったけど、何かご縁があった…

1

クリスマスワルツ 伯爵家の情人 小説

華藤えれな  葛西リカコ 

込み入った筋書きで惹きこまれました

小説らしい小説だった。
危なっかしい沈没寸前の小舟に乗っているような展開で、面白い。
---
レンベルク伯爵家の弁護士イザークは、行方不明の伯爵の孫を見つけることが出来たら、代々継承する伯爵家の仕事を辞めて、自由になる約束を交わしていた。
パリの男娼館で働いていた「伯爵の孫」と自称する東洋系の美貌の男娼、清春と出会い、屋敷に連れ帰る。
実はルカはナリスマシ。ロシアンマフィアが財産を狙って…

2

禁じられたアルファの子 ~誓いのはちみつマドレーヌ~ 小説

華藤えれな  八千代ハル 

マドレーヌを食べたくなった

感想。
貝殻型の本物のマドレーヌを、紅茶に浸して食べたくなります。
優杏の作るマドレーヌの描写が、美味しそうでたまらなくなります。

物語は、いつもの華藤えれな先生の「健気な受」物語の定番型にはまった展開なので、どんだけ苛められてもハッピーエンドを信じて安心して読める作品です。
読み終わってみると、全くあとがきに記載の通りの展開でした。
---
シャレード文庫のオメガバース祭り参加作…

5

シナプスの柩(下) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「魂の再生」の夢分析が「幸福の領域」

この小説は、深層心理に興味を持つ人が読んだら、多分物凄くオモシロイ内容だと思います。特に、ユングの夢分析にほぼ沿っています。自分探しのヒントになると思います。

なので、この小説を深層心理分析に興味がない人が読むと、エロ少な目だし、訳不明の陳腐な内容に感じると思うので、お薦めしません。読まない方が良いです。
不評レビューが上がると、努力して再編集した著者の労が報われない、気の毒すぎます。

4

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

「シナプス(ニューロンの接合部分)」の棺=記憶の遮断

BL版白い巨塔? 
あとがきに書かれていましたが、著者が専門家の情報を得ながら書きあげた作品だけあって、いい加減ではなく真面目に細かく書かれていてとても面白かった。
でも、テーマを欲張りすぎたのか、少し物足りない。悪徳院長をもっと追い込んでやって欲しい。

特に、主人公の水斗が記憶喪失になって、記憶を取り戻すまでのプロセスが、専門家の情報を元にしてしっかり書かれているなーと、興味深々でのめ…

6

「猫と人狼と御曹司の溺愛子育て」出版社ペーパー「マミンカ、親の気持ち」 特典

親心だわ〜。

 本編終了後、オレクと沙智の結婚式当日。


 沙智の両親に代わって、ずっと沙智を見守ってきたマミンカ。
長寿で人間の言葉が話せる不思議な子猫。
本編でも沙智の親代わりとして沙智をずっと応援してました。
そのマミンカ視点のお話です。

 沙智が好きな人と結婚して幸せになるのは喜ばしいことだけど、寂しく感じているマミンカ。
我が子の巣立ちは、嬉しい反面寂しくもあるよね。

控え…

1

猫と人狼と御曹司の溺愛子育て 小説

華藤えれな  Dite 

もっともっと幸せにしなきゃ許さんぞ。

 絵本に出てくるような不思議な生き達が今でもこっそりいるのかも、と思わせてもらえるとてもピュアなお話でした。
プラハの美しい風景も感じられて、クリスマスマーケットとか行ってみたいなぁ。

 受け様は、人狼の父と人間の母を持つ人狼の沙智。
日中は人間の姿だけど、月が出たら耳としっぽが出てしまう。
純粋な愛すべきバカ、なんて言われるような、本当に純粋で心がキレイすぎて心配になるレベルのお日さ…

4

「猫と人狼と御曹司の溺愛子育て」出版社ペーパー「マミンカ、親の気持ち」 特典

マミンカ…泣

マミンカ視点のオレクと沙智の結婚式当日の様子です。

2人はプラハ郊外にあるセドラーク家ゆかりの小さな教会で、親しい人達だけを呼びひっそりと結婚式をあげようとしていました。

今回、マミンカの過去が明らかにされていました。
だからマミンカが沙智の側にどんな思いで居たか、オレクと沙智が結婚する事に対してどう思っていたかを知ることが出来てウルっと来てしまいました。

そしてオレクに対して…

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