華藤えれなさんのレビュー一覧

花の檻 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

主人公は能楽師

表題作「花の檻」と続編「花の影」の中編2作品が収録されています。
どちらも左近(受け)の視点でストーリーは進みます。

「花の檻」
次期宗家である橘平(攻め)の要望により、左近は過去の醜聞から遠ざけられていた舞台へ呼び戻されます。橘平の一途な愛に応えて恋人同士になるという内容です。

「花の影」
一緒に檻に入ろうと決めて、橘平と付き合い始めた左近ですが、思うように回復しない肩や先代の…

3

眠れる森 小説

華藤えれな  いさき李果 

冒頭の2人の会話が可愛かった

ドイツが舞台の、記憶喪失の男娼とマフィアのボスという組み合わせです。真汐の境遇がかなり不敏で痛々しいので、不敏受け、健気受けが好きな方は楽しめるかと思います。
しかし、辛いのはダメ…というかたにはちょっと厳しい展開もあるかも…
可哀相ではあるんですが、その境遇にあって他人に優しくできる真汐の人柄だとか、可愛くてつい笑ってしまうような口調だとか、読み終えても余韻の残る作品でした。 

ジーク…

6

寵辱カリビアンハーレム 小説

華藤えれな  周防佑未 

ハッピーエンドで、いいじゃない

カリブが舞台の、ロマンチックで危険な、命がけの恋(作者後書きより)
カリブの王国の皇太子と凄腕スナイパーが、豪華客船の中で繰り広げるハーレクインラブ。
麻薬に対する憎しみだけをよりどころに殺し屋稼業をしている、元日本の警官本條が、次の殺しのターゲットとして指示された皇太子は…。
最初っからハーレクイン的なラブロマンスとして読んでいるので、本條は皇太子に陵辱調教されているようでも…とか、実際の…

2

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

過ぎたるは及ばざるがごとし、かな。

時空を越えた純愛物語。
かな?
プラハとボヘミア王国を、伝説の狼王のタペストリーを介在に行き来するファンタジー。
夜は狼の姿で狼の王国を治め、昼は人間の姿で王国を治めなければならないボヘミア王家の王をめぐる、呪いだの、陰謀だのに翻弄される、王国の王太子アレシュと、彼の側でなければ生きることができない予言者であり運命が定めた花嫁悠羽。
果たして悠羽は伝説のタペストリーのように、アレシュを王に…

4

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

異世界トリップもの

チェコに住む、生まれつき耳が聞こえない悠羽(受け)は、伝説の狼王アレシュに憧れ、職場の美術館で彼の物語を紡いだタペストリーを見るのを楽しみに生活を送っていた。しかしある日、異世界からその狼王・アレシュ(攻め)がやって来る。大怪我をしたアレシュは悠羽を預言者だと言い、狼の姿になるためと言って悠羽を抱くが、後日火事に巻き込まれた悠羽もその異世界へと飛ばされ…。


異世界トリップものです。
個…

6

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

話の展開に無理がある気が…

不憫で孤独な受けが異世界の王様に愛される、というよくある王道ストーリーが大好き、また表紙絵も素敵なので迷わず購入しました。
異世界トリップとタイムトリップものなのですが、話の進め方が強引すぎる気がしました。特に最後のオチの付け方には納得できませんでした。。本編の2人はそれでハッピーエンドだけど、2人が未来を変えたことで他の時間軸の2人はどうなるの??という疑問がありました。
攻めが受けを好きに…

6

ぴくぴくお使い狐、幸せになります 小説

華藤えれな  サマミヤアカザ 

狐の恩返し?

清らかで無垢な魂を持った稲荷のお使い狐と、華族の坊ちゃんとの恋物語。
奈良の吉野山を舞台に、小夏の子爵家の息子の倫仁への無垢で一途な思いは、どんな結末を迎えるのか。
吉野の山の桜が全部咲き、ダムの工事が始まるまで、小夏が人の姿で倫仁の側にいられるのは、限られた期間だけ。
倫仁と倫仁の父との確執は、倫仁の母と巫女の家系の秘密とは。
九尾の狐が、小夏に人の姿を与えた本当の目的とは。
ハラハラ…

2

「愛される狼王の花嫁」フェア開催書店特典 書き下ろしショートペーパー 特典

狼王のワンコぶりに萌

フェア開催書店で貰える書き下ろしSSペーパー。

※アニメイトでは別内容のペーパー、コミコミでは小冊子が特典としてつきます。

こちらのペーパーは、本編後の番外編。

ある日の午後、悠羽がいつものように庭でスケッチしていると、
「アレシュさまを止めていただけませんか」
と、泣きそうな顔で使用人の女性たちに相談されます。
「わかりました。説得を試みます」
と悠羽が向かった先は、彼…

3

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

タイムトリップモノとしては微妙かも…

あらすじ:
プラハの大学で臨時の清掃員をやっている悠羽(受け)は、100年前のタペストリー『ボヘミア叙事詩』を眺めるのが大好き。
ある日、そこに描かれた狼王・アレシュ(攻め)に瓜二つの男性と出会い…

チェコのプラハが物語の舞台となりますが、物語中盤からは舞台が異世界のボヘミア王国に移り、時間も過去に遡ります。
タペストリーに描かれた「叙事詩」からボヘミア王国の歴史とアレシュ王の最期を知…

14

愛される狼王の花嫁 小説

華藤えれな  yoco 

もふもふに弱いので

もふもふありのファンタジー。もふもふを出されると評価が高くなりがち。だって好きなんだもの。
恵まれない境遇の主人公は伝説の人狼の王に憧れている。ある出来事をきっかけに彼の存在する別世界に入り込む。このあたりはとても幻想的で素敵。その世界では悪魔と疑われたりもするが、主人公は憧れの王の為にとても献身的で健気で可愛い。子狼も出てきてそれは可愛いに決まっている。
ただちょっと現代と別世界の関係が御都…

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