華藤えれなさんのレビュー一覧

破滅の恋 発売記念SSペーパー 特典

裏切り者の悲しい最後

本編で受け様を騙して破滅の道への案内をしたブルーノ
初めから餌にする為だけに受け様に近寄って筋書通りに
事を運んだブルーノですが結局捕まり刑務所へ。
そしてかつての署内での上司だった男に差し入れのタバコを
貰い、何気なく受け様のその後を尋ねるブルーノ
その男は受け様がブルーノの銃弾に打たれ死んだと・・・
そして密かにショックを受けるブルーノ。
そして男に受け様を地獄に落として殺したの…

4

幾千もの夜の秘めごと 小説

華藤えれな  梨とりこ 

静かすぎる物語。

華藤さんのアラブものです。
というとちょっと違うかな?
アラブはアラブだけど、王道アラブなノリではなく。
むしろ、幼馴染みの再会モノ、身分違い、擦れ違い的な。

その昔、中東の産油国アムランで、兄弟のように育てられた王子イドリスと惺。
しかし、ある陰謀によってイドリスに怪我を負わせることとなった惺は国外追放となった。
それから、8年。
淡い想いを抱き続けたイドリスから護衛を命じられ…

0

破滅の恋~meu amour~ 小説

華藤えれな  緒田涼歌 

恋を覚えた故に破滅する受けさま

ポルトガルのリスボンを背景に民族歌謡のファドの呪いを
かけられたようにささやかな幸せと安定を望んでいた受け様が
恋を覚え愛の為にその身を奈落の底まで落としても諦めることなく
穢れなき魂のように愛する者を守る為に自ら破滅の道へ・・・

ただの音大生で亡き母の思い出の地を訪れただけの受け様が
マフィアの攻め様にファド歌手になれと見初められ、拒絶するが
理不尽にも無理やり凌辱され、まるで運…

6

憂える貴族の初恋 小説

華藤えれな  北沢きょう 

修道士見習いから伯爵御曹司に・・・

伯爵家の長男として生まれたのにも係らず命を狙われた事から
7歳から修道院に預けられた受け様。
間もなく修道士になると言う時期に異母弟が亡くなった為に
受け様が後継者として伯爵になることに。
そしていつも金髪の少年を夢に見る受け様はそれが誰なのか
判らなくて・・・7歳から預けられているのですが
それ以前の記憶が受け様無いのです。そんなもんですかね?
何かトラウマでもあって記憶を無くした…

2

花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

内に秘めた激しい恋情を

相対的に見て構成も設定もクオリティーの高い作品だったと思います。
私は読み進めている時に、沙野風結子先生の蛇淫の血を
思い出してしまったので、評価が低めなのですが・・・
己を殺すように生きてきた受け様が、生まれながらに
背負った業の深さに潔く向かっていく姿は精錬で惹かれます。
道明寺の清姫のような深い情念は、受け様よりも
攻め様の感じる感じがしました。
惹かれながらも、己の立場と受け…

1

花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

墨絵のような美麗表紙に釘付け!!

この表紙が発表になった時に、その題名といいもうすでに虜でした!!
朝南かつみ氏のなんともいえないそこはかとなく匂う坊主絵ですっ☆☆☆
ただ欲を言うなら白黒の坊主絵は2カットのみ、昨年出た『凍る月』のほうが白黒絵の坊主フェロモン度は高いです。
というのも、中身の大半は僧籍にまだない過去の回想で埋められているからですが・・・ただ坊主苦手と言う方もあるかもしれないので、その点は多分何とかクリアでき…

5

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

期待大だっただけに・・・。

ここで評価が高かったので読み進めることにしました。
が、あまりに私の期待が大きすぎたのでしょうか、イマイチ乗り切れませんでした。

何度もレヴューを書きたいなと思っていても、この肩透かしを喰らった感じで気持ちが整理しきれずズルズルときていました。

良かったところは、受けの水斗が長山に抱かれている現場を攻めの樋口に見られてしまうところ。
そこで彼の放った一言がいいんですよね。
自虐的…

3

あなたは僕を愛していない 特典書き下ろしショートストーリー 特典

おいおい、いくらなんでもww

本編の東欧の社会事情背景をそのまま生かした番外です。
政府要人が狙撃され、その難手術の執刀行った帰りの汽車の中での出来事。
まったくもって、ミハイルの超意地悪(ドSとも言う?)が炸裂してました♪
NATO軍医の女医は、昔ミハイルと恋人だったとか・・・
それを気にしてちょっと嫉妬しながらも、彼女のバックボーンを鑑みてミハイルに有利になるなら身を引く、みたいな健気な発言をして涙する海堂。
お…

4

あなたは僕を愛していない 小説

華藤えれな  小山田あみ 

素直になれない男達

『シナプスの柩』のスピンオフ、そこに登場していた脳神経外科医の海堂が主人公なんですが・・・
子供返りした水斗に「お馬さん~」なんて言われていた海堂が、こんなに男前できれいな男、しかも受けだったなんて!!
てっきり攻め属性かと思ってましたよw

読んでいて苦しかったデス。
二人とも互いの気持ちは”きっとそうだろうな~”とわかってはいるのです。
でも海堂が、ミハイルが、二人が互いの事を全て…

11

執愛の契り 小説

華藤えれな  北畠あけ乃 

すみません、萌えませんでした。

設定としてはおもしろいし、能の世界を分かりやすく書かれていてとても興味深い作品だったと思うのですが、なんといったらいいのか、萌えなかったのです。

京都を舞台にしたお話なので当然主人公(受け)も京言葉を使われています。
私の周りに京都出身の方がいなく、そちらの話し方に対しイメージがまったくないせいで掴めないからかもしれません。
何て言うんでしょう。
ニュアンスのようなものが掴めず、会話に…

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