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52/63(合計:625件)
華藤えれな 雪舟薫
たまゆまま
シリーズモノなので一応すべて読みましたが、あまりにも二人の事情がグルグルしすぎていて疲れ果て、何処からレビューしようと悩みましたが一番好きだった巻からレビューしようと思います。 それくらいグルグルグルグルと煮えきらず、一巻終わるごとにまだ思いを伝え合わないの!?まだなの!?の連続でした。 何度、最後から読んでしまいたかったか。 でもそうすると、途中の巻が永遠に箪笥の肥やしになり年代物の漬物状…
華藤えれな 真生るいす
ネタバレ
サラッと読めてしまいました。 華藤さんならばもう少しドロドロとした仕上がりにできそうですが、あっさりな感じにしたかったのでしょうか。 登場人物の設定もよく作り込んであり、舞台も上海。 展開も娼館から見受けされてされ外の世界に出て、日本語を解さないと思っている攻めの家で使用人として働き、彼の時々洩らす日本語に対し心を痛めつつも、娼館の雇い主だった李の命令のため重要機密の設計書を盗むという命…
この話し、なかなか物語の中に入り込むことが大変でしたが、攻めの若宮さんが極めてポジティブで人間臭いので救われて読み続けられました。 受けが複雑な事情の過去に囚われているためになかなか気持ちを自覚しないのですね。 そんなつんつんしている早瀬がようやく言った一言に若宮さんが 「君にしては上出来だ」 などと言うのですがそれがいい! 信念もあって仕事もできる。 いつも早瀬を大きな大きなとこ…
華藤えれな 実相寺紫子
最後までこの2人どうなるの!?とハラハラさせられるというか、もう早く落ち着いてくれー!とずっと思っていた一冊になりました。 読後、疲れた・・・。 何せ、最後のほうまで攻めのディオの気持ちが見えないのですよ。 愛があるのかないのか。 いや、ないのだろうと思っていると最後の最後で、受けの航一の両親の遺体をきちんと埋葬してくれていたことが発覚、おまけにお墓に彼らしいお供えがあったり、ちゃんと…
華藤えれな あじみね朔生
内容は濃いしストーリーもしっかりしていて読み応えが非常にあり、さすが華藤さんの作品と思いましたが、このお話しの枠組となっている『ラテン』と『マフィア』、こういう系統はいまいちイメージがつきにくいということもあって、非常に面白いと思うのですが物語の中に入り込めず遠くから見ている感覚でした。 例えば、日系三世の受けとアメリカで生まれた日本人の攻めが、ラテンのリズムに乗って体を寄せ合いサルサを踊る…
華藤えれな 小山田あみ
華藤えれなさんは本当に細部まで丁寧に描きますね。 ストーリーも背景も人物に至るまで。 読んでいてその世界に引き込まれていきました。 私は健気受け、自己犠牲精神に富んだ受けがツボなのですが、この作品も王道をいってますね。 そしてこの受けはただ単に、健気・自己犠牲溢れているだけでなく男前なのです。 見た目だけでなく、中身が特に。 攻めのミハイルがとんでもなく偏屈で不器用な性格でとんでも…
華藤えれな 三雲アズ
初めて華藤えれなさんの作品に手を出したのですが、よかったですよ。 色々と細部まで取材をされているのが読んでいてよくわかりますし、ストーリー作りが素晴らしい。 文章も美しいのですが、そこに描かれる情景がなんとも綺麗で目を瞑ればそこにありありと浮かぶ様でもありました。 なので、挿絵が非常に残念でなりません。 綺麗ですが、この作品には個人的には違うと思いました。 本当に挿絵、綺麗ですよ。 …
satoki
革命によって家族と言葉を失った、元ロシア貴族の小鈴は今は上海の娼館で男娼として働いている。 ある夜、客として現われた日本人の建築士、相馬は尊大で冷たそうで嫌なヤツだった。 決して甘いだけではない時間を過ごした二人だったが、相馬はそのまま小鈴を身請けすると言い出した。 娼館の主である李には逆らえず相馬の元で働くことになった小鈴だったが、彼は次第に不器用な相馬の人柄に惹かれ始める。 そんな時李…
サガン。
「あなたは僕を愛していない」に封入されていた特典SS。 A4サイズのペーパーに2段書きで書かれている短いストーリーなのですが、それぞれの性格が非常に現れていてステキですvv お話はミハイルの医大時代の同級生の女性の依頼で要人の治療に出掛けた帰りの列車の中での出来事。 治療先でのその女性とミハイルの親密ぶりに内心穏やかではない一臣。 けれど、そのやるせなさのようなものを押し隠そうとすると…
実はこのお話、「シナプスの柩」のスピンオフです。 あのお話で北斗医科大学病院の脳神経外科医として登場していた海堂一臣のお話。 といっても、コレだけ読んでもちゃんとわかりますが。 研修医時代に一緒にウィーンの医科大学病院の脳神経外科で働いていた一臣とミハイル。 ほかの人間と馴染まないミハイルに最初はよい印象を持っていなかったが、少しずつ近付くにつれてその人となりを知る。 そして、それは…