篁ふみさんのレビュー一覧

歪な絆と満ちた情慾 小説

柚槙ゆみ  篁ふみ 

”性に奔放な受け”ってコレじゃない…

2019年刊。
柚槙さんはまだ歴が浅い作家さんの印象だが、複数もの+実父との性的トラウマを持つ受けってこれまた読者にNG出されてふるい落とされやすいシチュエーションに挑戦したなぁ…と。
申し訳ないが、今回は特殊なシチュエーションではなく主体性のない受けってのが個人的に駄目だった。

確かに、思春期に実父に口淫されて性を慰めてもらっていたというのは重大なトラウマになるだろうね。
雨宮は立て…

3

優しい獣と運命の花嫁 小説

森崎結月  篁ふみ 

ストーリーが破綻してる・・・(´・ω・`)

異世界トリップ+花嫁ものです。
自身の特異な能力故に孤独に生きてきた主人公が、全く違う世界に飛ばされる。
そこで運命の相手と出逢って、愛される事で、自分の能力をはじめて受け入れる。
そして、幸せを掴む。

えーと、こちら、大筋自体はとても好みなのです。
ただ、これ、厳しい事を言うようですが、商業作品として出していいレベルでは無いと思う。
説明不足感はすごいし、話は飛びまくりだし、謎は…

12

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ 小説

華藤えれな  篁ふみ 

良いところで終わって悲しみ

華藤先生のこのシリーズを読むと毎回泣かされるのですが、今回も途中から涙が止まらなかったです。

海莉が不憫で健気で初恋の相手に憎まれて、酷い態度を取られるのがかわいそうなんです。
お話の世界観からすればしょうがないのですが、何度本当の事を言ってしまえば良いのにと思ってしまいました。

ただヒューバートも準備を進めて愛理(海莉)にプロポーズするつもりだったのが、いきなり亡くなったと聞いたの…

3

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ 小説

華藤えれな  篁ふみ 

はらはらがとまらない

読む手がとまらず、睡眠時間を削って読んでしまいました。

本の中ほどまで来てもなかなか2人に発展がなく、さらに雲行きが悪くなる始末。
これほんとに1冊で解決するの!?とはらはら。

攻めの情緒不安定さが本編を通して描かれていて、その理由がなぜなのか終盤まで明かされないままなので、途中は「この人大丈夫か...?」とかなり心配になりました。
想う人を失った失意のどん底だったのに、見た目だけ…

7

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ 小説

華藤えれな  篁ふみ 

不覚にも、攻めが可愛く見えてきちゃうんですよ

今作で100冊目との事です。
おめでとうございます!!

で、こちら、王道の誤解によるスレ違いもので、オメガバースになります。
個人的に、健気不憫受けが大好きだったりしますが、今回の受けもかなりの不憫っぷりだったりします。
いや、それでも前向きに兄の子供を育てるめちゃくちゃいい子なのです。

が、攻めがいけない・・・。
酷い。
もう、めちゃくちゃ酷い。
いや、ここまで受けに憎悪…

17

異界の双王と緑の花嫁 フェア店舗限定ペーパー 溺愛の双王と緑の花嫁 特典

3人=2人+1人

本品は『異界の双王と緑の花嫁』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
3人が寝所の事でもめるお話です。

王の伴侶たるもの
寝室は王とともにあるべきだ

サディークの放った一言に
イザイルは王を睨めつけました。

実はサディークの弟である
イザイルの伴侶でもあり
王だからとサディークに
独占されてはたまりません。

一触即発な2人に実はおろおろと
2…

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異界の双王と緑の花嫁 小説

宮本れん  篁ふみ 

神との誓約を超える為に

今回は緑土を失った国の国王&王弟と
樹木医でもある大学の特別研究員のお話です。

異世界の救世主として召喚された受様が
戦争に巻き込まれながらも
攻様達と新しい未来を切り開くまで。

受様は幼い頃から植物が好きで
植物に好かれる緑の手の持ち主です。

大学では森林生態学を学びますが
興味が尽きずに院に進んで樹木医となり
今は特別研究室で研究員をしています。

樹…

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異界の双王と緑の花嫁 小説

宮本れん  篁ふみ 

イケメンサンドウィッチ

3Pスキー。イケメン二人が麗しく、そこは超ご機嫌だったのですが、その他の部分は少々モノ申したくなってしまったので、申し訳ない、萌でお願いします。イケメン3Pものがお好きならお手にとっていただいてもよいのでは。本編290Pほど+あとがき。

大学で植物の研究に勤しむ、植物オタクの実(みのり)。育てるのがひじょーに難しいといわれる「アマーラ」も弱っていたのを助けて無事開花させちゃう緑のゆびの持ち主…

1

にわか雨の外~桜翔太の場合~ 特典

本編よりも……

協力書店限定ペーパーです。
本編で出てきた脇役、攻の太陽の同期である桜視点の話。
太陽と一緒に飲みに行った先で、太陽がゲイなのではないかと周囲で噂されていることについて尋ねる桜と、あっさり男と付き合っていると告白する太陽。

さばさばしている桜のおおらかな性格が良く出ていて読んでいてとても面白かったです。
酒が進むにつれて完全に酔っ払いと化した二人の間に、太陽の恋人であり同棲している時雨…

0

にわか雨の声 小説

水白ゆも  篁ふみ 

物語中盤くらいまで謎が多すぎて入り込みにくすぎる

デビュー作だそうですが、いまいち乗り切れずに読み終わってしまいました。
「言葉」をテーマにしているのですが、全体を通してその部分にばかり焦点が当てられているため、あまり恋愛ものを読んでいるという気持ちになれませんでした。

受と攻は幼馴染みで両片想い。受は生れつき特異な容姿と人の言葉を操り記憶を改竄する能力を持っていて、それがきっかけで周囲に色々な影響を及ぼしてしまってましたが、攻だけは自分…

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