街子マドカさんのレビュー一覧

愛の巣へ落ちろ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

冒頭を引きずってしまう

冒頭の展開を引きずってしまって、ずっとお話に入り込むことができませんでした。
攻がはっきりしない性格であることがこんなに苦手だとは自分でも思っていませんでした、、、、
その後の展開もとにかくしんどい。エンディングもなんだかすっきりしませんでした。

3

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

愛って難しい

虫シリーズが好きで既刊は全て読んでいたため、ワクワクで読み始めました!

虫シリーズを知らない方でも世界観が掴めればこの作品単体でも十分楽しめるかと思います。

今までの作品はハイクラスとロウクラスのお話でしたが、今回はハイクラスの大人同士のお話。

以下ネタバレあり

他の方のレビューにもありますが、お話の前半部分では志波の感情が読み難いです。
世捨て人みたいな空気感があったり…

13

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

到達する境地

ムシシリーズ9作目。「愛の本能に従え!」のスピンオフとのことですが、これ単独でも読めると思います。ひたすら耐えて耐えて乗り越えたという印象のお話、本編350P弱+あとがき+番外編。番外編があって良かった。なかったら読み終わった後呆然としたかも。今、メンタルが超低空飛行なので、なかなか読むのがしんどかったため、萌にしました。

初恋の相手、久史が20歳で結婚し、それ以来誰とも恋愛をしてこなかった…

4

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

泣いた。

終盤の展開に涙が出てしまったのだけど、悲しくてとか、切なくてとかではなく、その清々しさに涙が出た。

雨雲が過ぎ去り、新緑の若葉が日に照らされた様な清々しさだった。


志波を手に入れるためには、何でも言うことを聞けばいいわけではなく、泣いてすがり付けばいいわけではなく、ひたすらに愛を囁けばいいわけではなかった。

しっかりと自立し、自らの生活を送り、日々を自分なりに楽しみ、自分に誇…

4

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

あとがきの後

ムシシリーズの最新作で「愛の本能に従え!」のスピンオフ作品。
樋口先生復帰後の長編作品と言える今作、楽しみにしていました。

ムシシリーズはハイクラスとロウクラスという階級差が背景にあったお話が多かったので、同じハイクラス同士で気になっていた黄辺と志波のお話でした。

とにかく、読んでいる最中はため息の連続で、小休止を挟みながらでないと読めないくらいしんどかった…
志波がわからないんで…

10

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

忘れえぬ人

今回は幼馴染同士の大手製薬会社の部長代理と
大手広告代理店営業マンのお話です。

片恋相手の攻様と再会した受様が新たな関係を築くまで
本編後の2人を描いた後日談を収録。

遠い昔、地球に栄えていた文明は滅亡し、
人類は強い生命力を持つ接触動物と融合して
生き延びる道を選びます。

今の人類は起源種であるムシの特性を受け継ぎ、
ハイクラスとロウクラスの2種類に分かれ
弱肉強食…

8

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

最後までページを捲る手が止まりませんでした

私は長らくムシシリーズから遠ざかっていて既刊の内容も朧げだったのですが、こちらの新刊だけでも問題無く楽しめました。

読み始めは志波の人でなし具合に胸糞悪くなってたんです。でも読み進めて行くと今度は黄辺の最初から諦めていて、気持ちを伝えないどころか話をしないですぐ逃げるところに腹が立って仕方なくなりました。

そして終盤の2人の気持ちがずっと平行線を辿る流れに、コレってもしかしたらバッドエ…

6

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

やっぱりムシシリーズ好き…

いっきに読みましたー!
巻末短編の満足度が特に高かったです。
これが2人にとっての愛。こういう愛のかたちもあるよねというお話。
しっかりと本編、あとがき、巻末と読んで欲しいです!長いですけど一気に読みましょう!

ちょいちょい志波に対しては思考回路どうなってるの?と思うところもありましたが、でも志波のいいなと思うところは嘘がなく、自分の言葉で話をしてくれるところだなと。黄辺は後悔や贖罪の…

5

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

黄辺に感情移入しすぎて…

シリーズで行く末が気になっていた志波×黄辺です。虫シリーズは受けが痛いことになることが多いので、少なくありますように…と思って読み始めましたが、オオムラサキの特性上やはりそれなりでしたね。。自分の生活も黄辺の描写とリンクしていて、読んでいて泣けてきました。傍目からはそれなりの人生で、見目麗しく、きちんと社会生活をして、自活していても、明けない夜の中にいるように空っぽで虚しい。自分だけ愛の循環の中に…

9

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

タイトルが全てを物語る…

黄辺が心配で心配で堪らない気持ちで読み始めました。予想を裏切らない志波の冷たさに、黄辺の健気さに9割がた心を痛めながら読みましたが、まさかの展開にお花畑に迷い込んだ気持ちになりました。
樋口先生、生まれてきてくださってありがとうございます。

4
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