街子マドカさんのレビュー一覧

蜜月~Honey Moon~ 小説

雪代鞠絵  街子マドカ 

順序さえ合っていれば、萌えたのに

姉の夫・久我貴博(28)強引俺様攻め×義弟・小早川由生(21)健気受け
しらじらしさが漂って、萌えきれなかったです。
以前に発行されていた時からの変更としては、挿絵の変更+書き下ろし+特別付録小冊子の内容が収録されています。
挿絵は、個人的に前の方が好きでした。

妾腹の子として目立たないように小さくなって生きてきた由生が、初めて気になった人は、家庭教師で、姉の婚約者になる貴博だった。

1

天気予報ノ恋人 コミック

街子マドカ 

お約束が自然

当たり障りのないコメディかと思って読み進めてみれば
実に歯応えも胃応えも濃厚な一冊。かと言って重苦しい
一方ではなくきちんと息抜きの笑いも挟み、メリハリの
ついた展開で飽きさせる事が一切ない作品です。

暑気払いに良さそうな一冊と評者は観ますが、如何でしょう?

2

ドクターの恋 小説

小川いら  街子マドカ 

いろいろ、分からなかったです。

正直、恋愛という点ではこの作品は良くは無かったと思います。
駆け引きっぽいことをしているけれど、ぬるいというか…。
詳細を語ってしまうと、佳山の印象というのはいわゆる遊んでいるっぽい感じなんです。
赴任早々アプローチしてきた徳原も得たであろうそれを払拭する事無く彼と関係を持って、
でも本当はあまり経験は無いし、私本当はあなたに本気だしー…と、一人悶々としています。
自分でまいた種なのに、…

1

恋愛証明書 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

攻めの良さがちっともわからない

んー。
カフェ店員の受けはゲイなんですけど
幼稚園児(年長)の息子と妻とを連れだってやってくる客のリーマン攻めに
片思いするんですよー。
片思いのはずだったのに、2丁目でうろつく攻めを見つけるんですよ。
実は、離婚しちゃってて、ゲイかもしれないって悩んでて
受けは、そこまでスレてないのに「試してみる?」って誘い受け演じてしまうの。
月に2回、身体の関係を結ぶ二人。
受けは、ずっーー…

3

こどもの瞳 小説

木原音瀬  街子マドカ 

“お兄ちゃん”逆転

妻に先立たれ息子と二人暮らしの岬の元へ
記憶喪失になって6歳まで記憶が後退してしまった
絶縁状態の兄の仁がやってくる。

相思相愛とはいえ、近親相姦。
体はオトナだけど心は6歳児。
息子と同じような精神状態の兄とセックスする弟ってどうよ?

不道徳極まりない設定ですがするする読めました。
セックスの描写も挿絵も、嫌悪感なくみれたのは
木原音瀬さんの筆力と街子マドカさんの画力のマ…

12

本番五秒前 小説

いおかいつき  街子マドカ 

安心して読めるBLらしい作品

 主要人物は全て美形で、ひどい裏切りや暴力といったこともなく、主人公を真剣に思う人は2人いますが、ドロドロとしたところもなく、安心して読める作品でした。
 この恋で、三人が前向きに自分の人生(主に仕事)を進んでいくところも、爽やかでよかったです。
 その分、物足りなさも感じるかもしれませんが、気軽に楽しめる作品だと思います。

 で、よかったのはキスシーン。初めての遼太郎とのキスシーンは、…

0

天気予報ノ恋人 コミック

街子マドカ 

キラキラ

テンポ・絵柄・キャラクター・ストーリー。
全てにおいて大満足な1冊です'`ァ,、ァ(*´Д`*)'`ァ,、ァ

堅物で有名なキャスターと、緩い天気予報士が組んだらどうなった!?
というのが今回のお話。
堅物キャスター・小金井さんが、まったく正反対の性格をした天沢におちょくられ、遊ばれ、かまわれて、どんどんほだされて~という流れが面白かったです。
激怒したり、大いに照…

4

本当のことは言えない 小説

椎崎夕  街子マドカ 

男同士の恋の障害

「あなたの声を聴きたい」のスピンオフ作品ですが。
前作を読んでいなくても全く差し障りはありません(私は未読です)。

大学時代の同級生とふとしたきっかけで、身体の関係を持ってしまった向井。
気の合う友人として見ていた男が、いつしか………と。BLでは王道な設定です。
しかしそんなありがちなお話の中で異彩を放つのが、攻の篠倉です。

ノンケである篠倉を、男同士の不毛な関係に引きずり込んで…

5

あなたの声を聴きたい 小説

椎崎夕  街子マドカ 

気持ちを伝える努力

主人公の苦学生・亨は心の傷を抱えていて、
ある条件を兼ね備えた成人男性が苦手。
おまけに自己表現が苦手で、誤解を受ける事が多々あり、
なかなか辛い状況で生きています。

椎崎さんはネガティブというか、負の心理描写が地味に上手くて、
幸せよりも不幸せな状況を書かせると、実に筆が冴える気がします。
なのでこの方が書かれる「辛い状況におかれた主人公」は、
本当に読んでいて辛いのです…。

3

視線のキスじゃものたりない 小説

きたざわ尋子  街子マドカ 

超能力者

ある日、雅(みやび)は絡まれているところを喬済(たかずみ)に助けられる。しかも喬済は雅のマンションに新しく越してくる大学生とあって親しくなった。
雅には怒りや感情が高ぶると物を壊してしまう特殊な力がある。それでトラブルになったこともあり気にしていた。
雅は助けてくれた恩もあり喬済に好意を持つようになる。が、彼は一と接触するのが苦手な接触嫌悪症だった。その理由が喬済の人に触れると相手の気持ちが読…

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