TAOryan
皆が学生だった1巻から時は流れ、各々が社会人となったところから始まる2巻。1巻の最後で大我が運命の番はゆかかもしれないと気付きましたが、そんな大我にも倫というΩのセフレができています。倫は自分を大事にしてくれて番ってくれるαを探しているし、大我は運命の番しか信じないと言っていて、2人は非常にドライな関係です。しかし、倫の働いている居酒屋にゆかと薫が訪れ、まさかの倫の運命の番が薫だと発覚。4人はそ…
オメガバースの美味しくもあり複雑でもある設定を学校という閉鎖的空間にあてはめ、存分に活かして描かれていました。幼馴染との優劣関係が逆転してしまうところや、築いてきた友人関係が破綻してしまうところなどは、実際に学生時代に性別検査をしたらきっとこんな風になってしまうんだろうなぁ、というリアリティがありますね。オメガバースでは運命の番という設定を用いる作品と用いない作品があるかと思いますが、こちらは後…