吾妻香夜さんのレビュー一覧

ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

もっと早く読んでおけばよかった

いつの日か購入していて、まだ読んでいない作品だったな、と手に取ったのが「ラムスプリンガの情景」。なんの情報もなくぱらぱら読んでいましたが、圧倒されました。なんだこの作品は。BLではあるが、これは壮大な人生の物語であった、、、。そしてなんといっても最後のシーンで、素敵な映画を見終えた気分でした。なんでこれを買って直ぐに読まなかった私とつっこんでしまいました笑。80年代のアメリカが舞台ですが、服装も小…

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親愛なるジーンへ 1 コミック

吾妻香夜 

マイノリティ

ラムスプリンガも素晴らしい作品だったが、この作品もとても素晴らしかった。
孤独な二人が出会い、互いを知っていく過程がとても丁寧に描かれている。
レストランでのシーンが特に印象的だった。
取り乱すジーンと違い、当事者のトレヴァーが冷静に対応するのがなんとも痛々しい。
なんてことのないシーンに見えるのに、マイノリティを隠しながら生きる辛さが伝わってくる。
結ばれるまでのシーンもとても丁寧で、…

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親愛なるジーンへ 1 コミック

吾妻香夜 

間違いない

私の中では、間違いのない神作品です。
絵は少し古めかしく感じますが、心理描写の巧みさと小技の効果的な使い方、素晴らしいと思います。

先生は竹書房関係ではエロ重視な個人的なイメージがありますが、この作品は総じて綺麗。
漫画を娯楽として読んでいますので宗教関係にあまり詳しくありませんが、丁寧なストーリー運びは素晴らしいと思います。

ただ、申し訳なく思いますが、待つ期間が長い…。
雑誌…

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桜田先輩改造計画 コミック

吾妻香夜 

もう凄いしか言葉が出ない

やー、凄い作品とはなんとなく知っていましたが、ここまでとは!
壬生のSM衣装での登場に私も桜田と同じ顔になってしまいました(゚Д゚)

作者さんの作品は初読みなのですが、この作品から読んで良かったのでしょうか?
もう完全に作者さん=変態(褒めてる)との認識になってしまいました。
作画が綺麗な線でしっかりと描かれており、ど変態な衣装やら道具、プレイが際立っています笑

壬生だけじゃなく…

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ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

映画みたいな海外舞台BL

アメリカで映画化してほしい!!!
見た目は20歳、中身は3歳な天使攻× 男娼をしてる夢破れたダンサー受。
設定が物凄いので重厚な読み心地なんだけど、同時にピュアピュアな攻の可愛さだったり、そんな攻に感化されて気持ちが解れていく受だったり、見てて幸せになれる。
あと受が擦れてるようですごく優しく一生懸命な子なのがいじらしくて、好き。
ラストはまだまだふたりの山あり谷ありな人生が続いてくのが…

3

ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

今更レビュー

評価のみでレビューしていなかったので、再読してみました。
何度読んでも素晴らしいものは素晴らしい……としか言いようがない。

「恋の呪い」
呪いは、災厄や不幸をもたらしめるもの。
可能性を捨て、生涯アーミッシュとして生きることを選んだクロエは?
テオへの恋?を諦めているダニーは?
足掻いて悩んで迷ってオズを選んだテオは?
 
恋は、人に何かを捨てさせてしまう呪いのようなもの。

4

桜田先輩改造計画 コミック

吾妻香夜 

SM×ラブコメの馴染み具合が良すぎる件

こんなにハイテンションなSMって初めて読みました。
SMとラブコメってこんなに相性が良かったんですね!

SMモノってもっと悲痛というか、暗い過去や
役割を演じる二人の間に歪な関係性があったり、
シリアスになりがちだと思っていたけれど全然違いました。
これならSMが苦手という方も大丈夫なんじゃないでしょうか。

何よりちっとも痛くなさそうで、愛もあって、
ちゃんと気持ち良さそうな…

1

親愛なるジーンへ 1 コミック

吾妻香夜 

当時と今がどう繋がるのか、2巻が本当に楽しみ

 『ラムスプリンガの情景』のスピンオフということでとても期待して読み始めたのですが、期待以上のものが得られた作品でした。個人的にスピンオフものは、元の作品を越えられるか否かよりも、元の作品とはまた異なる魅力を見せてくれて、どちらの作品も違った味わいがあって楽しめるというのが理想なのですが、このシリーズはまさにそれでした。

 今回はメイン2人の恋愛以外にも、様々な要素が詰まっていたように思いま…

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親愛なるジーンへ 1 コミック

吾妻香夜 

『ラムスプリンガの情景』のダニーのお兄さん・ジーンのお話

『ラムスプリンガの情景』にも出てきた、ダニーのお兄さん・ジーンのお話、5話に出てくる、ジーン。
作者はアーミッシュにご執心らしくて、この作品もアーミッシュについて 涙を拭くハンカチが必要な展開に進みそう。

弁護士の叔父の昔の日記を見つけた甥が読む形で進行する物語。甥といっても血縁はない。トレヴァーは、捨て子で養子になった人。
夏休みに、トレヴァー宅の書斎を借りることになった甥のジーンが、…

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ラムスプリンガの情景 コミック

吾妻香夜 

完成度が高い

無知なものでアーミッシュという実際に存在する集団を知らなかったのですが、その独自の規律や現代の生活からかけ離れた暮らしぶりに非常に魅力を感じました。
この世界観のBLをもっと読んでみたいと思いました。
それくらい魅力的で新鮮でした。

攻めのテオドールは太陽みたいにキラキラしたワンコみたいな攻めで、体だけ成長した子供みたい。
私の好みではなかったんですが、夢や希望から遠ざかって荒んでいた…

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